日比野 カフカ

民間清掃会社「モンスタースイーパー」に所属していた男性。年齢は32歳。誕生日は8月5日で、身長は181センチ。好きな食べ物はカレーライスとハンバーグ。緊張するといつもより食べ過ぎるという悪癖を持つ。亜白ミナは同じ小学校に通う幼なじみで、住んでいた場所が怪獣に襲われたことをきっかけに、彼女と共に日本を防衛する日本防衛隊に入隊し、怪獣を殲滅させるために戦おうと誓い合っていた。だが、ミナと比べて実力が劣っていたことから防衛隊試験に不合格となり、彼女一人が防衛隊に入隊することになってしまう。夢破れたことで心が折れ、やむなくモンスタースイーパーに就職して、10年にわたり働き続けている。仕事もまじめにこなしていることから、職場の同僚との関係もよく、今の生活に不満を持っている様子はないが、仕事で怪獣の姿を見るたびに、自分も戦いたいという悔恨に苛（さいな）まれていた。そんなある日、防衛隊への所属を志す市川レノと出会い、仕事中に襲い掛かってきた怪獣を、ケガを負いながらも共に追い払うことに成功する。その際に、レノから共に防衛隊を目指そうと諭されたことで、もう一度防衛隊試験を受けることを決意。しかしその夜、怪獣らしき謎の生物に寄生され、肉体が怪獣8号へと変質してしまう。レノを巻き込んでパニックになるものの、紆余曲折を経てなんとか元の身体に戻ることができたが、レノと口裏を合わせて怪獣に変身できることを隠しつつ生活する羽目となる。それからは数か月のあいだ、モンスタースイーパーの仕事をこなしながら防衛隊試験の勉強を続けて、最後のチャンスとばかりに、レノと共に防衛隊試験に挑戦する。試験では、体力のなさを指摘されたり、隊の正式装備であるスーツの解放戦力を満足に引き出せず苦戦を強いられるも、あきらめの悪さから最後までやり続け、最終審査となる。そして怪獣との実戦では、レノと力を合わせたうえで、モンスタースイーパーでの仕事を続けるうちに記憶していた怪獣の弱点を的確に攻撃するなど、これまでの失敗を取り戻すべく奮闘する。しかし、試験中に紛れ込んだ人型の怪獣によって、試験参加者の四ノ宮キコルが窮地に陥ると、思わず怪獣8号に変身して彼女を救う。試験の結果は芳しくなく、本隊からは不合格と判定されかけるが、日比野カフカの指揮能力と底力を惜しむ声と共に、怪獣8号となんらかの関係があるのではないかと疑う保科宗史郎の推薦によって、防衛隊試験の合格者の一人となる。その後、保科が率いる日本防衛隊の第三部隊に正式に配属され、怪獣8号としての正体を隠しながら、怪獣から人類を守るべく奮闘する。なお、モンスタースイーパーに所属していた時は酒とタバコを好んでいたが、防衛隊で活動するようになってからは、体力維持のために控えている。