大天使

相川守が従えている天使の男性。頭頂部が尖った全身タイツに、登山用ブーツを身につけた屈強な肉体を持つ。しかし、元の世界では白髪をおかっぱ頭にした病弱な少年だった。守が出会った時には暴走状態にあり、天使や人間を問わず、動く者すべてを殺害していた。この状況を見た守は、大天使の素体がもともと正義感が強すぎる人物であり、善悪の区別がつかなくなったためではないかと考察している。非常に自我が強いためか、神に近い人物に出会う前から話すことができた。守のことは悪だと断じているが波長が合い、殺害しようとするものの服従させられた。ふだんは危険過ぎるため、聖書のヨハネ黙示録に由来する七つのキーワードによって、仮面をかぶって手に入れた能力をすべて封印されている。非戦闘員天使のような作業をさせられている時は、「ダイちゃん」と呼ばれている。守によって一度封印が解かれたが、その際に支配も解かれた状態となり、のちに本城遊理に従うようになった。遊理による封印のキーワードは、CLAMPの『カードキャプターさくら』のクロウカード編で使用される封印解除の呪文である。なお、「大天使」は自称である。