半分の月がのぼる空

半分の月がのぼる空

橋本紡のライトノベル『半分の月がのぼる空』をアニメ化。不治の病で闘病生活の長い少女と、突然の入院で病院生活に馴染まない少年との「いつかは終わりの来る日常」を描く純な恋愛ストーリー。

正式名称
半分の月がのぼる空
ふりがな
はんぶんのつきがのぼるそら
原作者
制作
グループ・タック
監督
ユキヒロ マツシタ
放送期間
2006年1月12日 〜 2006年2月23日
放送局
WOWOW
話数
6話
ジャンル
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概要・あらすじ

A型肝炎で突然若葉病院に入院することになった高校生戎崎裕一は、退屈な病院生活の中で脱走の常習犯となる。夜な夜な抜け出すところを、看護師の谷崎亜希子に注意されていた。ある日、この谷崎亜希子から、脱走を黙認する代わりに、同じ病院に入院している秋庭里香の話し相手になってほしいと持ちかけられる。

登場人物・キャラクター

戎崎 裕一 (えざき ゆういち)

17歳の高校2年、男子。ある日、A型肝炎で若葉病院に入院することになる。しかし、病院生活は退屈で、夜になると毎日病院を抜け出していた。看護師の谷崎亜希子から、この裕一の抜け出しを黙認する代わりに、秋庭里香の話し相手になってほしいと持ちかけられ承諾。 里香と何度か話しをしているうちに彼女に好意を持ち始める。家庭を顧みなかった父が嫌いだったが、その父はすでに他界している。現在、特に目標もなく、高校を卒業したら伊勢を出ようと思っている。

秋庭 里香 (あきば りか)

黒髪で、腰まであるロングヘアの少女。戎崎裕一と同い年である。彼女もまた父をすでに亡くしている。そして、死んでしまった父と同じ病気、先天性心臓弁膜症により若葉病院に入院しており、病院生活が長い。 そのため読書家であり知識が豊富で成績は優秀。一見おとなしそうだが、医師や看護師が手を焼くほどの超わがままな性格。看護師の谷崎亜希子の紹介で裕一と話し、ずっと行きたかった砲台山に裕一がバイクで連れて行ったことがきっかけで、彼に心を開く。

谷崎 亜希子 (たにざき あきこ)

看護師の女性。元ヤンキーで、口よりも先に手が出てしまうタイプ。優しい言葉かけをしようと思うが、ついつい乱暴な言動になる。病院を抜け出していた戎崎裕一の見張り役だが、同時に彼の話し相手でもある。秋庭里香への話し相手を提案した人物で、裕一と里香のことを優しく見守っている。 煙草が好き。

夏目 吾郎 (なつめ ごろう)

秋庭里香の主治医の男性。以前は、東京の大学病院のエリート医師であった。腕は良いが、どこか怠惰である。高校時代から付き合い始め大学卒業と同時に結婚した妻がいたが、数年前に特発性拡張型心筋症で彼女を亡くしている。 心臓の悪い里香と戎崎裕一が仲良くなっていることを自分の過去に重ね合わせてしまい、ふたりの関係をあまり良く思っていない。

世古 口司 (せこぐち つかさ)

戎崎裕一の親友。大柄だが優しい心の持ち主で、お菓子作りをはじめとする料理が得意。そのため女子から人気がある。将来は料理人を目指し、自分の店を持つことを目標としている。プロレスおたく。特にルチャリブレのファンで、彼のマスクも持っている。

水谷 みゆき (みずたに みゆき)

戎崎裕一の幼馴染の少女。昔はよく一緒に行動していたが、高校に入ってからは疎遠になった。面倒見が良くしっかりした性格。秋庭里香の願いを叶えようと裕一がみゆきに相談したことで、再び友達としての付き合いが始まる。 このことで里香とも親しくなり、後に彼女の親友となる。

山西 保 (やまにし たもつ)

戎崎裕一の幼馴染の男子。お調子者の軽い性格。周囲から軽視される行動が多くトラブルメーカーであるが、憎めない人物である。時々、思い悩むことがあり、裕一にはネクラと言われる。鉄道オタクである。

クレジット

原作

橋本 紡

キャラクター原案

山本ケイジ

監督

シリーズ構成

総作画監督

小原充

音楽

光宗信吉

アニメーション制作

グループ・タック

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