ソノ声で、ソノ歌を。（漫画）- マンガペディア

概要・あらすじ

女子高生の月見野星歌は、憧れのリュシフェルのボーカリスト、大河内咲夜に会いたいがために、即席バンドのルナエクリプスを結成。大河内咲夜プロデュースバンドのオーディションに参加し、最終選考まで残ることができた。しかし、最終オーディション直前に、ルナエクリプスのボーカルが脱退。そこで星歌は、急遽ボーカルを探す。そんなときに彼女の目の前に現れたのが、水木真音だった。彼は半年前に転校してきた謎多き人物で、ボサボサ頭にフード、大きなマスクが特徴で、どんな顔や声をしているのか、まったくわからなかった。ある日の下校時、パトカーに追われた暴走バイクが、通学路に迷い込んできた。バイクの行く手には、星歌がいたが、イヤフォンをしていて、まったくバイクに気づかない。同級生が声を張り上げるが、星歌には届かなかった。それを見ていた真音はマスクを外し、大声で「避けろバカ」と叫ぶ。バイクの音も友達の声も聞こえなかったのに、真音の声だけは星歌に届いた。すんでのところで難を逃れた星歌に、真音が駆け寄って声をかける。初めて聞く真音の声は、スーパーイケボ(イケメンボイス)だった。翌日、真音のことが気になる星歌は、真音をこっそり尾行する。真音が向かった先は、アニメの録音スタジオだった。真音は、新人声優だったのだ。スタジオから出てきた真音に、星歌はバンドのボーカルになってくれるように頼むのだった。

登場人物・キャラクター

月見野星歌 (つきみのせいか)

明日葉高校に通う女子高生。ボサボサのセミロングが特徴。世界的バンドのリュシフェルのボーカリスト、大河内咲夜に会いたくて、ルナエクリプスというバンドを結成。バンドでの役割はヘアメイクと衣装。「明日葉高校の専属ヘアメイク」「モテメイクの伝道師」の異名を持つほどメイクが得意で、学校中の女子から頼りにされている。水木真音の声に惹かれ、バンドのボーカルに勧誘する。

水木真音 (みずきまおと)

明日葉高校に通う男子高校生。178センチの長身。ボサボサ頭にフードを被り、顔のほとんどが大きなマスクで覆われているため「マスクマン」のあだ名を持つ。陽向真音の名前で声優活動を行っており、実はスーパーイケボ、超イケメン。

大河内咲也 (おおこうちさくや)

青い瞳を持つ黒髪の美男子。人気ロックバンド・ルシファーのボーカルを務める。目つきやしぐさ、声、指の動き腰の動きまで、全て女性を誘惑するようにできていると言われる転生の女たらし。気まぐれで奔放な性格をしており、女性スキャンダルは業界一だと言われている。飛び出してきた雪村愛音を、危うく車で轢きそうになったことから、彼女と知り合う。この際、愛音が落とした彼女の詩を読み、その才能を発見。強引に作詞家としてルシファーに勧誘する。愛音に官能的な詩を書かせるためにHな想像をさせるような行為を繰り返していくうちに恋仲となった。母がラルフ・グレイザーと結婚して結婚して間もない頃に、その父ルパート・グレイザーに強姦されて妊娠。このため、母は夫と義父、どちらの子かわからないままに咲也を産んでいる。誕生後、咲也が青い瞳をしていたため、彼がルパートの子であることが発覚し、母は浮気者として離婚をさせられ堕ちた生活を送っていた。そのため咲也は、自分の青い瞳を罪の烙印と言う。ラルフとは異母兄弟であるが、確執を抱いている。