概要
昔々、西洋と東洋との間にある国の都に、アラジンという貧しい少年がいた。ある日、 アラジンの前に妖術師が現れ、大金と引き換えに魔法のランプを取ってくるように命じられた。しかし、砂漠にあった地下の宝物殿で見つけた魔法のランプを自分の物にしたアラジンはランプの精の魔力で忽ち大金持ちになる。
登場人物・キャラクター
アラジン
西洋と東洋との間にある国の都に住む少年。アラジンの母と暮らしているが、貧しい生活に不満を持ち、裕福になりたいと思っている。邪悪な妖術師に誘われて魔法の指輪を預かり、砂漠にある地下の宝物殿から魔法のランプを持ち出した。 その魔法のランプから出てきたランプの精の力で大金持ちになり、街で一目惚れした王様の娘ブドール姫に求婚する。しかし、妖術師によって、魔法のランプとブドール姫を奪われてしまった。 そこで、残された魔法の指輪から指輪の精を呼び出し、ブドール姫を助けに向う。
ランプの精 (らんぷのせい)
アラジンが、砂漠にある 地下の宝物殿で見つけた魔法のランプに宿る精霊。青みががった肌の太った巨人の姿をしている。魔法のランプの持ち主の命令に従い、アラジンを大金持ちにした。しかし、魔法のランプを奪った、邪悪な妖術師の命令によって、ブドール姫をさらった。
妖術師 (ようじゅつし)
魔術を使う邪悪な男。魔法のランプを手に入れるために、魔法の指輪を与えたアラジンを砂漠にある地下の宝物殿へと送りこむ。しかし、魔法のランプがアラジンに手に渡ったため、西洋と東洋との間にある国の都の王様の娘であるブドール姫共々奪い去る。
指輪の精 (ゆびわのせい)
邪悪な妖術師が持っていた魔法の指輪に宿る精霊。顎の長い大男の姿をしている。妖術師から魔法の指輪を与えられたアラジンの命令に従い、その危機をしばしば救う。
アラジンの母 (あらじんのはは)
アラジンと共に西洋と東洋との間にある国の都に住む。貧しい暮らしをしているが、勤勉に働き、豊かな暮らしに憧れる息子に地道に働くように諭す。
ブドール姫 (ぶどーるひめ)
西洋と東洋との間にある国の都に住む王女。父である王様と王宮で暮らしているが、自由な暮らしに憧れ、街へと抜け出した。そこでアラジンと出会い、心惹かれる。砂漠にある地下の宝物殿 で見つけた魔法のランプの力で大金持ちになったアラジンに求婚されるが、邪悪な妖術師によってさらわれた。
王様 (おうさま)
西洋と東洋との間にある国の都の王。魔法のランプの力で大金持ちになったアラジンから、娘のブドール姫への求婚を受け、快く認める。
場所
西洋と東洋との間にある国の都 (せいようととうようとのあいだにあるくにのみやこ)
世界名作童話 アラジンと魔法のランプ』に登場する、昔の中東の佇まいをした街。アラジンが住み、ブドール姫の父である王様が支配している。王様の贅沢三昧のために、民は貧しい暮らしをしている。
地下の宝物殿 (ちかのほうもつでん)
『世界名作童話 アラジンと魔法のランプ』に登場する場所。西洋と東洋との間にある国の都の近くの砂漠にあり、入口には巨大なグリフォンの石像が立っている。邪悪な妖術師の呪文によって、グリフォンの石像の足が上がり、入口が現れる。 中に入ったアラジンは、魔法のランプを見つけた。
その他キーワード
魔法の指輪 (まほうのゆびわ)
『世界名作童話 アラジンと魔法のランプ』に登場する場所。邪悪な妖術師が、砂漠にある地下の宝物殿にある魔法のランプを取りに行かせるアラジンに身を守る道具として渡した。中に精霊である指輪の精が宿っており、こすると現れて、その者の命令に従う。
魔法のランプ (まほうのらんぷ)
『世界名作童話 アラジンと魔法のランプ』に登場する道具。アラジンが砂漠にある 地下の宝物殿で見つけた。中には精霊であるランプの精が宿っており、こすると現れ、その者の命令に従う。持ち主となったアラジンをその力で大金持ちにするが、邪悪な妖術師が魔法のランプを奪うと、その命令に従った。
クレジット
- 演出
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笠井由勝
- 脚本
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宮崎晃
- 作画監督
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高橋信也
- 音楽
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坪能克裕
- アニメーション制作
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東映動画