最強タンクの迷宮攻略 ~体力9999のレアスキル持ちタンク、勇者パーティーを追放される~

最強タンクの迷宮攻略 ~体力9999のレアスキル持ちタンク、勇者パーティーを追放される~

木嶋隆太の小説『最強タンクの迷宮攻略』のコミカライズ作品。盾役として圧倒的な能力を持ちながら、迷宮攻略失敗の責任を一方的になすりつけられてパーティーを追放されたルードが、故郷に戻って自分の秘められた力を知り、故郷の発展と妹の治療のために奮闘する姿を描いた冒険譚。「マンガUP!」で2019年5月から連載の作品。

正式名称
最強タンクの迷宮攻略 ~体力9999のレアスキル持ちタンク、勇者パーティーを追放される~
ふりがな
さいきょうたんくのめいきゅうこうりゃく たいりょくきゅうせんきゅうひゃくきゅうじゅうきゅうのれあすきるもちたんくゆうしゃぱーてぃーをついほうされる
原作者
木嶋 隆太
漫画
ジャンル
ファンタジー
関連商品
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あらすじ

第1巻

歴代最高と呼ばれるほどの外皮を生かし、勇者、キグラスのパーティーで盾役をしていたルードは、突然キグラスから一方的にパーティー追放を言い渡される。その理由として「前回の迷宮攻略中に、突然外皮をすべて失って迷宮から撤退するきっかけを作ったこと」「外皮を失った原因が不明なため今後もパーティーを危険にさらす可能性があること」を挙げられた。勇者パーティーを去ったルードは故郷の田舎町、アバンシアに戻る途中、魔物に襲われている少女を発見し保護する。名前のない少女にルードは「ルナ」という名前を付け、行くあてのないルナと共にアバンシアへ向かう。アバンシアに到着したルードは最愛の妹、マニシアをはじめアバンシアの住人と再会し、マニシア、ルナと三人で暮らし始める。アバンシアで穏やかな日々を過ごしていたある日、勇者パーティーでいっしょだったニンがルードの家を訪れ、ルードはニンから勇者パーティーが解散したことを知らされる。

第2巻

田舎町のアバンシアに見たことのない魔物が出現し、ルードルナニンフィールといった仲間と共に討伐に向かう。魔物は仲間の協力や、ルードのスキルにより無事倒すことができたが、2週間後、今度は生息域が遠く離れている魔物のカメレオンコングが出現した。予定外のことが起こるものの、今回も無事に討伐。討伐後、ニンによってカメレオンコング出現の要因となった迷宮の入り口が発見される。迷宮が出現したことでアバンシア周辺には冒険者をはじめとした多くの人が集まるようになり、その中にはギルドから迷宮調査のために派遣された、勇者の位を剝奪されたキグラスもいた。キグラスの迷宮調査は、途中で出会った意志を持つ守護者との戦闘に敗北したことで中断となった。キグラスは自分の実力を再確認し、ルードが妹のマニシアの不治の病を治すために、意志を持つ守護者が持っている秘法を必要をしていることを思い出し、ルードに今までのことを謝罪したうえで迷宮の調査を託す。ルードは仲間と準備を整え、意志を持つ守護者を目指して迷宮に挑む。

関連作品

小説

本作『最強タンクの迷宮攻略 ~体力9999のレアスキル持ちタンク、勇者パーティーを追放される~』は、木嶋隆太の小説『最強タンクの迷宮攻略』を原作としている。原作小説版は、木嶋隆太が「小説家になろう」に投稿した小説『体力9999のSSRスキル持ちタンク、勇者パーティーを追放される』を、『最強タンクの迷宮攻略』のタイトルに改題し、ヒーロー文庫から刊行された。イラストはさんどが担当している。

