概要・あらすじ
瓜生新吾が通う各務台学園は、経営難に陥ったことから結姫女子学園との統合計画が持ち上がり、試験的に一部生徒を結姫側へと通わせることとなった。妹の桜乃とともにその選抜生徒となった新吾は、理事長の娘であり統合へ反対の姿勢を見せていた瀬名愛理とともにクラス委員を務めることになり、彼女の秘密等を知る中で徐々に心を通わせていく。
またその一方で「ぬこ部」に入部したことで、部長の天羽みうやクラスメイトでもある乾紗凪、野良メイドのアンジュとも親交を深めていく新吾。
過ぎていく日々の中で、少女たちと新吾との関係は少しずつ変化を見せ始める。
登場人物・キャラクター
瓜生 新吾 (うりゅう しんご)
各務台学園2年に所属する少年。優しく、気遣い上手であるため、周囲から厚い人望を得ている。学園の統合計画が決まったことから、仮統合の選抜生徒として、妹の瓜生桜乃と揃って結姫女子学園へと通学を開始。 瀬名愛理とクラスの委員長を務め、またぬこ部へと入部することとなる。
アンジェ
結姫女子学園に住み込みで通い、将来仕える旦那様を探し求める自称「野良メイド」の少女。若干お調子者ではあるものの、明るく前向きな性格で学園内の様々な雑務をこなしている。その一方で頭のヘッドドレスを取ると、途端に言動が幼児化してしまうという一面も持つ。
椋梨 隼太 (むくなし はやた)
各務台学園2年に所属し、生徒会長を務める少年。瓜生新吾の親友であり、仮統合の一環として揃って結姫女子学園へと通い始める。
瀬名 愛理 (せな あいり)
結姫女子学園の2年生で、学園理事長の一人娘。容姿端麗で文武両道、凛とした振る舞いから人望も厚いが、意地っ張りで融通性に欠ける面も持つ。各務台学園との統合により男子が入ってくることへ難色を示しており、仮統合の選抜生徒としてやってきた瓜生新吾に対しても当初は厳しく接する。 学園に住み着くぱんにゃに懐かれているが、動物は苦手。実家を出て自活しており、学園でのイメージとは違い質素な生活を送っている。
乾 紗凪 (いぬい さな)
結姫女子学園2年生の少女。誰にでも優しく、元気で明るい性格の人気者だが、その本性は極度の男嫌い。とある出来事から天羽みうに憧れを抱いており、彼女が部長を務めるぬこ部に所属している。 そのためみうと懇意となり部に加入した瓜生新吾を敵視しだすも、徐々に彼に対し好意を抱き始め、素直な態度を取れないなりに様々なアプローチをかける。
ぱんにゃ
結姫女子学園に住み着いている、丸っこい猫のような謎の生物。ぬこ部部長の天羽みうといつも行動をしており、よく頭の上に乗っている。「うりゅー」という鳴き声をし、同じ響きの名前を持つ瓜生新吾にも親しみを感じている様子。 瀬名愛理にも懐いているが、動物嫌いな彼女からはあまり歓迎されていない。
天羽 みう (あまは みう)
結姫女子学園3年の、ほんわかと穏やかな雰囲気の少女。小柄で幼い容姿ながら母性に溢れ面倒見がよく、また動物も好きなことから、野生動物の保護活動を行う「ぬこ部」の部長を務める。学園に住み着く猫に似た謎の生物・ぱんにゃと仲良しで、よく頭に乗せては一緒に行動をしている。
瓜生 桜乃 (うりゅう さくの)
各務台学園1年に所属する少女。瓜生新吾の妹で、揃って仮統合の選抜生徒として結姫女子学園へと通い始める。常に淡々としてて大人しいが、社交性や空気を読む能力に長けるため、結姫女子学園にもすぐに順応していく。 献身的な性格で、料理を筆頭に家事全般が得意。一方で運動が苦手かつ極度の方向音痴であり、たびたび迷子になっては新吾に迎えに来てもらっている。