ナナオ=ヒビヤ

ナナオ=ヒビヤ

七つの魔剣が支配する(漫画)の登場キャラクター。別称、響谷 菜々緒。

登場作品
七つの魔剣が支配する(漫画)
正式名称
ナナオ=ヒビヤ
別称
響谷 菜々緒
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概要

キンバリー魔法学校に通う留学生の少女で、学年は1年生。東方(エイジア)は日の国(やまつくに)の東陸(とうりく)、永泉(えいせん)の武家の生まれ。本名は「響谷菜々緒」ながら、異国の風習にあわせて「ナナオ=ヒビヤ」と名乗っている。「無垢の純白」と呼ばれる特異体質の持ち主で、体内の魔力循環が活発化すると黒髪が真っ白に変化する。入学の日にカティ=アールトを襲った騒動に助太刀したことをきっかけに、オリバー=ホーンたちと行動を共にするようになる。腰に太刀をはき、制服が届くまでは袴で過ごす出で立ちだったことから、周囲の生徒からはサムライの少女として奇異の目で見られている。性格はいたって快活で好奇心旺盛な精神をしており、まさしく竹を割ったような考えの持ち主。魔法に縁もゆかりもない生活をしていたため、オリバーたちに比べて魔法に関する知識がない欠点があるものの、その卓越した剣技は魔法剣のことを知らないながらもオリバーと互角以上にやり合うほどの実力を有する。人好きのする性格の一方、キンバリー魔法学校へ通う直前まで負け戦のただ中にいたという強烈な体験が死生観に大きな影を落としている。生家と桐生家とのあいだで行われた東陸茜坂峠(あかねざかとうげ)の負け戦に、僅か200人の寡兵を率いて出陣することとなったナナオは、5万の敵兵を相手に獅子奮迅の活躍を見せた。その勢いは、多くの敵兵を切り伏せて相手の戦意を挫き、敵将の息子である相馬安綱(そうまやすつな)を討ち果たすほどのものだったが、最後は多くの戦友を失いながら特攻し、自分も討ち取られる寸前まで追い詰められた。しかし、ナナオの魔法使いとしての才能を見初めたミシェーラ=マクファーレンの父親・セオドール=マクファーレンが戦場に介入し、彼にスカウトされたことで命を拾い、留学生としてキンバリー魔法学校へ通うこととなる。命を拾ったナナオだったが、本人は今でも戦場にいる感覚が抜けきっておらず、自分が生きているのか死んでいるのかすら定かでない、追い詰められた死生観の中で日々を過ごしていた。そのため、自分の命を有効に使える死に場所を渇望しており、自分の剣術流派が伝える「復讐の剣は愉しからず相愛の剣こそ愉しけれ」という思想のもと、互いを認めて尊敬し合う相手と尋常に果たし合う「仕合わせ」という結末を求めていた。魔法剣の授業の場で切り結んだオリバーとのあいだに運命を感じたナナオは、その仕合わせの相手にオリバーを選ぶもののふられており、自暴自棄になることもあった。しかしながら、オリバーら友人たちに叱られたことで新しい生き方をキンバリー魔法学校で探していくと決心し、以後は死地にわざと身を投げ出すような捨て鉢な行動に出ることはなくなった。

登場作品

七つの魔剣が支配する (ななつのまけんがしはいする)

宇野朴人の小説『七つの魔剣が支配する』のコミカライズ作品。相手を絶命せしめる剣技「魔剣」が六つ存在する世界で、キンバリー魔法学校の新入生であるオリバー=ホーンは、入学式の日に出会ったサムライ少女のナナ... 関連ページ:七つの魔剣が支配する

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