登場人物・キャラクター

ルード

歴代最高と呼ばれるほどの外皮を持つ男性。外皮の数値は9999で、「挑発」「健康体」「生命変換」「犠牲の盾」という四種類のスキルを持つ。これらを生かして敵の攻撃からパーティーを守る盾役(タンク)として活動している。大柄な自分と同じくらいの大盾を自在にあやつれるほど身体能力が高く、不器用だがまじめで正義感が強い性格をしている。妹のマニシアのことを大事にしており、周囲からは「シスコン」と認識されている。ニンやミレナ、フィールなど多くの女性から好意を寄せられているが、マニシアの不治の病を治すことを第一に考えており、彼女たちの気持ちを知りつつもうまくはぐらかしている。故郷の田舎町、アバンシアに帰る時に保護し、いっしょに暮らしているルナからは「マスター」と呼ばれている。

ルナ

故郷の田舎町、アバンシアに帰るルードに保護された少女。行くあてがないためルードといっしょにアバンシアへ行き、ルードの妹のマニシアと三人で暮らしている。名前がなかったため、保護した時に肩にルナフィアの花びらが付いてたことから、ルードによって「ルナ」と名づけられた。人間に見えるが、その正体は隣国ブルンケルスで作られた戦闘型ホムンクルス。ホムンクルスを戦闘型にするのは違法で、見つかったら処分されるため正体を隠していたが、優しいアバンシアの人たちを騙している罪悪感に耐え切れずに告白する。ルードやマニシアたちが自分を受け入れてくれたため、人間として生きていこうと努力していく。近接戦闘より魔法を得意としており、魔法陣さえ覚えれば、使ったことのない魔法でも使用することができる。また、「鑑定」という非常に珍しいスキルを持っており、所持スキルが二つ不明だったルードを鑑定した。

マニシア

ルードの妹。田舎町のアバンシアで暮らす少女。「マーカー」というスキルを持つ。魔力を多く持って生まれたため髪を自由自在に動かせる特異体質で、意識すればすべての髪を動かせるが、ふだんは感情によって頭頂部から飛び出た髪が揺れ動いている。生まれつき魔力が安定しない不治の病にかかっているため身体が弱く、完治させるには迷宮にいる、意志を持つ守護者の秘法が必要とされている。

ニン

回復魔法を得意とする少女。所属する教会の指示で勇者のキグラスのパーティーに回復役(ヒーラー)として嫌々参加していた。周囲から「聖女」と呼ばれるほど優秀で、ルードを勇者パーティーに誘った人物でもある。実家は公爵家という貴族の令嬢だが、フランクで親しみやすい性格をしている。ルードを追放したキグラスの傲慢さに嫌気がさし、教会の指示もあって勇者パーティーから抜ける。その後、休暇を利用して好意を寄せるルードに会うため田舎町のアバンシアを訪れる。教会には新しい聖女を選定させて自分は聖女を辞める話をしており、ルードがやりたいことへの協力を申し出る。

ミレナ

レイジルの娘。田舎町のアバンシアで暮らす少女。アバンシア唯一の鍛冶屋の看板娘でもある。明るく積極的な性格で、好意を寄せるルードに二人だけでのキャンプに誘うなど、アプローチを繰り返す。

フィール

ヴィルドの娘。田舎町のアバンシアで暮らす少女。アバンシアの自警団でサブリーダーを務めている。まじめで控えめな性格をしている。実戦経験が豊富で剣の腕も立つ。人見知りが激しいためにリーダーとしては不向きだが、将来のためにヴィルドからリーダー役を任されることが多い。好意を寄せるルードと結婚して、ルードがリーダーになって自分はサポートする役に回りたいと思っている。酔っ払うと誰彼構わず抱きついて頭を撫で回す。

レイジル

ミレナの父親。田舎町のアバンシアで暮らしている。ミレナとルードの孫を早く見たいと思っている。アバンシア唯一の鍛冶屋の主で、込めた魔力によって武器の属性を変えられる「エンチャント」効果のある剣をルードのために作り上げる。

ギギ婆 (ぎぎばあ)

田舎町のアバンシアで暮らす女性。町の薬剤師を務めている。身体の弱いマニシアのために薬を作り続けている。若い子はみんな自分の子供のように思っており、さまざまな相談にも乗っている。

