デスハンター

デスハンター

宇宙からの侵略者デスを抹殺するために訓練されたデス・ハンター田村俊夫の戦いと、新人類の誕生を描くSF漫画。原作、平井和正。

正式名称
デスハンター
ふりがな
ですはんたー
原作者
平井 和正
作画
ジャンル
その他SF・ファンタジー
 
バトル
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概要・あらすじ

カーレーサー田村俊夫はレースで大事故を起こし、会社を解雇されてしまう。自暴自棄になった俊夫。そんな彼のもとに、シャドウと名乗る男が現れ、彼をカリブ海の孤島に連れて行き、大金と餌にサバイバル・テストを受けさせる。テスト中に出会ったリュシール・ブルーエ林石隆と力を合わせることで、俊夫は過酷なサバイバル・テストに合格するが、最終テストでの銃撃戦により左腕と右目を失ってしまう。

実力を認められた俊夫は、超高性能な義手と義眼を与えられ、宇宙からの侵略者デス抹殺を使命とするデス・ハンターとなり、血みどろの戦いに巻き込まれていく。

登場人物・キャラクター

田村 俊夫 (たむら としお)

自動車会社の専属レーサーだったが、大事故により解雇される。その後、謎の男・シャドウのテストを受け、デスを抹殺するデス・ハンターとなった。強靭な肉体を持つ青年で、瀕死の重傷を負っても驚異的なスピードで回復する。シャドウの最終テストで左腕と右目を失うが、怪力を発揮する義手と暗視機能を備えた義眼が与えられている。 射撃の腕前は数いるデス・ハンターの中でも一、二を争うと言われている。一見クールな性格に見えるが、優しい心根の持ち主で、「疑わしい者は殺す」というデスハンターの方針に苦悩する。

シャドウ

デス・ハンターを指揮する司令官。銀の髪にサングラスの謎の男。人間に寄生する宇宙生命体デスを抹殺するためには手段を選ばない冷血漢。感情を表に出すことはほとんどない。田村俊夫、リュシール・ブルーエ、林石隆らをスカウトした。CIAの創立者ダレス長官の懐刀だった人物と言われている。

リュシール・ブルーエ (りゅしーるぶるーえ)

デス・ハンター。元アラブ・ゲリラの工作員。ハイジャックした飛行機が着陸に失敗し、瀕死の重傷を負うが、驚異的な生命力で回復し、デス・ハンターにスカウトされる。カリブ海の孤島でのサバイバル・テストでは、田村俊夫と協力して窮地を切り抜けた。デス・ハンターとなってからは順調に任務をこなしていたが、かつて所属していたアラブ・ゲリラ組織に捕まり、拷問を受け、再起不能の傷を受ける。 だが、基地がデスに襲撃されている間に謎の復活をとげる。

林 石隆 (りん せきりゅう)

もと某国破壊工作員。格闘技の達人。日本での破壊工作活動で重症を負うが、その不死身の生命力を見込まれ、シャドウにスカウトされる。カリブ海の孤島でのサバイバル・テストでは、田村俊夫、リュシール・ブルーエと協力し、合格を勝ち取った。その後も工作員としての経験の豊富さから、俊夫に何かとアドバイスする。 精神改造によりシャドウの指示に盲従するようになった俊夫が他のデス・ハンターを殺した時、その場を収めるため、俊夫と素手で決闘を行い、かろうじて勝利した。

マリアンヌ

田村俊夫の恋人。俊夫がサバイバル・テスト後に帰国した際、林石隆が所属していた某国の特務機関に誘拐されてしまう。だが、マリアンヌはこの時、既にデスに寄生されており、工作員たちは彼女の手にかかり全滅してしまう。事態を察した俊夫は激闘の末、デスに寄生されたマリアンヌを葬りさった。 この事件がきっかけとなって、俊夫はデス・ハンターとなることを決意する。

田沼俊夫の姉

田沼俊夫の姉。俊夫が子供の頃から、驚異的な回復力を持っていたことを医者に伝えた。林石隆が所属していた某国の特務機関に俊夫の恋人のマリアンヌとともに誘拐され、殺されてしまう。

加賀美 明 (かがみ あきら)

コスミック電気の元研究員。専門はレーザー通信だが、実はレーザー兵器の研究をしていた。加賀美明がデスである疑い抱いたシャドウは、田村俊夫に彼を家族もろとも抹殺するよう命じる。

加賀美 良子 (かがみ りょうこ)

コスミック電気もと研究員加賀美明の妹。デスに汚染された疑いのある加賀美家の一員。俊夫は加賀美良子を暴漢に襲わせ、その窮地を救うことで、加賀美家に潜入した。だが、任務の途中、俊夫ははからずも良子に惹かれていく。

加賀美 陽子 (かがみ ようこ)

コスミック電気のもと研究員加賀美明の妻。デスに汚染された疑いのある加賀美家の一員。夫・明が開発したレーザー兵器の技術を狙う某国特務機関(林石隆の古巣)の工作員たちをレーザー光線で皆殺しにした。

ケント

CIAエージェント。田村俊夫が、デスに汚染された疑いのある加賀美家へ潜入するためのサポートを行った。できれば加賀美明が開発したレーザー光線の技術を手に入れたいと考えている。

イワノフ

デス・ハンターのメンバーで、機関随一の怪力の持ち主。サバイバル・テストの際にはジャガーを素手で殴り殺した。だが、デス・ハンター・キャンプに侵入したデスの襲撃を受け、首を切断されて絶命した。

木村

毎読新聞の記者。デスの存在を知り、新聞に記事を載せようとする。しかし、デス・ハンター機関に家族を人質にとられ、記事は闇に葬られてしまう。

集団・組織

デス・ハンター (ですはんたー)

『デスハンター』に登場する特殊工作員たちの名称。彼らは皆、過酷なテストをクリアした強靭な肉体と精神の持ち主で、驚異的な生命力を誇る。謎の宇宙生命体「デス」の侵略から人類を守るための訓練を受け、特殊な装備を身に着けている。司令官シャドウの命令によって行動する。

その他キーワード

デス

『デスハンター』に登場する謎の宇宙生命。人間に寄生し、思うままに操るとされている。デスに寄生された人間は、信じられないほどの怪力と回復能力を発揮し、通常の攻撃では殺害不可能となる。寄生していた人間の体が使用不可能になると、緑色の不定形生命体となって体外に逃げ出す。

クレジット

原作

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