花木 九里虎

鈴蘭男子高校の第28期生。史上最強の男とも噂される実力者。九州弁を話す。消えるケリとも呼ばれる、ハイキックが得意技。在学中にゼットン、河内鉄生、月島花、室戸善明など、数多くの猛者をタイマン勝負で倒す。3年生のときに留年し、1つ年下の花たちと同じ学年となる。

スピンオフ『WORST外伝 グリコ』では、主人公となり、鈴蘭男子高校入学前の時代が描かれる。博多多鍛冶町中学に通う3年生で、モジャモジャ頭のサングラス姿。豪快かつ大雑把な性格で、怒ると誰も止められないことから「大魔王先輩」「悪魔超人先輩」などの異名を持ち、鍛冶町最強の男として知られている。ケンカが非常に強いがデートの約束を何よりも優先し、女性を見かけるとすぐにナンパに興じるなど、度を超えた女好き。後輩の銭数正人とも銭湯の覗きで知り合った。また、花木九里虎自身が侮辱されても動じることはないが、眼前で女性が暴力を振るわれたり、自らのデートを邪魔されたりすると、鬼のように怒りを爆発させる。不良集団「博多邪魔」の総長を務めていた真樹輝を慕っており、彼からもらったサングラスを大切にしている。