うみねこのなく頃に

うみねこのなく頃に

莫大な資産を溜め込んだ余命幾ばくもない老当主のもとに、財産目当てで集まった親族18人に襲いかかる「六軒島大量殺人事件」を追う。『ひぐらしのなく頃に』で有名になった同人サークル「07th Expansion」の同人ゲーム第二弾を原作とする作品。正式なタイトルは「な」を赤字で表記する。

正式名称
うみねこのなく頃に
ふりがな
うみねこのなくころに
原作者
原作者
制作
スタジオディーン
監督
今 千秋
放送期間
2009年7月4日 〜 2009年12月26日
放送局
tvk
話数
26話
ジャンル
推理・ミステリー
 
サスペンス
関連商品
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概要・あらすじ

伊豆諸島に位置する、大富豪の右代宮家が領有する私的な島「六軒島」。年に一度の親族会議で、余命あと僅かと宣告されている当主、右代宮金蔵の財産分割問題を話しあうため、島に集まった18人の親族達。

台風によって電話も無線も繋がらず、島に取り残された彼らに襲いかかる連続・大量・猟奇殺人。犯人は誰なのか、そして親族たちは生き残ることが出来るのか。

登場人物・キャラクター

源次 (げんじ)

六軒島に屋敷が建てられた当初から金蔵に仕える使用人。何事にも動じず、日々の仕事をこなしている。主である右代宮金蔵に高い忠誠を示しており、金蔵からもまた、何よりも絶大な信頼を寄せられている。そのため、金蔵の代弁者としての役割を与えられており、屋敷内で強い発言権を有している。

右代宮 朱志香 (うしろみや じぇしか)

右代宮蔵臼と右代宮夏妃の娘。右代宮家の娘としての所作を強要する母に反発し、上品からはほど遠い発言や振る舞いをしている。学校の成績もあまり良くはなく、女性である事も含めて跡継ぎとして相応しいとは考えられていない。 本人自身も右代宮の家や財産には関心がなく、島を出て自由になりたいと思っている。生まれつき喘息を患っているが、それを気遣われることを極端に嫌がる面を持つ。

右代宮 戦人 (うしろみや ばとら)

右代宮留弗夫とその前妻の息子。背が高く大柄で、細かい事は気にしない豪快な性格。父に似てシニカルな面もあるが、人の痛みを理解出来る優しさを持つ。母の死からすぐに愛人と再婚した父親に嫌悪感を抱き、母方の祖父母の家に身を寄せていたが、6年ぶりに戻ってきた。 継母である右代宮霧江とは母親の死以前からの知り合いであり、姉のように慕っていた。

嘉音 (かのん)

右代宮家に仕える使用人。予てより金蔵が援助を行なっている孤児院、副音の家の出身。勤続年数は3年ほどであるが、右代宮金蔵に対しての忠誠心は本物であり、その証となる「片翼の鷲」を身にまとうことが許されている。 同じ孤児院の出身である紗音に対しては、姉と呼び慕うだけでなく尊敬の念も抱いている。右代宮夏妃からの冷遇を受けているが、それは娘である右代宮朱志香との仲を疑われているためである。

右代宮 留弗夫 (うしろみや るどるふ)

右代宮金蔵の第三子で、右代宮家の次男。右代宮霧江の夫で右代宮戦人の父親。何人もの隠し子がいると噂されるほどのプレイボーイであり、6年前に前妻を失うも、そうそうに愛人の霧江と再婚した。皮肉屋であるが、気さくな雰囲気もあるためそこまで嫌みには捕らえれない。 姉である右代宮絵羽とは兄に対して似通った悪感情を抱いている事から交流もあり仲が良い。

ルシファー

ベアトリーチェが召喚する「上級家具」の長女。「七つの大罪」の「傲慢」の特徴を持つ。妹たちの誰よりも能力的に劣る為、長女として振る舞いたい自身とは裏腹に馬鹿にされ続けている。

右代宮 真里亞 (うしろみや まりあ)

