概要
片桐高校2年3組に所属する女子で、のちに3年1組に進級する。堀京介と堀百合子の娘で、堀創太の姉。学校では前髪を左寄りの位置で斜めに分け、胸まで伸ばした茶色のロングヘアをゆるく巻いている。帰宅後は前髪を適当にぼさぼさに分けてヘアピンで留め、ストレートに戻したロングヘアを、耳の下の位置で2つ結びにするなど、地味な髪型と服装をしている。
そのため、帰宅後の姿は友人の吉川由紀ですら、堀京子とわからないほどに別人となっている。子供の頃は周囲から「京ちゃん」と呼ばれており、当時から親しい千石翔は今でもそう呼ぶ。一見派手でちゃらちゃらとした雰囲気だが、実際はまじめで落ち着いたしっかり者。仕事で留守がちな母親に代わって家事全般をこなし、創太の面倒もほぼ一人で見ている。
さらに成績も非常によく、友人にノートを見せたりと頼られる事も多い。しかし、その面倒見のよさと責任感の強さを周囲に利用され、校内の仕事を押し付けられてしまう事も多い。ある日クラスメイトの宮村伊澄が、道で転んでケガをした創太を家まで送り届けてくれたのがきっかけで、学校での姿とはまるで違う伊澄の意外な一面を目にし、親しくなっていく。
当初はなかなか素直になれず、伊澄への思いも自覚していなかったが、高校3年生の夏から、とうとう伊澄と交際を始める。独占欲が非常に強い一面があり、伊澄が実は美形である事は、できるだけ知られてほしくないと思っている。また、伊澄が女性に関心を持たれていると、嫉妬のあまり怒り出す。
やがて、伊澄の同性の友人たちにも嫉妬するようになるため、伊澄の友人たちには少し怖がられている。さらに、普段は落ち着いているが、伊澄に危害を加える相手には容赦がなく、怒ると非常に怖い。そのため、谷原マキオなどからは恐れられている。勉強は得意だがどこか抜けたところがあり、伊澄には「アホ」と評される事が多い。
生徒会長の翔とは、同じ「あかり幼稚園」に通っていた頃からいっしょの幼なじみだが、小学校低学年まで翔をいじめていた事もあり、その負い目から翔に頼まれた仕事は断りにくい。父親の京介と母親の百合子は別居中で、百合子、京子、創太の三人で暮らしていた。しかし、高校3年生の夏、伊澄との交際開始と同時期に京介が頻繁に家に戻って来るようになり、ほぼ元の四人家族状態に戻る。
ホラー映画が大好きで、DVDを借りて来ては、家族や伊澄と見ている。音楽には詳しくなく、創太の好きなアニメソングや特撮ソングばかり聞いており、流行の曲はあまり知らない。料理は得意だが、お菓子作りはなぜか下手。早口言葉と、絵を描く事は苦手。苦手な食べ物はシチューとコーヒーとブルーベリー。
特にシチューが嫌いで、小学校給食に出た際は、無理に食べようとして吐いてしまった事がある。ペンの持ち方が悪く、指にペンだこがある。特技は暗記。
登場作品
堀さんと宮村くん (ほりさんとみやむらくん)
学校では派手で目立つが、家では家事に追われるしっかり者の女子高校生と、学校では地味で目立たないが、実は派手なファッション好きな穏やかな男子高校生。そんなまったく対照的な二人が、互いの本当の姿を知った事... 関連ページ:堀さんと宮村くん
関連リンク
- 関連人物・キャラクター
- 宮村 伊澄