あらすじ
第1巻
高校生にしてライトノベル作家の少年、和泉正宗と義妹、和泉紗霧は、親が再婚したため兄妹になった。だがある日、両親が二人ともいなくなってしまう。それからというもの、紗霧は部屋から一歩も外へ出ないようになった。正宗は引きこもりとなった紗霧と1年前から顔を合わせておらず、どうにか彼女とコミュニケーションを取れないかと日々奮闘していた。
そんなある日、正宗は自らの著作であるライトノベルの挿絵を担当するイラストレーター、「エロマンガ先生」の正体が、紗霧であると知る。彼女は引きこもりながらイラストレーターとして活動していたのだ。それがきっかけで再び顔を合わせた二人は、次第にコミュニケーションを取るようになる。
そんな日々の中、正宗は同業者であるライトノベル作家、山田エルフと知り合う。正宗とは比較にならないほどの人気作家である彼女は、「エロマンガ先生」と一緒に仕事をしたいと希望していた。しかし、紗霧は2作以上のシリーズを担当できるほど仕事の速いイラストレーターではなかった。これを受けて正宗は、エロマンガ先生こと紗霧から見捨てられないよう、エルフよりも面白い小説を書こうと、気持ちを新たにするのだった。
第2巻
ある日、山田エルフが偶然にも和泉家の隣へと引っ越して来た。それを知った和泉正宗は、次第に彼女と親交を深めるようになっていく。そんな中、正宗は「エロマンガ先生」を賭けてエルフと勝負することになった。勝負の内容は、どちらが面白い小説を書くかというもので、当の「エロマンガ先生」こと和泉紗霧がそれを判定すると決定した。その戦いの中、エルフは仕事を「遊び」と称し、生活が掛かっている正宗は、彼女に失望する。だが、「遊びだからこそ全力でやる」というエルフの仕事に対する姿勢を目の当たりにした正宗は、エルフに抱いた失望が誤解であったと認めると共に、彼女が勝負の相手として非常に手強い相手であると思い知らされる。そんなエルフに勝つための秘策として、正宗は自分の作品に、紗霧をモデルとしたヒロインを登場させる。こうしてエルフとの勝負に勝利した正宗は、紗霧と再び二人三脚で作品を作っていこうと誓う。
第3巻
和泉正宗は山田エルフとの勝負に使った小説を、次回作にしようと考えた。しかし、そのためには担当編集者である神楽坂あやめに、その小説が面白いと認めさせなければならない。そこで正宗は、企画書の作り方を和泉紗霧やエルフに相談する。これに伴い、頻繁に和泉家へと遊びに来ていたエルフは、紗霧とも親交を深め、正宗は、妹に仲のよい友人ができたと喜んでいた。
そんな中、紗霧はエルフをもとにしてイラストを描きまくったために、「ロリ系のイラスト」以外が描けないスランプに陥ってしまう。スランプ脱出のために、紗霧は正宗に、モデルとなってくれる可愛い娘を探すよう依頼。正宗はそのモデルとして、紗霧のクラスメイトである神野めぐみに白羽の矢を立てた。めぐみは引きこもりである紗霧を学校に来させるために、たびたび和泉家を訪れていたのだ。しかし、紗霧はめぐみを苦手としていた。そこで彼女を目隠ししたうえ、その手を縛り、しぶしぶモデルとして採用する。これをきっかけに、二人は本当に少しずつだが、親交を深めていくようになる。
第4巻
和泉正宗が提出した企画書は、担当編集者の神楽坂あやめに認められ、出版が決定した。しかし、出版までは1年かかり、そのあいだは、ほかに表だった活動ができないと確定する。正宗は保護者である叔母に、和泉紗霧との二人暮らしの条件として、小説家として自立することを約束していた。1年も小説家として活動できなくなれば約束を反故にしたと見なされ、紗霧とは暮らしていけなくなってしまう。どうにか出版までのスケジュールを早めたい正宗に対し、あやめは小説競技「ラノベ天下一武闘会」に参加するよう提案する。この小説競技で見事1位を獲得できれば、3か月後の出版枠を獲得できるのだという。