右代宮楼座の娘。親族の中では最年少の少女。幼いが故の無垢な性質は右代宮家の中ではとても貴重であり、年齢よりも幼く見える独特の喋り方をする。学業の成績も良いとは言えないが、自身の興味を持った物事に関しては優れた暗記力を示す。 最近の興味は黒魔術やオカルトに絞られているが、同様の趣味を持つ金蔵には嫌われている。

マモン

ベアトリーチェが召喚する「上級家具」の五女。「七つの大罪」の「強欲」の特徴を持つ。グループで行動する事を嫌うため、姉妹ともある程度の距離を保つような行動をとる。また、興味を持ったものには非常に献身的である。

右代宮 秀吉 (うしろみや ひでよし)

右代宮絵羽の夫で右代宮譲治の父親。天涯孤独で裸一貫の身から事業を成功させて財を成した苦労人。かつての金蔵に非常に気に入られていたこともあり、右代宮家長女の絵羽と結婚し婿養子として右代宮家の一員となった。 右代宮家の人々を己の家族として深く愛しており、甥や姪たちからも好かれている。事業におけるキャラ作りのために関西弁に独自のオリジナル要素を加えたヘンな言葉を使う。中堅の外食チェーン運営会社の経営者。

サタン

ベアトリーチェが召喚する「上級家具」の三女。「七つの大罪」の「憤怒」の特徴を持つ。常に何かしらに対して怒っており、妹たちには敬遠されている。いつも自身が怒ってばかりいる為、叱られる事を望んでいる。

アスモデウス

ベアトリーチェが召喚する「上級家具」の七女。「七つの大罪」の「色欲」の特徴を持つ。末っ子でありまだまだ幼い印象を受けるが、色恋に興味を持っており、大人に憧れを抱いている。六女のベルゼブブと特に仲が良い。

右代宮 夏妃 (うしろみや なつひ)

右代宮蔵臼の妻で右代宮朱志香の母親。没落した名家出身の箱入り娘。非常に自尊心の強い女性で、長い間子宝に恵まれず肩身の狭い思いをしてきたが、その強い精神力で右代宮の妻としての責任を果たし続けている。 常に頭痛に悩まされており、眉をしかめている事が多い。娘との仲はあまりうまくいっていないが、厳しいながらも母としての愛情を注いでいる。

郷田 (ごうだ)

右代宮家に仕える使用人の一人で、筋肉質で大柄な体格をしている男。かつて高級ホテルのレストランでシェフとして働いた経歴を持ち、本来は料理人として雇用された。その腕は誰もが認める物であり、親族会議の日には必ず彼の料理が振る舞われる。 現在の地位に甘んじない向上心を持っているため、片翼の鷲を纏う使用人たちに対し劣等感を感じている。特に源次には強い対抗心があるようである。

右代宮 蔵臼 (うしろみや くらうす)

右代宮金蔵の第一子で、右代宮家の長男。右代宮夏妃の夫で右代宮朱志香の父親。次期当主として帝王学を教え込まれ育ったが、父である金蔵ほどの才能はなく、自身もそれを自覚し劣等感を抱いている。そのため、経済的な成功を修める事に強い執着心を持つほか、劣っている自分を大きく見せるため非常にプライドの高い傲慢な性格となった。

右代宮 金蔵 (うしろみや きんぞう)

右代宮家の当主。天才的博才の持ち主で、没落した右代宮家をわずか一代で立て直した名君だが、自身の子供や孫にすら心を開かない気難しい人物。大の西洋被れで、子供や孫の名前はその影響を多大に受けている。また、書斎に引きこもり、周囲に理解され難い黒魔術の研究に没頭している。 過度の飲酒癖により、昨年余命3ヶ月を宣告された。

ベルゼブブ

ベアトリーチェが召喚する「上級家具」の六女。「七つの大罪」の「暴食」の特徴を持つ。非常に食い意地が張っているほか、曲者ぞろいの姉妹の中では比較的に場を和ませる役割を持つ。七女のアスモデウスと特に仲が良い。

熊沢 (くまさわ)

六軒島に屋敷が建てられた当初から右代宮家で家事を手伝うパートタイマー。様々な事情から度々勤続年数が途切れているため使用人としての地位は高くない。しかし、古くから仕えている事もあり右代宮家の内情を始め、六軒島の事情に精通する噂好きな面を持っている。 老女であるが非常にたくましく、多少のミスは誤魔化してしまうなど少々狡い性格でもある。