ヴィルド

フィールの父親。田舎町のアバンシアで暮らしている。アバンシアの自警団でリーダーを務めている。高齢のためにリーダーをフィールに譲ることを考えており、経験を積ませるためにさまざまなことをフィールに任せている。ルードの人柄や能力などを認めているため、フィールの結婚相手に相応しいと考えている。

キグラス

数々の迷宮を攻略したことで、「勇者」の位を与えられた男性。世界でただ一人「ライフバースト」というスキルを持つ。以前は努力家だったが、勇者となって周囲から尊敬されるようになると人が変わったように傲慢となり、手柄は自分、失敗は他人のせいにする自分勝手な考え方をするようになる。訓練を怠り酒ばっかりの生活となって剣の腕もさびつき、迷宮攻略の失敗をルードだけに押し付けて、ルードを勇者パーティーから追放する。その後も失敗ばかりが続き、ついには勇者の位を剝奪される。

リリア

ギルドの職員として勇者、キグラスのパーティーに参加している女性。ルードが勇者パーティーにいた時はいっしょに戦っていた。「リリィ」の双子の姉で、「融合」というスキルを持つ。魔力を多く持って生まれた特異体質で、目の色がリリィと異なって青色をしている。人目もはばからずいつもリリィとイチャイチャしている。双剣を使って前衛アタッカーを務め、リリィとみごとな連携を見せる。ルードの実力は認めており、彼がキグラスに勇者パーティーからの追放を言い渡された時も、エールを送っていた。勇者の位を剝奪されたキグラスに帯同して田舎町のアバンシアの近くに出現した迷宮に入ったが、途中で撤退。キグラスのあとを継いで迷宮に入るルードに協力を申し出る。

リリィ

ギルドの職員として勇者、キグラスのパーティーに参加している女性。ルードが勇者パーティーにいた時はいっしょに戦っていた。「リリア」の双子の妹で、「融合」「ダンジョンウォーク」というスキルを持つ。魔力を多く持って生まれた特異体質で、目の色がリリアと異なって赤色をしている。人目もはばからずいつもリリアに抱きついてイチャイチャしている。補助魔法や回復魔法が得意で、リリアと息の合った連携を見せる。勇者の位を剝奪されたキグラスに帯同して田舎町のアバンシアの近くに出現した迷宮に入ったが、途中で撤退。キグラスのあとを継いで迷宮に入るルードに協力を申し出る。

リリアリィ

リリアとリリィがスキル「融合」により一つになった姿。目の色が赤と青のオッドアイになり、融合する前とは比べ物にならないほどの戦闘能力を誇る。ただし肉体への負担が大きいため長時間は保てず、限界がくると自動的にもとの二人に戻る。

シュゴール

教会騎士の男性。田舎町のアバンシアの近くに出現した迷宮の調査のために、教会から派遣された。ルードとは顔見知り。勇者の位を剝奪されたキグラスに帯同して迷宮に入ったが、途中で撤退。キグラスのあとを継いで迷宮に入るルードに協力を申し出る。「挑発」と同じ効果がある魔法が使えて、前衛アタッカーも補助役もできる優秀な人物。幼なじみに告白したものの振られたことで女性を苦手としているが、女性同士が仲睦まじい姿を見るのは大好き。リリアとリリィの二人を見ているとすごく興奮する。

マリウス

田舎町のアバンシアの近くに出現した迷宮にいる守護者。魔物だが、ふだんは人間と同じ姿をしており、意志を持ち、人間と会話することもできる。フランクな性格で、強い者と戦うことを望んでいる。本気を出すと人間の10倍くらいの大きさになり、見た目も骸骨になる。

その他キーワード

挑発 (ちょうはつ)

ルードが持つ4種類のスキルのうちの一つ。敵の注意を極限まで自分に引き付ける効果があり、アタッカーや後衛などを敵から守れる盾役に適したスキル。複数に対しても同時に発揮させることができるが、理性や思考のあるものには効きづらい。複数人が順番に使っていけばタンクの負担を軽減できる。魔法でも同じ効果を得ることができ、マリウスとの戦いではシュゴールも魔法で「挑発」を使ってルードと連携した。

