ハイキュー部!!

ハイキュー部!!

古舘春一の『ハイキュー!!』のスピンオフで、宮島京平の初連載作品。本作では、『ハイキュー!!』の主人公、日向翔陽が所属する烏野高校排球部のライバルたちが主役になっている。彼らが所属する音駒高校バレーボール部を中心に、さまざまな部活動に励む高校生たちの日常を1話完結で描いた、ハイテンション部活動コメディ。原作で翔陽たちのライバルとして登場した選手たちの休日や放課後の出来事、個性豊かな部員同士の交流、至る所で巻き起こる事件などがコメディタッチで描かれ、原作や他作品のパロディネタも多く登場する。集英社「少年ジャンプ+」で2019年5月13日から2025年3月24日まで連載。原作は2014年4月のテレビアニメ化をはじめ、舞台化やゲーム化などメディア化が多数展開されている。

正式名称
ハイキュー部!!
ふりがな
はいきゅーぶ
原作者
古舘 春一
作者
ジャンル
バレーボール
レーベル
ジャンプコミックス(集英社)
巻数
既刊14巻
関連商品
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『ハイキュー!!』のスピンオフ作品で部活動コメディ

本編の『ハイキュー!!』は古舘春一の代表作でもある青春バレーボール漫画で、集英社「週刊少年ジャンプ」2012年12号から2020年33・34合併号にかけて連載され、少年ジャンプでは珍しいバレーボール漫画としても知られる。2014年のテレビアニメ化やゲーム化などメディアミックスが多数展開される人気作品となり、本作のほかにもスピンオフ漫画『れっつ!ハイキュー!?』がレツの作画で連載された。なお本作は、本編の主人公たちのライバルとして登場するキャラクターたちの部活動や、日常に焦点をあてたハイテンション部活コメディとなっている。

日向翔陽の登場は少なめで顔は隠されている

『ハイキュー!!』の主人公である日向翔陽も本作に登場するものの、出番は控えめ。しかも顔が隠された状態で登場しており、この理由も明かされていない。また翔陽が通う烏野高校や、彼のチームメートである烏野高校バレーボール部の面々もあまり活躍の場はない。その分、翔陽以外のキャラクターの掘り下げが積極的に行われている。毎回異なるライバル校が登場し、1話完結形式で描かれる。

ライバルキャラクターたちの意外な一面を楽しめる

烏野高校バレーボール部の日向翔陽を主役とする本編とは違い、本作はライバル校や脇役の意外な素顔を垣間見ることができる。特に梟谷学園高校、音駒高校、青葉城西高校、白鳥沢学園高校、稲荷崎高校、伊達工業高校の部員が登場することが多い。本作はギャグやコメディがメインとなっており、本編やほかの有名作品のパロディネタもふんだんに盛り込まれている。また試合や特訓の描写は少なく、本編のようなスポーツ漫画とは一線を画すものとなっている。

登場人物・キャラクター

孤爪 研磨 (こづめ けんま)

音駒高校バレーボール部に所属する男子。ポジションはセッター。身長169.2センチで、体重58.3キロ。黒尾鉄朗とは幼なじみ。周囲に指摘されて金髪にしたが、染め直すのを面倒がってプリン頭になっている。猫目の三白眼で無気力そうな脱力系ながら、実はかなりの負けず嫌い。マイペースな性格で、内向的な性格をしている。趣味はゲームで、休日や空き時間にスマートフォンや携帯ゲーム機で遊んでおり、ゲーム大会に参加するほどの腕前。好物はアップルパイ。

黒尾 鉄朗 (くろお てつろう)

音駒高校バレーボール部のキャプテンを務める男子。ポジションはミドルブロッカー。身長187.7センチで、体重75.3キロ。孤爪研磨とは幼なじみ。鶏冠のような黒い短髪と垂れ目が特徴で、愛称は「クロ」。研磨とは幼少期の引っ越しをきっかけに知り合い、親の留守中にゲームやバレーボールを楽しむうちに親しくなった。イタズラ好きながらキャプテンとしての責任感は非常に強い。好物はサンマの塩焼。

クレジット

原作

関連

ハイキュー!! (はいきゅー)

古舘春一の代表作で、2作目の連載作品。宮城県の烏野高校バレーボール部を舞台に、小柄ながら類いまれな跳躍力を持つ日向翔陽が、中学時代の敗北を乗り越え、リベンジを誓う物語。翔陽は高校進学を機に、かつての天... 関連ページ:ハイキュー!!

れっつ!ハイキュー!? (れっつ はいきゅー)

古舘春一の『ハイキュー!!』のスピンオフ作品。著者は『現存!古代生物史パッキー』などの作品があるレツ。『ハイキュー!!』の主人公である日向翔陽が、所属する烏野高校排球部を舞台にしている。翔陽をはじめと... 関連ページ:れっつ!ハイキュー!?

書誌情報

ハイキュー部!! 14巻 集英社〈ジャンプコミックス〉

第1巻

(2019-11-05発行、978-4088821573)

第2巻

(2020-05-01発行、978-4088823157)

第3巻

(2020-05-01発行、978-4088823164)

第4巻

(2021-12-01発行、978-4088828657)

第5巻

(2021-12-01発行、978-4088828664)

第6巻

(2022-05-01発行、978-4088831404)

第7巻

(2022-07-04発行、978-4088831824)

第8巻

(2022-09-02発行、978-4088832302)

第9巻

(2023-01-04発行、978-4088833477)

第10巻

(2023-08-04発行、978-4088834634)

第11巻

(2024-02-02発行、978-4088836966)

第12巻

(2024-08-02発行、978-4088840314)

第13巻

(2024-12-04発行、978-4088843254)

第14巻

(2025-09-04発行、978-4088845234)

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