概要
超能力をもつ女子大生・根岸美弥子は超能力者仲間の斉木杳、山岸桂一郎と共に東京から異世界へ召喚される。伝説の女王ネリューラの生まれ変わりと言われた美弥子は、強国西の国の植民地中の国を救うため戦う運命を担う。
東の国の姫ディミダと友情を結んで味方につけ、西の国の大将軍デュラン三世との対決に臨む美弥子だったが、そこで自分達が異世界に呼ばれた真相を知り、選択を迫られる。
登場人物・キャラクター
根岸 美弥子 (ねぎし みやこ)
東京の私大に通う18歳の女子大生。超能力者で、月の周期に合わせて高まる念動力がある。異世界に召喚され、中の国の伝説にある女王ネリューラの転生と告げられ、西の国と戦う。 伝説を信じる人々からはネリューラの名で呼ばれる。喫煙家。
ラ・ミディン・ディミダ (らみでぃんでぃみだ)
東の国の王女で、鬼姫と称されるほど勇猛果敢な戦士でもある。剣をまじえた美弥子とは互いに自分をさらけだせる厚い友情を結び、戦争の最初から最後まで同行する事になる。当人の目的は病に伏せる父王のため薬草を西の国から持ち帰ること。 先進的な精神の持ち主で、新しいものに目を向けない母国の人々に腹を立てている。
西の国 (にしのくに)
『扉を開けて』に登場する国家。強大な軍事力をもっており、中の国へ侵攻した。ディミダが求める、重病に効く薬草はこの国にある。
斉木 杳 (さいき はるか)
美弥子の男友達で、超能力者としての仲間。22歳。女の子との付き合いが派手だが、美弥子には本気らしい節も見せる。超能力は瞬間移動。異世界への召喚に巻き込まれ、戦いを手伝う。
デュラン三世
西の国の大将軍で、中の国を植民地として民を支配し、苦しめている。美弥子たちが異世界へ呼ばれた経緯について真相をにぎる黒幕。
ラディン
中の国の神官。美弥子を伝説の女王ネリューラの生まれ変わりだと民に告げ、植民地解放の戦いへ周囲を誘導した。素性や思惑に謎が多い。
東の国 (ひがしのくに)
『扉を開けて』に登場する国家。ディミダの出身国。王が病に伏せっている。文化的な停滞期にあり、国の上層部をはじめとして人々は保守的で活力が失せている。
ネリューラ
『扉を開けて』の伝説の中で語られる人物。中の国の人々に崇められる、500年前の女王。黄金色の獣、すなわちライオンに乗って戦う勇姿が言い伝えられている。侵略してきた西の国へ徹底抗戦したすえに捕らえられ処刑されるも、死の間際に自分がいずれ転生して「明日へ続く扉を開ける」と予言したという。 ラディンは、その生まれ変わりこそ美弥子だと民に信じさせた。
トワド
美弥子たちに同行する中の国の男。先祖代々神官の家系であり、伝説の女王の復活に喜んでいる。ラディンの言葉に促され美弥子に仕える事を申し出て、ともに戦う。
中の国 (なかのくに)
『扉を開けて』に登場する国家。かつては繁栄を極めたが西の国からの侵略を受けて植民地化されており、民は長い間ネリューラの伝説だけを希望に生きてきた。今は西の国の大将軍デュラン三世が支配している。
山岸 圭一郎 (やまぎし けいいちろう)
美弥子、杳と共に異世界への召喚に巻き込まれる超能力者。美弥子と同じ大学に通う19歳の学生で、満月になると獣臭を放つのを怪しんだ美弥子は彼について調べようとしていた。超能力はある動物への変身。
その他キーワード
極道恐竜 (ごくどうきょうりゅう)
『扉を開けて』に登場するアクセサリー。美弥子のウェストポーチについているマスコットで、10センチ程度の大きさのぬいぐるみ。異世界での戦いが大きな危機を迎えたさい、美弥子が超能力によってこれを動かし、突破口を開いた。
クレジット
- 原作
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新井素子
- 監督
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清水恵蔵
- 脚本
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小出一巳 , 出崎哲
- 作画監督
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小林ゆかり
- 音楽
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マーク・ゴールデンバーク , 清水恵蔵
- アニメーション制作
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キティフィルム