概要・あらすじ
主人公の灰村切は、少女の髪を切ることが好きな少年。ある日、学校帰りに立ち寄った古い洋館で、床につくほど長い髪を持つ少女・武者小路祝と出会う。彼女の髪は呪われており、どんなハサミでも切れないというが、灰村切が持っていたハサミを使うと切ることができた。
こうして武者小路祝の専属理髪師になった灰村切だったが、そこから「殺害遺品(キリンググッズ)」を巡る戦いに巻き込まれていく。
登場人物・キャラクター
灰村 切 (はいむら きり)
少女の髪を見ると切りたくなる中学生の少年。祖父と暮らしている。洋館で出会った武者小路祝の髪を切ったことで彼女の専属理髪師となり、彼女を守るため、「殺害遺品(キリンググッズ)」を巡る戦いに身を投じることになる。 殺害遺品「断裁分離のクライムエッジ」を持つ。
鳴門 小太郎 (なると こたろう)
主人公・灰村切のクラスメイトで、親友。居合部のエースで、実家の古武術道場でも武道で鍛えている。
武者小路 祝 (むしゃのこうじ いわい)
どんなハサミでも切ることができないという呪われた長い髪を持つ少女。洋館に住む。主人公の灰村切と同い年だが、小学生のような容姿をしている。灰村切が持っていたハサミで初めて髪を切ることができたが、それ以降、自身を巡る殺害ゲームが巻き起こってしまう。
美墨 かしこ (みすみ かしこ)
主人公・灰村切のクラスメイト。長身で長い髪を持つ女子中学生。バレー部に所属、実家は美容室。地元誌などのモデルとしても活動している。
初郷 和 (うぶさと にぎ)
主人公・灰村切のクラスメイト。美墨かしこといつも一緒にいる女子中学生。オカルトやスプラッター・ホラーが大好き。鳴門小太郎の幼馴染み。
皇 鼎 (すめらぎ かなえ)
思想結社「醜聞(ゴシップ)」のメンバー。大学の犯罪史学講座教授。武者小路祝を病院坂病子・病院坂法子の双子姉妹に監視させていた。殺害ゲームが始まって以降は主人公の灰村切に情報を提供し、「教授(プロフェッサ)」と呼ばれる。
病院坂 法子 (びょういんざか ほうこ)
病院坂病子の双子の姉。妹とは別の学校に通う女子中学生。妹思いで、病院坂病子の殺人衝動を抑える役目を務める。
病院坂 病子 (びょういんざか やまね)
主人公・灰村切の同級生。武者小路祝の住む洋館で、初めて灰村切と面識を持つ。感情の起伏が乏しい、不気味な少女。殺害遺品「昏睡昇天のインジェクション」を持つ。