概要・あらすじ
女子高生漆葉リンカは、ある日空飛ぶペンギンが光る魚の群れを追っている光景を見る。その光る魚の1匹が彼女の体に入ることで超能力ESPが発動。そして、同じくこの光る魚によって超能力を手にした者たちが引き起す事件に巻き込まれていくのだった。
登場人物・キャラクター
漆葉 リンカ (うるしば りんか)
バイト生活に明け暮れるビンボー女子高生。ある日謎の光る魚の群れとそれを追う空飛ぶペンギンに遭遇。光る魚の1匹が彼女に入り込むことで、物質をすり抜ける物理透過の超能力ESPが発現する。父漆葉竜胆の鍛錬でジークンドーやカリといった格闘技が身についている。
条幕 蓮 (じょうまく れん)
ESP学園の高校1年生。視力が悪いためメガネをかけている。ESPによるいじめのため引きこもっていた時期があった。大空歩とは幼馴染だが、あまり良い関係ではない。静止空間=ロックススペースという凍結能力を持っている。 ただ、この能力の本当のパワーについては不明点が多い。
漆葉 竜胆 (うるしば りんどう)
漆葉リンカの父で、元・刑事である。現役のころは「ウルヴァリン」の異名を持つほど脅威を放つ存在であったが、男手ひとつでリンカを育てている。物体を引き寄せる念動力=サイコキネシスに目覚める。
黒井 弧月 (くろい こづき)
黒井小節の妹。姉と怪盗ブラック・フィストの称号を競っている。彼女の超能力は、物体を自由に消したり体現したりするアポーツアスポーツである。
東 美奈実 (あずま みなみ)
教授の娘で、東京太郎と共に育つ。教授が企てている東京超能力特区の構想を手伝いながら、正義を掲げる京太郎に対して複雑な気持ちを抱えている。京太郎と同じ瞬間移動=テレポーテーションの超能力を持つ。
ペギィ
漆葉リンカが見た空飛ぶペンギンで、江戸山紫の唯一の友達。空を飛ぶ以外にも超能力を持っているペンギンである。
江戸山 紫 (えどやま むらさき)
生まれ育った家は極道。おかげで友達からはすっかり浮いてしまっている小学生。ある日、空を飛ぶペンギンを見つけペギィと命名。それ以来ペギィが唯一の友達となる。現場に残こっている残留思念を読み取る過去視=サイコメトリーの能力を持つ。
東 北斎 (あずま ほくさい)
東美奈実の父。超能力者を集めテロを起こす構想を練っている。東京を「超能力(ESP)特区」にしようと企んでいる男。対象者に対して思うがままの幻を見せる幻惑の能力を持っている。東京太郎の両親とは研究者仲間。 聖柩と石版そして光る魚の謎を握る人物。
大空 歩 (おおぞら あゆむ)
中学生のメガネ男子。養谷老師の弟子である。母親は政治家でESP否定派のため、未来予知の超能力に目覚めるも、この能力を隠して生活している。
東 京太郎 (あずま きょうたろう)
漆葉リンカの先輩でる高校男子。カラスのかぶり物をし、正義の使者クロウ・ヘッドとして活動している。彼も光る魚が体に入り瞬間移動=テレポーテーションの超能力を得た。幼少期に両親をテロで失い、その後教授に引き取られ育てられた。
養谷 藩田衛門 (ようだに ぱんだえもん)
大空歩を弟子に持つ、元警視庁の武術指南役。漆葉 竜胆の師匠でもある。パンダの着ぐるみを羽織り、女子の胸をねらって拳を入れるパンダパイ拳というセクハラ攻撃を繰り出す。周囲10キロ圏内を把握できる遠隔視=リモートビューイングの能力がある。
黒井 小節 (くろい こぶし)
裏社会では有名な名門盗賊の出身で、怪盗ブラック・フィストと呼ばれている。身に着けているものも含め姿を消す透明化の能力持ち、拳から繰り出す強烈なパンチを武器とする。高校生。
クレジット
原作
東京ESP (とうきょういーえすぴー)
人間の未知の能力であるESPが発現した世界を描くファンタジーバトル漫画。タイトル通り東京が舞台となっており、実在の施設も多数登場している。また、物語が第一部と第二部に分かれているのも特徴で、それぞれ主... 関連ページ:東京ESP