スラムキング

スラムキング

バイオレンスジャック(漫画)の登場人物。別称、銅磨 高虎。

登場作品
バイオレンスジャック(漫画)
正式名称
スラムキング
別称
銅磨 高虎
関連商品
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概要

関東を暴力で支配しようとする魔王。鍛え上げた1cmもある鉄板でできた鎧や兜、面あてを着こんでおり、鎧兜の総重量は300kgにもなる。常に外に向かって力を発揮しないと自身の骨や内臓を押しつぶしてしまう異常筋肉の持ち主で、赤ん坊の頃から鎧兜を着て生活している。

斬馬刀という刃渡り2mもの大太刀を軽々と扱う怪物で、その力はバイオレンスジャックに引けを取らない。ドラゴンという騎馬軍団を持つ。自分に逆らう者には一切の容赦をしない恐怖の暴君。見せしめのために手足を切り人犬にした飛鳥了牧村美樹を苛め抜いてオモチャにしている。

本名と過去

『黒の森編』では銅磨高虎という本名とともに、その生い立ちが明らかになる。関東地獄地震の約30年前に母親の下腹部を引き裂いて誕生。生まれながらに持っていたその異常筋肉を抑えるため、鎧兜を着せられ、特殊なつくりの土蔵に閉じ込められる。

十数年後、鎖でつながれ、獣のように吠え続けていたが、新しい家庭教師・秋葉優子のお蔭で、コミュニケーション力を身に着け、力の加減を覚えるようになる。次第に優子に好意を寄せていくが、ある日弟の銅磨高次が優子を襲い処女を奪ったため、逆上。高次を殺害する。優子は処女を奪われた復讐のために土蔵から高虎を解き放つ。

妻と家族

『ズバ蛮編』や『ジャンヌ編』でも過去や家族が描かれる。フランスの美人歌手ジャンヌ・モレアを、財力にものをいわせて妻にする。幼い頃、土蔵に閉じ込められて暮らした時の心の慰めであったフランス人形を、ジャンヌ・モレアに投影する。フランス人形は土蔵の火事で燃えたという理由で、モレアを生きたフランス人形に仕立て、監禁・拷問を繰り返し、最終的には息子・銅磨蛮(ズバ蛮)の見ている前で焼き殺す。息子・ズバ蛮は幼少時こそ人間らしい感情があったが、この光景を目の当たりにし、残忍・残虐な性格となる。スラムキングの娘でズバ蛮の姉・ジャンヌもまた、幼少時にスラムキングが母を刀で切り刻む姿を見てトラウマを負い、心の成長を止めてしまった。

各編におけるスラムキング

ドラゴンの砦編

村野誠村野咲子が連れてきた朱紗真弓を何のためらいもなく殺すと言い、それに反対した誠と咲子を人犬にしようとする。

黄金都市(エルドラド)編

黄金都市早乙女門土とバイオレンスジャックが決闘すると聞き、ジャックを倒す好機と判断。ドラゴン重騎馬軍団を率いて出陣する。

学園番外地編

スラムクイーンの進言により、ドラゴン騎馬軍団全軍を率いて、魔王城に攻め込むバイオレンスジャックを迎え撃つ。ジャックにも割ることができない特注のドラゴンの面あて、刃渡り2mの大太刀・斬馬刀でジャックと一騎打ちする。

アイアンカイザー編

小角裕の誘導により、魔王城に向かってくるアイアンカイザーを自分への刺客と考え、ドラゴン騎馬軍団を向かわせる。最終的には、アイアンカイザーと一騎打ちする。

ハニー編

兄・飛鳥了の救出にきた如月ハニー七人のハニーに魔王城を空爆される。

天馬編

逞馬竜の荒鷲軍団に奪われたクラーケン農場を奪回するために陣を構えていたところに天馬三郎によるドラゴン黄竜隊襲撃の知らせを受ける。側近たちの進言もあり、逞馬軍への攻撃を遅らせ、ドラゴン魔獣隊を天馬討伐に向かわせる。

黒の森編

信州の名家・銅磨家で誕生した、銅磨高虎としての過去が語られる。

魔王降臨編

魔力によって、ドラゴン紅竜隊を性の奴隷にしてしまったダンテ教団に怒り、ドラゴン騎馬軍団を率いて出陣する。

ズバ蛮編

自分に逆らう者は息子であろうと一切の容赦をしないという恐怖の暴君だが、息子・ズバ蛮もまた父であるスラムキングを葬り、自身が王座につこうと野望を抱いていた。

骨法編

騎馬武者軍団ドラゴンの隊員を集め育成している。予知能力を持つという後のスラムクイーン、日野火美子に興味を持ち、新邪馬台国を襲撃する。

ジャンヌ編

相次ぐ戦いで疲弊した騎馬武者軍団ドラゴンを増強し、再び逞馬軍を叩こうとする。度々命令に反する息子・ズバ蛮を苦々しく思っており、逞馬軍一の猛将である海堂猛志とズバ蛮をぶつけ、ズバ蛮にも痛手を負わそうと画策する。