正宗はこの提案を受けて参加を決意するが、この「ラノベ天下一武闘会」へは、超人気作家である千寿ムラマサもエントリーすることとなった。実はムラマサは正宗の前作であったバトル小説「転生の銀狼」のファンで、今回の正宗の企画であるラブコメが許せず、彼の出版枠を意図的に潰しにきたのだ。正宗はムラマサが自分のファンであったことを嬉しく思うと同時に、彼女の作品よりも面白い新作のラブコメ小説を作ろうと誓う。エルフとの特訓により、苦手だった短編小説の書き方を身につけた正宗は、ムラマサに勝利をおさめ、見事3か月後の出版枠を手に入れるのだった。
第5巻
3か月後の出版に向け、和泉正宗は連日、原稿の修正作業を行っていた。それも一段落付いた頃、「ラノベ天下一武闘会」の参加者であった獅堂国光から、山田エルフを通して打ち上げを提案される。「エロマンガ先生」こと和泉紗霧も、自室からであったがスカイプ画面を通して打ち上げに参加し、皆で夢を語り合い、目標を新たにするのだった。
その後、正宗達は、執筆合宿のためにエルフから、自身の持つ南国のプライベートビーチに招待される。そこで正宗は、ラブコメを書くにあたっての「水着回」の参考とするため、「定番お約束イベント」を一通り体験していく。その日の夜、「いいものを見せてあげる」とエルフに誘われた正宗は、ホタルが飛び交う幻想的な森の中でエルフの告白を受け、彼女の本名が「エミリー」であると知る。
第6巻
和泉正宗達は、引き続き山田エルフの別荘で執筆合宿を続けていた。そこで正宗は千寿ムラマサに、「転生の銀狼」の続きの小説をプレゼントする。それを読んだムラマサは、満足のいく小説を読んだので、もう自分で小説は書かないと決める。しかし、正宗の意見を聞いて、「世界で1番面白い小説を自分の手で書きたい」と考えを改める。そして、正宗には「私のことを好きになってもらおうか」と宣戦布告的な告白をする。
エルフ達との執筆合宿が終わったあと、和泉紗霧と正宗が共に創り上げた新作小説、「世界で一番可愛い妹」の発売日がやって来た。正宗はその日、自分の発売した作品を一目見るために秋葉原へと赴いた。そんな彼の帰宅を、紗霧が玄関で出迎える。紗霧は正宗との記念日になるこの日に合わせて、部屋の外へ出る練習をしていたのだった。
それからしばらく経ち、ネット上に「本物のエロマンガ先生」を自称する人物が現れる。その人物は「エロマンガ先生G」を名乗って、紗霧を上回る圧倒的な画力を見せつけ、どちらが本物の「エロマンガ先生」かペンネームを賭けて戦う、「エロマンガ先生VSエロマンガ先生G マスク剥ぎデスマッチ」を挑んでくるのだった。
登場人物・キャラクター
和泉 正宗 (いずみ まさむね)
高校生の男子。年齢は15歳で、黒い短髪の少年。現在は父親が再婚した義母の連れ子である義妹、和泉紗霧と二人で暮らしており、家事全般もこなしている。中でも特に料理を得意としている。学生ながらライトノベル作家としてすでに自立しており、これが紗霧と二人暮らしをするため、現在の保護者である叔母と交わした約束となっている。実母は正宗が幼い頃、一人で留守番している間に交通事故によって死別した。それがトラウマとなっており、一人で家で留守番することができない。紗霧には初めて出会った時から異性として一目惚れしていたが、その一方で兄妹として「家族になりたい」という気持ちも強い。 作家としてのペンネームは「和泉マサムネ」で、得意ジャンルは学園異能バトル。和泉正宗自身の著書である「転生の銀狼」のイラストレーターを担当している「エロマンガ先生」については、当初正体を知らなかったが、動画サイトで配信している生放送を見て、紗霧であると気づく。