概要
とある星からやって来た宇宙人。性別はない。丸い頭に、顔の大部分を占める大きな一つ目と両腕、細長い胴体がついた身体をしている。顔の右側と両手の先に、炎のような柄の黒い模様があり、大きさは人間の口の中に入るほどで、非常に小さい。身体は暗いピンク色をしている。本名は人間には発音できないので、母星での自分の階級を示す「Z」を便宜上名乗っている。
また、その「Z」とは、母星では最下層の存在であり、基本的には次世代を残す事もできず、使い捨ての労働力として扱われている。しかし、努力次第で上の階級に上がる事もできるため、Z自身はそれを目指している。2年前「Z」階級の主な任務である、重罪を犯して永久追放となった五人の囚人No.1、No.2、No.3、No.4、No.5の流刑を遂行するため、地球を訪れる。
そこで地球では生存できない五人に、地球で暮らすための身体として、カエルなどの下級生物の身体をあてがう作業をしていたところ、誤ってNo.3を逃がし、すぐ近くにいた駒方結仁が、No.3に身体を乗っ取られてしまう。しかもその際、結仁となったNo.3が残り四人の囚人を解放し、それぞれが結仁の友人である桜江七夏、千根谷ひなの、三河露央沙、長峰莉亜を身体を乗っ取った事で、Zは五人に再起不能なほどバラバラにされ、逃げられる。
しかし、近くに生えていた植物を乗っ取るという形で何とか生き延び、以来2年間その場で身をひそめながら、乗っ取り対象となる人間がやって来るのを待っていた。
そしてある日偶然やって来た戸津慎五の身体を乗っ取り、五人の囚人を捕らえるべく動き出す。慎五の身体を乗っ取ってからは、慎五の舌の上に潜んでおり、慎五が舌を出すとそこにZがいる事がわかる位置で生活する事になる。最初は慎五の意識を完全に乗っ取り、単独で五人の囚人を捕らえる予定だった。
しかしすぐさま慎五が極度の女性恐怖症で、慎五の今の身体では、囚人を捕まえる唯一の方法となるキスができない事に気づく。そこで慎五の意識を目覚めさせ、彼の女性恐怖症を克服させながら、二人で協力して捕獲を行う事になる。任務の遂行期間は現地時間で5年間で、到着直後から2年間は潜伏していたため、残り3年で母星に帰還しなくてはならない。
そのため、早期に五人の囚人全員を捕らえようと考えている。さらに任務に失敗した場合、二度と階級を上げるチャンスはやってこないため、捕獲をあきらめて帰還する事はできずにいる。
登場作品
KISS×DEATH (きす です)
異星から流刑された囚人達に身体を乗っ取られた五人の女子高校生達を解放するため、宇宙人と男子高校生が協力し、キスで囚人達を捕獲していくSFラブサスペンス。「少年ジャンプ+」で2014年9月22日から20... 関連ページ:KISS×DEATH
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