炎の魔人編

原因不明の不安や焦りを抱えており、我を忘れるほど人犬を鞭打ち、スラムクイーンに止められる。関東に出現し始めた妖怪や魔物の類が、自分の精神状態からだと炎魔に告げられ、妖怪退治を依頼する。

逆襲ハニー編

再び兄・飛鳥了の救出にきた如月ハニーや、自身に対抗する一大勢力、逞馬竜の軍隊など、各地から結集した反スラムキング勢力を迎え撃つ。

魔王編

『逆襲ハニー編』でバイオレンスジャックに首を切り落とされるが、サタンによって復活させられる。その正体は、堕天使サタンの分身で、その悪の精神が具象化したもの。サタンによって真実を告げられ、悪魔王ゼノンの姿に変身する。

関連人物・キャラクター

バイオレンスジャック

関東地獄地震で無法地帯と化した関東に忽然と現れた謎の大男。ゴリラのような筋肉と狼のような牙を持つ。身長2m20cmの巨人だが、サッカー選手並みのスピードと敏捷性がある。刃渡り40cmの鉈のようなジャッ... 関連ページ:バイオレンスジャック

ジャンヌ・モレア

銅磨蛮ことズバ蛮の母。フランスの美人歌手だったが、関東地獄地震の十数年前、後のスラムキング、銅磨高虎の妻となる。当初は人間扱いされたが、スラムキングの歪んだ心から、やがて監禁・緊縛・拷問されるようになり、最期は息子の見ている前で焼き殺される。

銅磨 蛮

関東の魔王スラムキングの息子。母はフランスの美人歌手ジャンヌ・モレア。父譲りの筋力を持ち、刃渡り2mの斬馬刀と寸分変わらぬ戦国刀を軽々と扱う。父に劣らぬ野心家で、魔王の座を狙っている。父の命令に反し、... 関連ページ:銅磨 蛮

ジャンヌ

魔王スラムキングの娘でズバ蛮の姉。フランス人の母を持ち、聖女のように美しい容姿をしている。一方父譲りの異常筋肉の持ち主で、力を外に発散させるように、いつも中世騎士の重い鎧を着ている。幼少時、スラムキン... 関連ページ:ジャンヌ

銅磨 陣内

後のスラムキング、銅磨高虎の祖父。信州の名家・銅磨家当主。自分の娘を殺して生れ出た高虎を憎むが、一方で孫としての想いも持つ。18歳の高虎を蔵から解放したいという秋葉優子に警告を与えながらも鍵を託す。永井豪の漫画『黒の獅子』に登場する不死身の怪物・銅磨陣内から名前を借りている。

銅磨 高次

後のスラムキング、銅磨高虎に代わる跡取り息子として銅磨家に養子に入った妾の子ども。品性が無い不良。秋葉優子を襲い、処女を奪ったために、高虎に殺される。

秋葉 優子

東京の女子大生。銅磨高虎の家庭教師として雇われる。人間らしい心を取り戻させるために、自分の裸を餌にして高虎を教育する。銅磨家の次男・高次に処女を奪われ、復讐のために蔵から高虎を解き放つ。

飛鳥 了

スラムキングの店で働いていた元ボーイ。ウエイトレスだった恋人・牧村美樹と2人で逃げようとしたため、スラムキングにより見せしめとして人犬にされる。物語終盤まで正体が明かされないが、永井豪の代表作『デビルマン』の同名キャラクターと同一人物である。

関連キーワード

ドラゴン

『バイオレンスジャック』に登場する組織。関東の魔王スラムキング配下で、キングの力を誇示し、人々に恐怖を抱かせるために作られた騎馬武者軍団。黒い鎧に身を纏った長蛇の騎馬軍団が荒野を疾走する姿が竜に似てい... 関連ページ:ドラゴン

斬馬刀

『バイオレンスジャック』に登場する武器。関東の魔王スラムキングが使用する。キングの家に代々伝わる刃渡り2mの大太刀で、戦国時代、騎馬武者の馬を斬るために作られた刀。スラムキングには軽すぎるという理由で柄を鉄に改造された。

魔王城

関東の魔王スラムキングの居城。関東に覇を唱えようとするキングの象徴であり、最強の軍隊に守られた砦である。対空高射砲やミサイル砲を装備する他、周囲の土地に地雷を埋め込んであり、指令室からのコントロールで自在に爆発させられる。

登場作品

バイオレンスジャック

巨大地震により、日本から分断され、無法地帯と化してしまった関東を舞台にした文明崩壊もの。忽然と現れた謎の巨人・バイオレンスジャックと関東を支配しようとする魔王スラムキングの死闘や、地獄と化した関東で逞... 関連ページ:バイオレンスジャック

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