天地 志狼

中学の修学旅行中に現代日本から、泉真澄と共に三国時代にタイムスリップしてしまった少年。額にホクロがある。母親は北京出身であるが、天地志狼が幼い時に亡くなっている。父親と共に希望もなく暮らしていたところ、幼なじみである真澄のおかげで明るさを取り戻した。性格は明るく活発で、大の歴史好き。また頭の回転も速く、要点をつかむのが得意。戦場で目覚め、曹仁の兵に殺されそうになった際、蓮花と徐庶に助けられる。志狼をかばった際に徐庶は重傷を負って亡くなるが、以降は彼の意思を継いで軍師として劉備に仕える。本で得た知識を使って蜀を勝利に導いていくが、ある日司馬仲達によって真澄を奪われ、自分も重傷を負う。その時に左慈に命を救われたことをきっかけに、さらに仙道を学び、雲体風身、空波山、念体などを使えるようになる。以降は自らも戦場で戦い、五虎神や、強者たちと出会っていく。赤壁の戦いの後は蜀を離れ、自分の軍を結成するため匈奴の地を訪れる。そこでも仲達の刺客と戦い、さらに匈奴の内乱に巻き込まれながらも勝利を収める。（龍狼伝）

大部隊を一人で全滅させるほどの戦闘能力と、曹操すら唸らせるほどの知略を誇ることから「竜の子」「竜の軍師」と呼ばれ、慕われている。自分と共にタイムスリップした泉真澄の行方を捜しており、その道中で「闘仙術・念体」と呼ばれる新たな力を身につけた。曹操のもとに身を寄せながら、「征南将軍」の地位を任される。仲達が扇動していると思しき呉軍との戦いを制するべく、曹操軍の武将である張遼やラン、呂烈と共に荊州の防衛を担う。（龍狼伝 中原繚乱編）

宿敵である五虎神の一角・白冥虎の策略によって毒に倒れるが、仙女の一人である真諦の治癒の力で一命を取り留めた。さらに、容態が回復する中で不思議な感覚に目覚め、中国に新たな国を興すことを志すようになる。（龍狼伝 王霸立国編）