両親がいなくなって紗霧が引きこもってからは、1年以上も彼女と顔を合わせていなかったが、「エロマンガ先生」の正体が紗霧であると知ってからは、頻繁に顔を合わせるようになっていく。紗霧が床を叩く音で、大体何を言いたいのか読み取れるという特技を持つ。 作家としてはかなりの速筆で、作家仲間の山田エルフからは「超速筆(スピードスター)」という称号をもらっている。ほぼ働きづめの毎日を送っているが、自身ではそれを楽しんでおり、「作家の良いところは土日も休まなくていいところ」と語るほど。手掛ける作品は、書き終わってみるまで、どのくらいの長さの話になるか自分でも分からないため、自然と長編小説になってしまう癖がある。そのため短編小説を書くのが苦手。ただし、「ラノベ天下一武闘会」の応募規定が短編小説であったため、参加に際してエルフといっしょに特訓し、若干ながら苦手意識を克服している。エルフと「エロマンガ先生」を取り合って勝負をした際に生まれた小説は、「ラノベ天下一武闘会」にエントリーした後に出版化され、「世界で一番可愛い妹」のタイトルで文庫本となった。小説家としての夢は、「世界で一番可愛い妹」がアニメ化され、それを部屋から連れ出した紗霧といっしょに見ること。
和泉 紗霧 (いずみ さぎり)
中学1年生の女子。年齢は12歳。銀髪のロングヘアで、目の色は碧。現在は母親が再婚した義父の連れ子である義兄、和泉正宗と二人で暮らしているが、両親がいなくなって引きこもっており、部屋からはほとんど外に出... 関連ページ:和泉 紗霧
山田 エルフ (やまだ えるふ)
中学生の女子。年齢は14歳。金髪の美少女で、「山田エルフ」のペンネームでライトノベル作家として活躍している。本名は「エミリー」。母親による英才教育の賜物で、楽器や外国語をはじめとした数多くの特技を持ち... 関連ページ:山田 エルフ
千寿 ムラマサ (せんじゅ むらまさ)
中学生の女子。年齢は14歳。黒髪をショートカットにして前髪を切り揃えており、着物などの古風な恰好を普段着として着用している。時おりワンピースなど女の子らしい恰好をするが、その際は、普段着慣れていないた... 関連ページ:千寿 ムラマサ
獅堂 国光 (しどう くにみつ)
ライトノベル作家の男性。和泉正宗とは同レーベルで活動している。「獅堂国光」はペンネームであり、似てはいるものの本名ではない。茶髪で、爽やかな外見をしている。温和な性格だが、酒に弱い。「ラノベ天下一武闘会」に参加し、正宗に次ぐ3位の成績をおさめた。その後、「ラノベ展開一武闘会」の打ち上げを企画し、正宗や山田エルフ、千寿ムラマサと交流を持つようになった。 子供の頃からお菓子が大好きで、「ラノベ天下一武闘会」ではケーキ屋を舞台とした癒し小説を書いていた。小説家としての夢は、お菓子の小説を書いて食品メーカーとコラボし、自分の考えたキャラやお菓子をコンビニに置いてもらうこと。もともと、「エロマンガ先生」を男だと勘違いし、その人物と仕事を超えた仲のよさを見せる正宗を、同性愛者だと勘違いしていた。 その後、「山田クリス」が「結婚してくれ(妹と)」と正宗に詰め寄る姿を目撃し、その考えをさらに強めるようになる。
神野 めぐみ (じんの めぐみ)