ベルフェゴール

ベアトリーチェが召喚する「上級家具」の四女。「七つの大罪」の「怠惰」の特徴を持つ。常に冷静な性格で、かつての侍を思わせるような一本芯の通った性格をしている。

右代宮 霧江 (うしろみや きりえ)

右代宮留弗夫の妻で戸籍上の右代宮戦人の母親。6年前に結婚した後妻で、戦人と血の繋がりはない。非常に聡明で行動力があり、夫の派手な女性関係も直ぐさま解消させてしまうなど男性の扱いに長けている。戦人に対しては、後妻になるより前から交流があり、その頃と違わず姉のように振る舞っている。

紗音 (しゃのん)

右代宮家に仕える使用人。予てより金蔵が援助を行なっている孤児院、副音の家の出身。若いが勤続年数は10年近くと他の使用人たちと比べても長く、源次に続く経験を持っている。しかし、仕事でのミスがなかなか減らず、勤続年数と寄せられる信頼は比例していない。 優しい性格で、年の近い右代宮朱志香や、他の子供たちとも交流がある。

レヴィアタン

ベアトリーチェが召喚する「上級家具」の二女。「七つの大罪」の「嫉妬」の特徴を持つ。他人を痛めつけるのを好む性質を持つが、普段は鈍くさく自らが泣いている事が多い。

右代宮 絵羽 (うしろみや えば)

右代宮金蔵の第二子で、右代宮家の長女。右代宮秀吉の妻で右代宮譲治の母親。成人する息子を持つ程の年齢だが、少女のような一面も持つチャーミングな女性。子供の頃に兄である右代宮蔵臼にいじめられていたことが未だに遺恨として残っており、自分の息子を当主跡継ぎとして兄の鼻を明かしたいと願っている。

右代宮 楼座 (うしろみや ろーざ)

右代宮金蔵の第四子で、右代宮家の次女。右代宮真里亞の母親。兄や姉とはかなり年が離れているため、あまり交流する事なく育った。その事もあり、兄弟たちとは異なり思いやりのある優しい性格を持つ。一度した約束は決して違えないなど真面目な性格だが、その真面目さ故に誰にも言えないストレスを溜め込んでいる。 同じ母親として右代宮夏妃を尊敬している。

南條 (なんじょう)

右代宮金蔵の主治医で、今ではもう少なくなってしまった六軒島に屋敷が建てられた当初からの友人でもある。金蔵の余命を3か月と診断した人物で、彼に入院を進めるも即座に突っぱねられてしまうため、頭を悩ませている。

ベルンカステル

魔女のお茶会に突如現われた「奇跡の魔女」と呼ばれる存在。感情が抜け落ちたかのような冷めた表情を浮かべている。

右代宮 譲治 (うしろみや じょうじ)

右代宮絵羽と右代宮秀吉の息子。真面目に企業への道を目指して努力している好青年。焼け野原から成り上がった父親を尊敬し、自身も父のように一から挑戦したいと思っているため、当主を継ぐ事への関心は無い。

ベアトリーチェ

六軒島に棲む伝説の魔女と呼ばれる存在。右代宮家の顧問錬金術師ともいわれている。高飛車な性格で感情の起伏が激しく、時に非常に残酷な一面を覗かせる。

場所

副音の家 (ふくいんのいえ)

『うみねこのなく頃に』に登場する架空の孤児院。右代宮家当主の右代宮金蔵が莫大な援助を行っている。右代宮家は福音の家に対し使用人として働くための門を開いており、品行方正な院生を受け入れている。

六軒島 (ろっけんじま)

『うみねこのなく頃に』に登場する架空の島。物語の舞台となる。伊豆諸島に位置するが、右代宮家所有の私有地であるため地図には載っていないとされる。

クレジット

原作

, 07th Expansion

監督

シリーズ構成

総作画監督

番由紀子 , 菊地洋子

音楽

櫻井真一 , 森脇正敏

アニメーション制作

スタジオディーン

関連外部リンク

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