概要
普段はおしとやかだが、柳生新陰流の免許皆伝の腕前で、剣術・体術に長ける。あだ名は十兵衛。山岸八十八からのHな悪戯に困惑しつつもまんざらでもなく、楽しい学園生活を送っていた。第一部のハレンチ大戦争で八十八と生き別れになっていたが、第二部で再会。15歳の若さで教員免許を取得したうえ、奥義を究め、剣聖・柳生十兵衛三厳の名を受け継いだ。
また、ハレンチ大戦争の反省から、この世からHなことを無くすという使命に燃えていたが、いつの間にか、なし崩し的に元の十兵衛に戻り、八十八と結婚する。
『バイオレンスジャック』における柳生みつ子
同じ永井豪の作品である『バイオレンスジャック』にも山岸八十八らと共に、ゲストキャラとして登場している。
『魔王降臨編』にて登場する17歳の少女で、関東地獄地震で崩壊した聖(セイント)学園跡地のセイント砦で生活する。弓や日本刀で外敵と戦う逞しい女性。同級生の山岸八十八に好意を寄せる。
関連人物・キャラクター
山岸 八十八 (やまぎし やそはち)
肉屋の息子。初登場時は小学一年生。一本気で親分気質。ケンカが強くて女の子にもモテるクラスの人気者。Hで悪戯好きだが純情なところもある。第一部のハレンチ大戦争では、それと知らず両親を撃ち殺してしまう。第... 関連ページ:山岸 八十八
関連キーワード
柳生家 (やぎゅうけ)
『ハレンチ学園』に登場する家族。柳生みつ子、その祖父母、母、弟の宗冬で構成される(父親は仲間はずれ)。徳川家代々の隠密で、いまだに徳川家再興をひそかに狙う。ハレンチ学園の教師たちがカジノ経営で儲けたときにそのお金を軍資金にしようとしたり、ハレンチ大戦争の混乱に乗じて政府転覆を狙ったりする。
聖ハレンチ女学園 (せんとはれんちじょがくえん)
米軍基地演習場内に無断で校舎を建てている。15歳で教員免許を取得した柳生みつ子が転任した小学校。みつ子を追いかけて、女装した山岸八十八と妹・マミも転入する。先生は全員女性だが、生徒はマミ以外、全員女装した男子。
聖ハレンチ学園 (せんとはれんちがくえん)
初等部・中等部がある。始業や終業の鐘は「チャラ~ンポラ~ン」と鳴る。日本一ハレンチな先生が集まると言われる学校。教師は個性的で変態的な格好をすべきとの校風で、まともな教師は一日も持たずやめてしまう。世界各国に同名の学校があり、ハレンチ大戦争の時には、世界中のハレンチ学園が立ち上がった。
登場作品
ハレンチ学園 (はれんちがくえん)
日本一ハレンチな先生が集まる聖ハレンチ学園を舞台に、常軌を逸した先生と生徒たちが繰り広げる大騒動を描いたちょっとエッチな学園ギャグ漫画。永井豪の出世作で代表作でもある。当時、小学生たちの間で流行ってい... 関連ページ:ハレンチ学園
バイオレンスジャック
巨大地震により、日本から分断され、無法地帯と化してしまった関東を舞台にした文明崩壊もの。忽然と現れた謎の巨人・バイオレンスジャックと関東を支配しようとする魔王スラムキングの死闘や、地獄と化した関東で逞... 関連ページ:バイオレンスジャック