中学1年生の女子。年齢は12歳で、和泉紗霧のクラスメイト。ポニーテールの髪形で、大人っぽい外見をしており、読者モデルの経験もある美貌の持ち主。初対面の和泉正宗に対しても、自分を「めぐみん」とあだ名で呼ばせようとしたり、同じく初対面の高砂智恵に対しても親しげに「ともちゃん」と呼んだりと、気さくでコミュニケーション能力が高い。そのため友人が多く、神野めぐみ自身も「学校での同い年の子は全員と友達」と語っている。実際、紗霧を部屋から連れ出すのに多くの友人の協力を取り付けるなど、人望も厚い。友人を作るためならば労力を惜しまず、紗霧と友人になるために趣味を合わせようと、ライトノベルを読み始めるようになった。もともとはライトノベルを「キモオタ小説」と馬鹿にしていたが、これをきっかけに多くのライトノベルを読み、ファンになった。特に千寿ムラマサの「幻想妖刀伝」が大のお気に入り。当初は下ネタ発言を繰り返し、複数の男性と関係を持っていると仄めかしており、正宗には尻軽な人物として認知されていた。しかし、紗霧のモデルをするに当たって羞恥心を露わにしたその態度から、いわゆる「ファッションビッチ」であったと判明する。 紗霧と親しくなってからは、引きこもりである彼女を外に連れ出して普通に友達付き合いをするため、和泉家を頻繁に訪れるようになる。数々の作戦で砂霧が学校に来るように画策するが、「ネットを解約する」など、ことごとく紗霧を逆なでするような提案をしていたため、紗霧からは苦手意識を持たれている。のちに紗霧のモデルをするようになってからは、若干だが紗霧の態度も軟化した。正宗とは「紗霧を部屋から連れ出す」同盟を結んでおり、たびたび連絡を取り合っている。弟がいる。
高砂 智恵 (たかさご ともえ)
和泉正宗と同じ高校に通っている女子高校生。年齢は15歳。黒髪のロングヘアで、胸が大きい。正宗からは「女の子らしい身体つきをしており、顔も可愛い方である」と認識されている。一人称は「ボク」。神野めぐみを「若者」扱いするなど、年齢の割に達観した物言いをすることが多い。柔らかい性格をしているが、一度怒るとその爆発力はすさまじい。正宗とは仲がよく、彼を「ムネくん」と呼んで慕っている。 本屋である「たかさご書店」の看板娘で、ライトノベルの販売には特に力を入れている。「おすすめコーナー」の陳列棚には、今の人気作品だけでなく、「自分で発掘したあまり知られていないけど面白い本」を必ず混ぜるなど、こだわりを持って本屋での販売促進を行っている。
神楽坂 あやめ
和泉正宗と千寿ムラマサの担当編集者を務める女性。ショートカットの髪型で、仕事着はスーツを着用している。正宗の提出した企画を「どれもうんこだった」と軽く吐き捨てるなど、担当作家にも辛辣な物言いをすることが多い。編集者としては優秀で、人気作品を多数抱えて多忙ではあるが、それを表には出さないタフな人物。ただし、「2時間しか寝てない」などと、忙しいのを自慢するような発言をすることがある。
山田 クリス (やまだ くりす)
「フルドライブ文庫」の男性編集者。金髪で美しい顔立ちをしている。山田エルフの担当編集者にして、兄でもある。サボり癖や尊大な態度を取るエルフに対してゲンコツをお見舞いするなど、容赦のない一面がある。エルフに対しては、ぎりぎりの状況に追い詰められた時こそ真価を発揮すると考えており、彼女に無理な仕事を持ち込むことが多い。 一方で、兄としては妹であるエルフの身を案じている。山田クリス自身が母親の厳しい教育に耐え兼ねて、早々に家を出てしまったため、エルフに対して負い目を感じているところもある。エルフと親交の深い和泉正宗に、エルフと結婚することを望んでいる。
エロマンガ先生G (えろまんがせんせいぐれーと)
「エロマンガ先生」こと和泉紗霧に、ネットを通してコンタクトを取ってきた謎の人物。顔をお面で隠し、パーカーを着ているために性別すらも定かではない。紗霧を「エロマンガ先生」の偽物呼ばわりして、自らが本物の「エロマンガ先生」であると主張した。その際、自らを便宜上「エロマンガ先生G」と名乗っている。紗霧に対し、「エロマンガ先生」というペンネームを賭け、「エロマンガ先生VSエロマンガ先生G マスク剥ぎデスマッチ」を挑んだ。 描くイラストの絵柄は紗霧のものにそっくりだが、そのクオリティは紗霧を上回り、和泉正宗もその実力を認めるほど。
