ハレンチ学園

ハレンチ学園

日本一ハレンチな先生が集まる聖ハレンチ学園を舞台に、常軌を逸した先生と生徒たちが繰り広げる大騒動を描いたちょっとエッチな学園ギャグ漫画。永井豪の出世作で代表作でもある。当時、小学生たちの間で流行っていたスカートめくりを「モーレツごっこ」として取り上げ、全国的ブームの一因となり物議を醸した。また、あまりにも非常識な教師像が問題視されるなど、PTAや教育委員会からの糾弾を受け社会現象となった作品。登場人物のほとんどが死んでしまう「ハレンチ大戦争」で終了した第一部、15歳になった主人公・山岸八十八や教師となった柳生みつ子が聖ハレンチ女学園で活躍する第二部、十兵衛と結婚した八十八がハレンチ学園中等部で大暴れする第三部に分かれている。

概要

Hで悪戯好きな主人公・山岸八十八は、子分のイキドマリとともに小学校の入学式を迎える。柳生みつ子アユちゃんなどのカワイコちゃんの姿を見て大喜びする八十八だったが、この学校、じつは日本一ハレンチな教師が集まる聖ハレンチ学園だった。父兄たちが帰ると、さっそく乱暴でHな教師とわんぱくな生徒たちの大騒動が繰り広げられる。

ハチャメチャな学園生活を楽しむ八十八たちだったが、あまりにも非常識な学園の実態はやがて大日本教育センターの知るところとなる。同センターはハレンチ学園殲滅を決定、軍事攻撃を開始した。他愛のないHな悪ふざけが、学校のみならず、周囲の住民や武器商人、マスコミなど、全国民をも巻き込んだハレンチ大戦争にまで発展し、大きな悲劇を生むことになる。

(第一部ストーリー)

登場人物・キャラクター

主人公

肉屋の息子。初登場時は小学一年生。一本気で親分気質。ケンカが強くて女の子にもモテるクラスの人気者。Hで悪戯好きだが純情なところもある。第一部のハレンチ大戦争では、それと知らず両親を撃ち殺してしまう。第... 関連ページ:山岸 八十八

主人公

普段はおしとやかだが、柳生新陰流の免許皆伝の腕前で、剣術・体術に長ける。あだ名は十兵衛。山岸八十八からのHな悪戯に困惑しつつもまんざらでもなく、楽しい学園生活を送っていた。第一部のハレンチ大戦争で八十... 関連ページ:柳生 みつ子

主人公・山岸八十八の父。肉屋を経営している。威勢の良いケンカ好きなオヤジ。八十八がオール1の通信簿を持って帰るのを楽しみにしており、包丁を投げて息子を懲らしめるのがいきがい。ハレンチ大戦争で、人間の死... 関連ページ:八十八の父

八十八の母

主人公・山岸八十八の母。口が悪く、八十八のことを「ガキ」や「ジャリ」などと罵る。ハレンチ大戦争で人間の死体をブタ肉に混ぜて売るアイデアを思いつき、夫とともに戦場へ向かう。母と気づかない八十八に撃たれて死ぬ。

山岸 マミ

主人公・山岸八十八の妹。第一部では兄の事が大好きな小学校低学年の女の子。第二部では、兄・八十八と一緒に聖ハレンチ女学園に編入、大騒動に巻き込まれる。

柳生 宗冬

柳生みつ子の弟。第一部では小学校低学年ぐらい。柳生忍者の末裔。プールで泳ぐみつ子の服を隠すなど、いたずら者。第二部では成長した姿で礼儀正しく姉・みつ子に接する。

みつ子の祖父

柳生みつ子の祖父。柳生忍者の末裔で大きな屋敷に住む。みつ子に忍術などを教え込んだ人物。柳生家のむこ養子であるみつ子のパパをいじめるのが生きがい。

みつ子の祖母

柳生みつ子の祖母。柳生忍者の末裔で大きな屋敷に住む。夫同様、武芸・忍術の嗜みがあり、柳生家のむこ養子であるみつ子のパパをいじめる。

みつ子のママ

柳生みつ子の母。柳生忍者の末裔で大きな屋敷に住む。大柄で出っ歯。みつ子の祖父母と一緒になって火炎の術などで夫を焼いていじめる。

みつ子のパパ

柳生みつ子の父。忍者ばかりの柳生家ただ一人の一般人。ふっくらした体型だったが、むこ養子に入り、15年間いじめ抜かれてやせてしまった。味方はみつ子のみという可愛そうなお父さん。容姿は、永井豪の分身ともいえるキャラクター、炎天家冷奴と同じ。