健康体 (けんこうたい)

ルードが持つ4種類のスキルのうちの一つ。どんな状態異常にもかからず、自然回復力が上がり、体が極限まで頑丈になる効果がある。

生命変換 (せいめいへんかん)

ルードが持つ4種類のスキルのうちの一つ。今まで削られた外皮の数値を力に変換する効果がある。そのため「犠牲の盾」との相性がよく、外皮を回復できる回復役がいる状態なら長期戦になるほど絶大な効果を発揮できる。効果を認識できないと発動できないスキルで、ルナに鑑定されるまではルードは使うことができなかった。

犠牲の盾 (ぎせいのたて)

ルードが持つ4種類のスキルのうちの一つ。ルードが仲間と認識しているメンバーの外皮が減ったぶんを肩代わりし、さらに仲間と自分の頑丈さを強化する効果がある。敵から受けた攻撃で減った分だけでなく、外皮を消費して効果を得るスキルを使った際も肩代わりする。効果を認識しなくても発揮するスキルで、気が付くとルードの外皮が減っていた原因でもある。ルナに鑑定されて判明する。

鑑定 (かんてい)

ルナが持つ補助系のスキル。直接触れた他人のスキルの名称や効果を鑑定することができる効果がある。非常に貴重なスキルで、ふつうなら1回鑑定してもらうだけでとんでもない金額を請求できる。ルナが鑑定したことで、ルードの不明だった2種類のスキルの正体が判明した。

マーカー

マニシアが持つスキル。決めた相手の居場所を理解できる効果がある。マニシアはルードがいつ帰ってきても出迎えられるように、ルードに設定している。

ライフバースト

世界でキグラスだけが使える強力なスキル。外皮を減らして身体を強化する効果がある。外皮の消費量は自分で調整でき、一度の消費量を増やすほど強化も大きくなる。ルードがキグラスのパーティーにいた時は、「犠牲の盾」の効果でデメリットだけをルードが肩代わりしていたため、キグラスは単純に自身を強化するスキルと思い込んでいた。ルードがいなくなったことで本来の効果を把握する。

ダンジョンウォーク

リリィが持つスキル。迷宮の一度訪れた階層を行き来できる効果がある。ただし、移動できるのは自身を含めて最大六人で、転移先も使うたびに変わる。迷宮探索だけでなく緊急脱出用としても使える。移動人数は減ってしまうが魔法でも同様の効果を得られるためニンも習得している。七人以上いる場合は使える人間を二人以上用意して別れて転移するが、戦力が分散するうえに、合流するまでに魔物に遭遇する危険性がある。

融合 (ゆうごう)

リリアとリリィが持つスキル。二人が融合して一人の人間のリリアリィとなる。融合する前とは比べ物にならないほどの戦闘能力になるが、肉体への負担が大きいため長時間は保てず、限界がくると自動的にもとの二人に戻る。

外皮 (がいひ)

人間が生まれた時にスキルと共に神から授けられる鎧。体力のようなものでもあり、人によって数値が異なる。敵から受けたダメージを肩代わりしてくれて、外皮がある限りは身体にダメージはない。削られる量はそれぞれの防御力などが影響し、首や心臓を攻撃されると多く削られる。削られて減った分は回復魔法やポーションで回復可能。今の外皮の数値は、目を閉じて意識を集中させると確認できる。すべて削られてなくなると数時間程度では回復しない。

魔物 (まもの)

人間を襲う怪物の総称。空気中や魔物の体内にある魔素を食らって成長する。人間を食らうと進化できる「魔神の加護」を持っており、人間を食らうと通常の魔物よりはるかに強力な存在に進化する。強力な存在に進化した魔物のことを、人間は「ユニークモンスター」と呼称している。

クレジット

原作

木嶋 隆太

キャラクター原案

さんど

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