概要・あらすじ
キエサルヒマ大陸の都市トトカンタでオーフェンは、バルトアンデルスの剣を見つけた。これこそ彼が長年探していた怪物ブラッディーオーガストの手がかりとなるアイテム。オーフェンはクリーオウやマジクと共に、ブラッディーオーガストを探すための旅に出る。
登場人物・キャラクター
オーフェン
牙の塔で暗殺術を学んだ凄腕の黒魔術士。黒髪・黒い服と全身黒ずくめの上、目つきも悪い。オーフェンとは偽名で、本当の名はキリランシェロ。「孤児」の意味を持つオーフェンという名を、彼はなぜ名乗るようになったのか。 それは彼の出自理由からだ。身寄りのなかった彼が牙の塔で自分の居場所を見つけたが、アザリーが絡んだ事件によって牙の塔からも去ることになった。オーフェンは事件の鍵を握るブラッディーオーガストを探し求める。
クリーオウ
トトカンタの豪商エバーラスティン家の娘。勝ち気で自由奔放な性格。オーフェンやマジクは、そんな彼女の振る舞いに振り回される日々を送る。バルトアンデルスの剣がエバーラスティン家に蔵されていたことからオーフェンと出会い、共に旅することとなる。
マジク
オーフェンがトトカンタに滞在していた時に知り合った生真面目な少年。苦労を背負い込む(背負い込まされる)タイプ。魔術士になるべくオーフェンに弟子入りし、彼と共に旅に出る。その旅の中でマジクは魔術士として成長していく。
アザリー
牙の塔でオーフェンと同じチャイルドマン教室で学んでいた魔術士の女性。魔術士として類い希な資質を持つ。両親が死亡した後に入った孤児院でオーフェンと知り合い、実の姉弟のように過ごした。 牙の塔時代にバルトアンデルスの剣の発動実験に失敗し、怪物ブラッディーオーガストの姿に変化。そのまま失踪した。
チャイルドマン
牙の塔・チャイルドマン教室の教師。黒魔術を用いた暗殺術が専門分野で、自身も暗殺術の使い手である。オーフェン、アザリーは、このチャイルドマン教室で学び、黒魔術のエキスパートとなった。
ハーティア
牙の塔・チャイルドマン教室で学んだ黒魔術士。オーフェンの同級生である。成績優秀だが本番に弱い性質で、チャイルドマン教室では常にオーフェンの後塵を拝していた。軽い性格。
場所
キエサルヒマ大陸
『魔術士オーフェン』の舞台となる大陸。かつてはドラゴン種族が支配していたが、現在は人間種族がほぼ全土を統治している。人間が生活する街と街の間はほぼ荒野が広がる。大陸の中心にあるフェンリルの森には、ディープ・ドラゴンが住んでいる。
その他キーワード
牙の塔
『魔術士オーフェン』の舞台となる塔。オーフェン・アザリー達が学んだ黒魔術の最高学府。大陸全土から黒魔術の素養を持つ者を招聘し、魔術の教育を施している。その教育は大変厳しく、魔術の失敗による死亡者も多数出ているほどである。