イキドマリ

山岸八十八をオヤブンとあおぎ、Hに悪戯にと、常に行動を共にする。ヘアスタイルは坊ちゃん刈り。ハレンチ大戦争で自分たちは主役だから死ぬわけはないとたかをくくっていたが、八十八に作者の永井豪は平気で登場人物を殺すと言われる。怒りと恐怖で逃げ出そうとしたところを撃たれて死亡してしまう。

アユちゃん

ツインテールをリボンで飾った可愛い少女。何かというと裸にされる悲劇の準ヒロイン。ハレンチ大戦争で爆風で飛ばされてしまったパンティを拾いに行こうとして、砲撃を受け爆死する。

天眼くん

ハレンチ学園中等部の一年生。山岸八十八のクラスメイト。背が低く、大きなメガネをかけていて、あだ名をレンズという。八十八をオヤブンと慕う。東北訛りがある。

波多 七美

ハレンチ学園中等部の一年生。山岸八十八のクラスメイト。泣き虫の美少女で、先生や八十八にいじめられては泣いている。また、裸にされるシーンも多い。愛称はナミダちゃん。

ニキビ

ハレンチ学園中等部の一年生。山岸八十八のクラスメイトで子分。ニキビ面が特徴。事情通で、ハレンチ学園中等部教師の情報を八十八に教える。陸上部に所属。

死神重工社長

武器を売る死の商人。ハレンチ大戦争の際、ハレンチ学園に武器を提供。学園のスポンサーになり、自社の武器の性能をアピールしようとする。

第一部では聖ハレンチ学園の教師。清純派スターの吉永千恵子を妻に持つ。つながった眉と髭だらけの顔、虎の毛皮に金棒を持ち歩く。ゴジラ一族の一人で故郷のゴジラ谷で女の子のように育てられたため、お姉言葉を使う... 関連ページ:ヒゲゴジラ

聖ハレンチ学園の教師。豪傑・荒木又右衛門の子孫で武芸の達人。名家の出身で若い頃は殿様のような生活をしていたが没落。ハレンチ学園の安月給だけでは、一家6人を養えず、丸ゴジデパートの宣伝が書かれたエプロン... 関連ページ:丸ゴシ

マカロニ・キッド

聖ハレンチ学園の教師。イタリアの鳥取県出身(原著ママ)。ウエスタンハットにポンチョというマカロニウエスタンスタイル。素っ裸にガンベルトを巻き、股間のガンホルダーに拳銃をぶら下げている。ハレンチ大戦争でカンオケを引きずり、敵陣に向かうがマシンガンを入れ忘れていたため、あっさり殺されてしまう。

パラソル

聖ハレンチ学園の教師。ハゲ頭に口ひげの老人で常に傘を持っている。また、パラソルを着ており、バレエのトウシューズを履く。語尾に「~ばい」をつけてしゃべるのが特徴。ハレンチ大戦争でマシンガンに蜂の巣にされて死亡。

ハゲゴジラ

ゴジラ一族の一人。ヒゲゴジラの幼馴染で親友。ヒゲと頭髪がないが、ヒゲゴジラとそっくりな容姿、言動をする。

亜振

聖ハレンチ学園の教師。裸に腰みのをつけ、頭にドクロを乗せている。また鼻の下に骨をつけており、そのせいか「サ行」をうまく話せず、「そうです」を「そうでひゅ」などと言う。ハレンチ大戦争で死亡。

シルバー

聖ハレンチ学園の教師。ドクロマークのバンダナにアイパッチ、縞模様の衣服を着る海賊のような先生。左足は義足。ハレンチ学園のクラス替えで、奴隷商人のように生徒をセリにかける。

ドラキュラ

聖ハレンチ学園の教師。黒いマントを羽織っており、吸血鬼のような牙を持つ。マントの下は素っ裸。

ビクトリア・アレクサンダー

聖ハレンチ女学園の女教師。米軍基地司令官の娘でショートカットの美人。下半身は裸で、ブラジャーからぶら下げた剣で股間を隠す。痔を患っている。自分より美しく人気のある教師・柳生みつ子に嫉妬し、亡き者にしようとする。発育が良く20歳前後に見えるが、じつは7歳。

