概要
中学生の女子。年齢は14歳。金髪の美少女で、「山田エルフ」のペンネームでライトノベル作家として活躍している。本名は「エミリー」。母親による英才教育の賜物で、楽器や外国語をはじめとした数多くの特技を持ち、花嫁修業と名の付くものはほぼマスターしている才女。裸族であり、「幸せな気持ちになる」という理由で、お風呂上がりには全裸でピアノを弾くという趣味を持っている。性格は尊大でわがまま。また金遣いが荒く、いわゆる「中二病」的な言動を繰り返す。唯一、担当編集者である兄、山田クリスには頭が上がらず、彼からは、「数多ある長所をすべて台無しにするほどの欠点だらけ」と評されている。一方で世話上手な一面があり、正宗相手には企画書の提出に際して出版社を紹介すると提案したり、短編小説が苦手な正宗の特訓に付き合ったりしている。その他、作家仲間である千寿ムラマサに対しても世話を焼いているが、彼女には名前すら正確には認識されていなかった。 ある日、和泉家の隣にある空き家へと引っ越して来て、和泉正宗らと知り合う。イラストレーターの「エロマンガ先生」を高く評価しており、彼女のイラストを使っている正宗と、「エロマンガ先生」を賭けてどちらが面白い小説を書けるかという勝負をした。結局エルフが敗北したが、その後も正宗と何かと交流を持ち、次第に好意を抱くようになっていく。なお正宗と知り合った時点では、「エロマンガ先生」である和泉紗霧とは交流がなかったが、和泉家に頻繁に出入りしていく中で、彼女とも交流を持つ。 作家として、「売り上げは正義」と考えており、売り上げの低い作家を「雑魚作家」と軽視する傾向にある。また、ファンを「下僕」と称して、Twitterにて彼らと交流を持っているが、相手の同意を得ずに情報をさらしたりと、ネットリテラシーにおいては問題がある。ちなみに仕事を「遊び」と捉えているが、それは「遊びだからこそ全力でやる」という仕事観に基づくもの。それゆえに気分が乗らないと、「ろくな出来にならない」として仕事をしないが、クリスによれば、ぎりぎりの状況に追い詰められた時が一番真価を発揮し、カンヅメ状態にされて原稿を仕上げることも多い。自作の小説「爆煙のダークエルフ」は220万部を売り上げており、アニメ化やゲーム化も決定している人気作品。得意ジャンルはライトファンタジーやエッチなラブコメなどで、ヒロインが全裸になる描写を好む。文章は読みやすさを意識しているが、その読みやすさゆえに、ネット上などでは「酷い文章」と酷評されることがある。作家としての夢は、「究極のラノベ」を書いて、世界を征服すること。
登場作品
エロマンガ先生 (えろまんがせんせい)
伏見つかさの小説『エロマンガ先生』のコミカライズ作品。高校生にしてラノベ作家である主人公、和泉正宗と、その義妹であり、引きこもりにしてイラストレーターの少女、和泉紗霧を中心に描いたコメディー。「月刊コ... 関連ページ:エロマンガ先生