それでも世界は美しい

それでも世界は美しい

椎名橙による同タイトル漫画作品『それでも世界は美しい』をアニメ化。太陽と雨をバックに少年と少女の恋心を描いた光と雨のディスティニー・ロマンス。

正式名称
それでも世界は美しい
ふりがな
それでもせかいはうつくしい
原作者
制作
studioぴえろ
監督
亀垣 一
放送期間
2014年4月6日 〜 2014年6月29日
放送局
日本テレビ
話数
12話
ジャンル
ファンタジー
 
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概要・あらすじ

晴れの大国の太陽王リヴィウス一世の退屈しのぎのために嫁ぐこととなった、雨の公国の第4公女ニケ。自国のためと思い、見も知らぬ男の元に嫌々ながら嫁いでいくと、そこにいた王は自分より年下の少年であった。

美しい歌声で雨を呼ぶ「アメフラシ」の能力を持つ公女と、3年で世界を征服するほどの才覚を持つ少年との愛とロマンの物語。

登場人物・キャラクター

ニケ・ルメルシエ (にけるめるしえ)

貧乏だが神秘の国といわれる、東方の鎖国国家雨の公国の第4公女。緑の瞳に、茶髪のロングヘアの少女で、歌を歌い雨を呼ぶ能力を持つため通称「アメフラシの姫」と呼ばれる。即位後3年で世界征服を果たしたといわれる太陽王リヴィウス一世の希望により晴れの大国に嫁ぐことになった。 嫌々ながらも自国のために晴れの大国に入るが、太陽王の高慢な態度に腹を立てハッキリとモノを言ってしまう。しかし、逆にそれが気に入られ妻として迎えられる。 公女ニケは破天荒で型破りな性格であるが、強い意志と根性・努力により周囲の反感をも丸く収め、秘書官や元老院から絶対的な信頼を置かれるようになる。王であり夫であるリビとは、年齢差、身長差、またいろいろな確執があったものの、彼のもろさや優しさに触れるうちに恋心を抱くようになる。

リヴィウス・オルヴィヌス・イフリキア (りゔぃうすおるゔぃぬすいふりきあ)

晴れの大国の国王で「太陽王」と呼ばれる少年である。黒い瞳に、黒髪の11歳で、即位後3年で世界征服を果たした世界王でもある。もともと下級階級の身であり、王位に興味はなかったが、最愛の母を暗殺された事が引き金となり、冷血で無慈悲な王へと変貌した。 晴れの大国では、毎日晴れているため、たまには雨を見たいという理由で雨の公国から姫を1人要求した。妻となるニケは彼よりも年上で背も高いが、彼女の奔放な性格が面白いと感じ、退屈しのぎに迎え入れた。 しかし、敵対派閥に暗殺されそうになった彼をニケが助けたときから、彼女への信頼は絶対となる。母の死後、毎晩薬の力で眠っていたリビだが、ニケの隣ではそのまま眠れるために、睡眠薬代わりに彼女の寝所で眠っている。

ニール

晴れの大国の国王「太陽王」の首席秘書官であり、リビの理解者である。銀色の髪のメガネ男子。活発でお転婆なニケを「山猿のような姫」と言ったりするが、彼女がいると薬を飲まずにリビが眠れることからリビの「精神安定剤」として頼りにしている。 ニケにはマナーやダンスをスパルタ教育しているが、時々城下に脱走されるなど手を焼いている。リビに対しては、彼の考えや感情を汲み、国がうまく治まるようにと考えている。

トハラ

雨の公国の前公王であるが、政治の実権は未だに握っている。ニケの祖母であるが、病気がちなニケの母親に代わり彼女を育てている。また「アメフラシ」の師匠でもある。諸国漫遊から帰国後、ニケが晴れの大国に嫁いだことを知り、ニケを取り戻そうと考え自分が病に臥したと連絡させる。 ニケと共に晴れの大国の王リビもやってきたため、ふたりの絆を試そうと画策する。

ミラ/ニア/カラ

雨の公国の公女たち。ニケの姉たちである。第1公女ミラは、茶髪のロングヘアに大きなイヤリングをしている。第2公女のニアは、父親似のポニーテール。第3公女カラは茶髪のベリーショートで貧乳。 ミラとニア仲が悪いが、祖母のトハラの計略には逆らえずニケとリビに起こる事態を傍観する。カラは自分の意思で動く行動力を持ち、祖母トハラの計略を知り、リビとニケに手を貸している。

シーラ

リビの母親であり、晴れの大国の先王レオニダスIII世の側室であった。元は少数部族の娘で、下層階級の出身。3年前に暗殺されているが、息子であるリビに守りの指輪を遺していった。

ラニ・アリステス (らにありすてす)

晴れの大国の神官庁・太陽神に仕える神官。水色の髪をした男性で、異民族である太陽王リビに悪意を抱く、反リヴィウス派の中心人物である。神官庁にリビが粛清を敷き、取り締まりが厳しくなったことを恨み、ニケ暗殺を企てる。

ジャイナ

晴れの大国の王宮付き料理人の男。がっちりした大柄の体格で、長い髪を1つに結んでいる。リビやニケの食事と健康を支えている。

ミランダ

晴れの大国の王室会報誌記者。茶髪の長い髪をリボンで結んだメガネ女子。仕事熱心で私生活はそっちのけ。年に1度の発行に力のすべてを注いでいる。

カール

晴れの大国の中で一番の衣装デザイナー。オールバックにサングラス、杖を持った一見強面の男。ニケの装いを美しく見せるために、彼女の姿勢や立ち居振る舞いを厳しく正している。

アマルナ・ルイラサエル (あまるなるいらさえる)

湖(うみ)の王国の第1王女。緑の瞳に長い髪のツインテール。リビの幼馴染で自称「婚約者」であるが、彼女の片想いである。リビとニケの婚約を知り、自分がリビの婚約者であるとニケに宣戦布告する。

バルドウィン・シシル・イフリキア (ばるどうぃんししるいふりきあ)

晴れの大国の先王レオニダスIII世の末の異母弟で、リビの叔父であり唯一の血縁者である。金の瞳で、金髪のロングヘア。リビが即位したときには宰相を務めていたが、ある日突然、吟遊詩人となって国を出て行った。 リビの母親シーラに想いを寄せていたため、彼女亡きあと宰相としてリビを見守っていたが、リビが心を失くしてしまったため彼の元を去っていた。しかし、リビの婚約の噂を聞き、ニケを見極めるために国に戻った。

キトラ

雨の公国でニケの従兄。両親を子どもの頃に亡くしているためトハラに引き取られニケ姉妹と兄妹のように育っている。王族であるが雨を呼ぶことができない。トハラの指導で雨が呼べるようになったニケには、尊敬と同時に恋心を抱いている。 トハラについて諸国漫遊に出ていたため、帰国と同時にニケの婚約を知りリビに嫉妬する。そのため、ニケとリビを別れさせるトハラの策略に手を貸してしまう。

テテル・ルメルシエ (ててるるめるしえ)

雨の公国の現公王でニケの父親である。しかし、婿養子のため国の統治権力は義母であるトハラが握っている。形だけの王である。

イラハ

雨の公国の公王妃でニケの母親であり、トハラの娘である。美しい女性で、若い頃はアクティブな人間だった。現公王テテルとは、母トハラの反対を押し切り結婚している。現在は、体が弱く、ニケを出産してからは病床に臥せり雨も呼べなくなった。

クレジット

原作

椎名橙

監督

シリーズ構成

藤田伸三

総作画監督

夘野一郎

音楽

山下康介

アニメーション制作

studioぴえろ

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