田川 藍子

田川暢の妻。Fカップの巨乳の持ち主で、年齢は29歳。結婚して1年半になるが、料理をはじめとして掃除洗濯など家事のいっさいを暢に任せており、朝は暢に起こしてもらい、暢の作ってくれた朝ごはんを食べ、暢の作ってくれた弁当を持って出勤する。さらに、帰宅すれば暢が用意してくれた夕食を食べるという、暢まかせの日常を送っている。暢から無償の愛を与えてもらうのをいいことに、田川藍子自身は会社の上司である森和正と不倫中。性欲や独占欲はかなり強めで、ウソをつくことには抵抗がない。利己的で、自己中心的な考えの持ち主であることから、サイコパスと名前を掛け合わせ、暢によってアイコパスという言葉が生み出された。暢には連日にわたって残業で遅くなると言い訳し、日曜日も急な出勤になったとウソをついて和正とホテルで肉体関係を繰り返している。自分に依存がちな暢を、扱いやすい夫と思っている節があり、それでも暢は自分を手放さないだろうと、離婚には至らない自信を持っている。暢とは、合コンに参加した際に知り合ったが、そこで暢が童貞であることを聞き、新品未使用のイケメンとしてロックオンした。暢が過去に付き合った彼女を事故で亡くしたことについて知っていたため、自分を拒絶しようとする暢に、自分も付き合っていた彼をバイク事故で亡くしたとウソをつき、暢の気持ちに寄り添うフリをして暢との結婚をつかみ取った。和正との不倫が暢にバレそうになるとウソを重ねて涙でうまくごまかし、久民浩平や麻衣から追及されれば開き直り、自分が不倫をしていること自体になんの罪悪感も持っていない。のちに、和正に対する思い入れがより強くなり、和正といっしょになりたい願望を募らせると、和正に妻との離婚や自分との結婚を約束させようと画策した。これが和正にとって面倒くさい女という感覚を植え付けることにつながり、和正の心が離れる原因をつくることになる。のちに、和正との不倫関係が専務に知られることとなり、和正の処分が軽くなる代わりに、自分が他部署への異動を余儀なくされてしまう。異動先の情報整理三課は、事実上自主退職待ちの部署と噂される場所で、「不祥事社員追い込み部署」とも呼ばれているが、その辞令を受けてもなお、和正と結婚して退職するまでの我慢と、ポジティブにとらえるメンタルの強さを持っている。表向きはSNSは使わないことを公言しているが、実は「ひみつのあいにゃん♡」というアカウント名を利用している。そこに投稿している日常は、いわゆる裏の顔。不倫相手を彼と呼び、暢に作ってもらった料理やお弁当など、映えると判断したものは、あたかも自分が作ったかのように投稿している。キラキラのリア充生活を惜しみなくアップロードしているこのアカウントは、フォロワーが二万人を超えていることもあり、自分は誰もが羨むイイ女だと自負している。