オッピャイ

ハレンチ学園中等部の教師。オッパイの形をした被り物をしており、ムチを武器に生徒をいたぶる。マスクをはずすと、頭がオッパイの形をしており、素顔もマスクもあまり変わらない。宮本美蔵という剣豪の妹がいる。

ねんねこ

ハレンチ学園中等部の教師。子だくさんで十数人の赤ん坊を連れ歩く。元相撲取りでツッパリが得意技。

ナンジャモンジャ

ハレンチ学園中等部の体育教師。素っ裸で股間に地下足袋を付けている。「ナンジャモンジャ」が口癖。氷漬けにされたり、日本刀で真っ二つにされても死なない生命力に溢れた教師。

インフル

ハレンチ学園中等部の教師。体が異常に小さい。また、一年中インフルエンザにかかっているため、声がかすれており、その存在に気づいてもらえず、授業がいつも自習になる。

ホッテン

ハレンチ学園中等部の教師。首からドクロをぶら下げており、分厚い唇が特徴。真っ裸で何も身に着けていない。

スパゲッティ・ジェーン

ハレンチ学園中等部に転任してきた女教師。ハレンチ大戦争で亡くなったマカロニ・キッドの恋人。マカロニと同じく、マントの下は裸で、シェリフバッジで乳首を、拳銃で股間を隠している。そのガンさばきは多羅尾伴内と五分。

将軍

大日本教育センターの代表。隻眼。鎧兜に身を包み、騎馬武者のような恰好をしている。隠しカメラでハレンチ学園のひどい様子を知り、学園をつぶそうと戦車や爆撃機を従えて出陣、ハレンチ大戦争を起こす。好戦的で大東亜戦争以来の人殺しに喜び勇む。戦争終了間際、丸ゴシの槍に突かれて死亡する。

宮本 美蔵

オッピャイ先生の妹。二刀流の美人武道家。十兵衛にマスクを斬られたオッピャイの仇を討とうとする。

集団・組織

聖ハレンチ学園

初等部・中等部がある。始業や終業の鐘は「チャラ~ンポラ~ン」と鳴る。日本一ハレンチな先生が集まると言われる学校。教師は個性的で変態的な格好をすべきとの校風で、まともな教師は一日も持たずやめてしまう。世界各国に同名の学校があり、ハレンチ大戦争の時には、世界中のハレンチ学園が立ち上がった。

聖ハレンチ女学園

米軍基地演習場内に無断で校舎を建てている。15歳で教員免許を取得した柳生みつ子が転任した小学校。みつ子を追いかけて、女装した山岸八十八と妹・マミも転入する。先生は全員女性だが、生徒はマミ以外、全員女装した男子。

柳生家

『ハレンチ学園』に登場する家族。柳生みつ子、その祖父母、母、弟の宗冬で構成される(父親は仲間はずれ)。徳川家代々の隠密で、いまだに徳川家再興をひそかに狙う。ハレンチ学園の教師たちがカジノ経営で儲けたときにそのお金を軍資金にしようとしたり、ハレンチ大戦争の混乱に乗じて政府転覆を狙ったりする。

ゴジラ一族

『ハレンチ学園』に登場する一族。日本のジプシーと呼ばれ、円谷渓谷やゴジラ谷などに生息する。テントを張り、ネイティブアメリカンのような生活をしている。ヒゲゴジラやハゲゴジラに代表されるように、ゴジラ一族の男子は、体毛が濃く見た目は男らしいが性格は女っぽい。逆に女性は、見目麗しいが男っぽく粗野である。

イベント・出来事

ハレンチ大戦争

『ハレンチ学園』第一部の終わりに描かれた戦争。ハレンチ学園のあまりの破廉恥ぶりに、大日本教育センターという機関が教育軍団を結成し、学園壊滅を図った戦争。周囲の住民や武器商人、マスコミなど、全国民をも巻... 関連ページ:ハレンチ大戦争

その他キーワード

モーレツごっこ

『ハレンチ学園』の用語。スカートめくりのこと。山岸八十八がテレビCMの影響を受け、聖ハレンチ学園ではやらせた遊び。連載当時、「丸善ガソリン100ダッシュ」のCMが流行しており、レースガールに扮した小川... 関連ページ:モーレツごっこ

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