イベント・出来事
ラノベ天下一武闘会 (らのべてんかいちぶとうかい)
和泉正宗、千寿ムラマサ、獅堂国光のほかに二人のラノベ作家が参加した小説競技。作品の規定は「短編小説であること」。当初は出場条件を「デビュー2年以内の未アニメ化作家」としていたが、編集者である神楽坂あやめの権限によって、新人でない正宗、次いでムラマサが参加している。競技における選考方法は、参加作品をWEBで公開し、読者アンケートによって決まるというもの。 1位となった作品は3か月後の出版枠にて文庫本として刊行されることが確約される。投票による結果は、1位が2030票を獲得したムラマサ、2位が2015票を獲得した正宗、3位が1950票を獲得した国光となった。ただし、ムラマサの作品であった「私の可愛くない後輩」は長編作品であり、応募規定を違反したために失格。 2位であった正宗の作品が優勝となった。その後、票数が拮抗していた3位までの作品すべてが出版されると決定する。
その他キーワード
転生の銀狼 (てんせいのぎんろう)
和泉正宗著、「エロマンガ先生」こと和泉紗霧挿絵によるライトノベルシリーズ。内容は異能学園バトルもの。正宗にとっては初のシリーズ完結作品となった。完結を記念してサイン会が開かれるほどの人気を博している。登場キャラクターのイラストは、どれも動物がモチーフとなっている。
爆煙のダークエルフ (ばくえんのだーくえるふ)
山田エルフの人気ライトノベルシリーズ。異世界ラブコメで、アニメ化やゲーム化などが決定している。オリコン1位を獲得、シリーズ累計では220万部を売り上げるほどの人気を博している。
幻想妖刀伝 (げんそうようとうでん)
千寿ムラマサの人気ライトノベルシリーズ。略称は「妖刀」。内容は和風テイストの学園異能バトルもの。二度アニメ化を果たしたほどの人気を博しているシリーズだが、アニメ放送中にもかかわらず刊行がストップしている。既刊は12巻。13巻はレーベル史上最大の発行部数になると、編集者のあいだでも予想されている。
世界で一番可愛い妹 (せかいでいちばんかわいいいもうと)
和泉正宗著、「エロマンガ先生」こと和泉紗霧挿絵により刊行が予定されているライトノベル作品。ラブコメをテーマとしている。原案は正宗が山田エルフとの小説対決において使用したもの。「ラノベ天下一武闘会」で優勝し、出版が決まった。
クレジット
- 原作
- キャラクターデザイン
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かんざき ひろ
書誌情報
エロマンガ先生 全12巻 KADOKAWA〈電撃コミックスNEXT〉
第1巻
(2014-11-10発行、 978-4048669221)
第2巻
(2015-05-09発行、 978-4048650878)
第3巻
(2016-01-09発行、 978-4048655187)
第4巻
(2016-08-10発行、 978-4048921725)
第5巻
(2017-03-10発行、 978-4048927185)
第6巻
(2017-10-07発行、 978-4048934312)
第7巻
(2018-06-09発行、 978-4048938495)
第8巻
(2019-02-09発行、 978-4049123517)
第9巻
(2019-11-09発行、 978-4049128376)
第10巻
(2020-06-10発行、 978-4049132342)
第11巻
(2021-02-10発行、 978-4049136609)
第12巻
(2021-09-10発行、 978-4049139907)