アルプスの少女ハイジ

アルプスの少女ハイジ

両親を事故で亡くし叔母に育てられた少女・ハイジが、アルムの山に住む偏屈な祖父アルムおんじに預けられて雄大な自然や心優しい人々と触れ合う中で様々なことを学び、成長していく様を描いたホームドラマ。同名のスイスの児童文学『アルプスの少女ハイジ』を原作としているが、原作に強かった宗教要素は可能な限り省かれている。「世界名作劇場」を手掛けたズイヨー企画(現:日本アニメーション)による作品。

正式名称
アルプスの少女ハイジ
ふりがな
あるぷすのしょうじょはいじ
制作
ズイヨー映像
放送期間
2011年10月3日 〜 2011年12月19日
放送局
フジテレビ
話数
52話
ジャンル
家族
関連商品
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概要・あらすじ

幼くして両親を事故で亡くし、叔母・デーテによって育てられた少女・ハイジは、叔母の仕事の都合でアルムの山に一人で住む祖父・アルムおんじに預けられることになる。偏屈な人間として有名なアルムおんじハイジの受け取りを拒否するが、デーテは無理やりハイジを押し付けて帰ってしまう。

機嫌を損ねるアルムおんじ、一方でハイジペーターというヤギ飼の少年と早速仲良しになりアルムの山を楽しんでいた。

そんな明るいハイジアルムおんじともすぐに打ち解け、ハイジは物知りな祖父からいろいろな事を教わり、またアルムおんじハイジといることで昔のような温かい心を取り戻していく。

その後もハイジペーターやヤギのユキちゃんアルムの山の皆と楽しく過ごすが、ある日叔母のデーテが山に現れ、ハイジをフランクフルトへと連れて行ってしまう。

そこでハイジは都会の窮屈な暮らしと、病弱な少女・クララと出会う。

登場人物・キャラクター

ハイジ

幼いころに両親をなくし叔母のデーテに育てられた少女。5歳の時に叔母の仕事の都合で、アルムの山に住む祖父のアルムおんじに預けられることになる。初めは頑固なアルムおんじに拒否されるが、持ち前の明るさですぐに打ち解けてしまう。 純粋な性格を持ちぬしで、心優しいために多くの人から気に入られている。しかし、持論を譲らない頑固な所などは祖父とそっくりである。

アルムおんじ

アルムの山の小屋でセントバーナードのヨーゼフと暮らすハイジの祖父。頑固な上に人嫌いな人物として有名であり、麓でも噂に上るほど。しかし、根っからの偏屈者ではなく、ハイジと共に暮らす中で優しい自分を取り返していく。 博識であり、また殆どの生活用品を自作する器用さを持つ。

ユキちゃん

『アルプスの少女ハイジ』に登場する動物。ハイジがアルムの山で初めて会ったヤギであり、当時は子ヤギ。ハイジによく懐き、彼女の後を追いかけることが多い。他のヤギと比べて発育が遅く、ハイジやペーターを心配させたが、のちに立派な子ども産んで母親となる。

大角のだんな (おおづののだんな)

『アルプスの少女ハイジ』に登場する野生のヤギ。立派な角を持った大きなヤギであり、ハンターから狙われることも多々ある。険しいアルムの山を飛び跳ねる健脚と技量を持っている。

セバスチャン

ゼーゼマン家の召使い。心優しく、どこかペーターに似ている所がある。フランクフルトで数少ないハイジの味方であり、彼女のことを心配している。

デーテ

ハイジの叔母であり、彼女の両親が亡くなったあと幼きハイジを育てた女性。しかし、自分の就職先が見つかるとハイジを押し付けるようにアルムおんじに預けてしまう。その後、勤め先の令嬢・クララの話し相手として今度はハイジを無理に連れて行ってしまう強引な性格。

おばあさん

盲人である自分を気遣ってくれたハイジを気に入っており、彼女が家を訪れることを心待ちにしているペーターの祖母。喜怒哀楽のはっきりした人物で、特に涙もろい。過去のアルムおんじを知る数少ない存在でもある。

クララ

フランクフルトの大富豪・ゼーゼマン家のお嬢様。体が弱く足が不自由で、車椅子に乗っている。ぜーぜマン家の使用人となったデーテによってハイジと知り合う。また、その時に聞いたハイジの話からアルムの山に興味を持ち、後に足を運ぶことになる。

家庭教師 (かていきょうし)

クララとハイジの家庭教師。穏やかさとユーモアセンスを持ち合わせるが、彼の授業はハイジにとっては子守唄のよう。

シロとクマ

『アルプスの少女ハイジ』に登場する動物。アルムおんじが飼っている2頭のヤギで、白い方がシロ、黒い方がクマという名前。行動を共にすることが多く、仲はいいのだが時には喧嘩をすることもある。

アトリ

『アルプスの少女ハイジ』に登場するヤギ。やんちゃでイタズラ好きな性格。他のヤギたちと種類が違うために小さく、また茶色のぶちという珍しい模様を持つ。

ゼーゼマン

クララの父親。ゼーゼマン家の当主。貿易の仕事で忙しくなかなか家に帰ることが出来ないが、クララを溺愛しており、また娘の友人であるハイジのことも大切に思っている。

ブリギッテ

ペーターの母親であり、活発的な息子と反対に物静かな女性。盲人である母を介護しており、彼女同様にハイジのことを気に入っている。

おばあさま

クララの祖母。明るく気さくな人物であり、遊び好き。厳格なロッテンマイヤーでさえ軽く巻いてしまう度量を持つ。聡明さも持ち合わせ、ハイジに勉強を教えるさいにまず童話の読み聞かせをした。

ヨーゼフ

『アルプスの少女ハイジ』に登場する動物。アルムおんじと共にアルムの山小屋に住む大きなセントバーナード。普段は寝てばかりおりマイペースだが、いざという時には頼りになる存在。アニメオリジナルキャラクターであり、原作には登場しない。

チネッテ

ゼーゼマン家の召使い。非常に無愛想な女性であり、仕事の手間を増やすハイジに対して冷たく接する。また、ロッテンマイヤーのことも悪しく思っている節もある。

ペーター

性格をしたヤギ飼いの少年。ハイジより年は6つ上。アルムの山にやってきたハイジと出会い、すぐに意気投合した。お調子ものだが山に詳しく、いざという時に頼りがいがある。

ロッテンマイヤー

ゼーゼマン家の教育係。厳格で融通の利かない性格であり、形式主義の傾向がある。ハイジのことは山から来た礼儀知らずと捉えており、厳しい態度で接することが多い。ネズミを見て失神し、ヤギや犬を一緒くたに「けだもの」扱いするほどの動物嫌い。

場所

アルムの山 (あるむのやま)

『アルプスの少女ハイジ』に登場する地名。スイス連邦・グラウビュンデン州にあるオクセンベルグを指す。広大な自然が残されており、空気も澄んでいる。

デルフリ村 (でるふりむら)

『アルプスの少女ハイジ』に登場する架空の村。スイス連邦・グラウビュンデン州のマイエンフェルト近くにあるイェニンス村がモデルとされる。アルムの山の最寄りの村。

クレジット

演出

シリーズ構成

松木功

作画監督

小田部羊一 ,

音楽

渡辺岳夫

アニメーション制作

ズイヨー映像

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