概要
漫画家。男性。中学卒業後、採血会社に就職。兄・つげ義春の影響から、勤務のかたわら漫画を書き始める。1958年12月、貸本漫画誌「街」に投稿した短編『自殺しに来た男』が第9回新人コンクール入選作品に入賞しデビュー。何度か貸本漫画を発表するが一時活動休止。1968年、「月刊漫画ガロ」に『丘の上でヴィンセント・ファン・ゴッホは』を発表。以降、「月刊漫画ガロ」、「夜行」、「コミックばく」などに作品を発表する。1995年には、短編『無頼平野』が映画化された。2015年には描き下ろし作品『夜桜修羅』、『成り行き』などを収録した単行本「成り行き」を発売。収録作をはじめとするつげ忠男作品を原作とする映画作品『なりゆきな魂、』が制作され、2017年に劇場公開された。
ヒストリー
- 1941年7月2日
東京府大島支庁(現東京都大島町)に生まれる。
- 1958年12月
読み切り作品『自殺しに来た男』が貸本漫画誌「街」の第9回新人コンクール入選作品に入賞しデビュー。何度か貸本漫画を発表するが、数年後活動休止。
- 1968年12月
「月刊漫画ガロ」に『丘の上でヴィンセント・ファン・ゴッホは』を発表。活動を再開する。
- 1995年
短編作品『無頼平野』が映画化され、劇場公開される。
- 2015年
描き下ろし作品を含む単行本「成り行き」を発売。
- 2017年1月28日
『成り行き』等の作品を原作とした映画「なりゆきな魂、」が劇場公開される。
受賞
- 1958年
第9回 「街」新人コンクール入選作品/『自殺しに来た男』
作品
関連キーワード
つげ 義春 (つげ よしはる)
漫画家、随筆家。男性。1937年、東京都に生まれる。中学校には通わず、メッキ工場などで働いて暮らしていたが、絵を描くことが好きだったため漫画家を志す。1954年に「痛快ぶっく」で『犯人は誰だ!!』にて... 関連ページ:つげ 義春
関連リンク
- 関連キーワード
- つげ 義春