栂村 大地

楢鹿高校に幽閉された男子。所有する文字は「菌」。愛称は「んがちゃん」。カールしたもみあげの黒髪の短髪で、小太りな体型をしている。4歳下の妹がいる。文字をイメージで扱うための独自の研究を行っている。この研究のために校内で所かまわず菌を発動して記録しており、菌の影響で校内がキノコまみれになったりガスのような霧が発生したりすることが多く、迷惑を被っている生徒が多いため、煙たがられている。文字「菌」は周囲に菌を発生させて幻覚を見せることができ、校内に迷い込んだ拝ヒロシが最初に見たのは、栂村大地の発動した「菌」の影響によって生じた幻覚であった。このためヒロシと木下粉雪が、融合生物とお母様について再調査を求めた際に、「菌」による幻覚を発生させる形でヒロシたちに協力している。入学前は月見里静子たちと共に本部の特別研修を受けていたが、訳あって政府組に入ることは辞退した。しかし、特別研修によって得た知識を活かして政府組に協力しており、静子たちから頼りにされることも多い。内臓盗難事件では静子やヒロシたちに協力していたが、静子の死後は剛道つぐみの指令で拘束され、千寿丸孝秋、右代愛弓と共に同じ檻の中に閉じ込められる。しかし数日後には、二人と共に檻の中で死亡していた。