概要
ウィンダミア人の青年。ウィンダミア王国の宰相と、空中騎士団を含めたウィンダミア王国軍の総司令を兼任している。つねに眼鏡をかけており、眼鏡に対しては非常にこだわりを持っている。プロトカルチャーの遺跡を守護する一家の生まれで、かつてはウィンダミア空中騎士学校に在籍しており、その際に知り合ったキース・エアロ・ウィンダミアとは、親友であり、よきライバルといった間柄。
冷静な性格はキースに似ているが、彼と違って穏やかで人当たりもよい。これが、王宮では家族にすら壁を作っていたキースの心を開いた理由の一つとなっている。また、ウィンダミア第一次独立戦争が発生した際には、新統合政府とウィンダミア王国が、それぞれの前線以外には攻撃を仕掛けないという条約を結んでいたにもかかわらず、新統合軍がスパロゥヘードに攻撃を仕掛けた際には、新統合政府が戦争以外の何かを目的としている事を察するなど、頭脳明晰な様子を見せる事も多い。
訓練が終わってからは事あるごとに遺跡見学をしたがっており、ウィンダミア第一次独立戦争が発生してからも同様であったため、その探求心をキースに呆れられる事もあった。
カーライルの黒い嵐が発生した時は、衝撃波から何とか逃れており、墜落して気絶したキースを介抱したものの、空中騎士学校の仲間やアルドリア卿、そして、130万人もの命が消滅したところを目の当たりにしている。騎士学校を卒業後は、その豊富な知識と経験を買われて、ウィンダミア王国の宰相に就任。
その際、ダーウェントの白騎士に選ばれたキースに対して、ロイド・ブレーム自身は大地から、キースは空から、それぞれウィンダミア王国を守るという約束を交わした。一方で、遺跡のメカニズムを解明していくにつれて、選民思想に近い理想を抱き、次第にキースとすれ違う事が多くなる。新統合政府や地球人に対しても、宰相に就任してからしばらくのあいだは、武力を行使する事には慎重な様子を見せていたが、ハインツ・ネーリッヒ・ウィンダミアの戴冠式において、突然に新統合政府の打倒と、ウィンダミア王国を中心とした大銀河文明の樹立を宣言した事で、ますますキースから疑念を買ってしまう。
しかし、ウィンダミア王国を憂う気持ち自体は本物で、その点は現在においても信頼されている。
かつてはパイロットとしても活躍していたが、現在は一線を退いている。しかし剣術の腕は依然として高く、キースからは一本も取られた事がない。
登場作品
マクロスΔ 黒き翼の白騎士 (まくろすでるた くろきつばさのしろきし)
TVアニメ『マクロスΔ』のスピンオフ作品。アニメにおける敵対勢力であるウィンダミア王国と、国を守る精鋭である空中騎士団の面々の過去、そして、ウィンダミア第一次独立戦争に踏み切るまでの経緯など、本編につ... 関連ページ:マクロスΔ 黒き翼の白騎士
関連リンク
- 関連人物・キャラクター
- キース・エアロ・ウィンダミア