概要・あらすじ
ごく普通の少年である天河優人が誕生日を迎えた朝、謎の美少女緋鞠が現れる。その日を境に、天河優人には数々の妖(あやかし)が襲い掛かってくる。天河家に忠誠を誓った猫の妖である緋鞠は、天河優人を守るために敵の妖たちと戦いつつ、彼を巡る恋のバトルも繰り広げる。
登場人物・キャラクター
天河 優人 (あまかわ ゆうと)
昔から妖と戦ってきた「鬼切り役十二家」のひとつである天河家の末裔。両親を亡くしている。猫アレルギーで、緋鞠が猫の本性を現すと涙と鼻水が止まらなくなる。
嶋村 有 (しまむら ゆう)
天河優人のクラスメイトで学級委員長。九崎凛子の親友で、天河優人を巡る恋のバトルを面白半分に見守っている。一緒に海水浴に行くこともある。
リズリット・L・チェルシー (りずりっとえるちぇるしー)
人気の喫茶店カフェ・リリッシュで働くメイド。おっとりした性格。正体は英国製の古いティーカップに宿る付喪神で、天河優人をハンターと勘違いして毒入り紅茶を飲ませようとした。
柾木 泰三 (まさき たいぞう)
天河優人のクラスメイトで親友。女の子が好きで積極的にアプローチするがうまく行かない。
九崎 凛子 (くざき りんこ)
天河優人の幼なじみで人間。いつも元気でスポーツ万能。緋鞠が現れてからは天河優人を意識し始める。
静水久 (しずく)
美少女の姿をしているが、正体はかつて人間に一族を滅ぼされた蛇の妖「虬(ミズチ)」。人間への恨みから、鬼切り役の末裔である天河優人の命を狙う。水が大好きで、語尾に「なの」と付けて話す。 緋鞠らとのバトルの後は、監視と称して居候する。
座敷童の加耶 (ざしきわらしのかや)
天河優人の祖父母が亡くなったあと、彼の故郷にある無人の家を守ってきた座敷わらし。かつて緋鞠と同居していたことがあり、緋鞠のことが大好き。天河優人がいなくなれば緋鞠が戻ってくると思い込んでいる。 かなりの毒舌家。
神宮寺 くえす (じんぐうじ くえす)
「日本最後の魔女」の異名を持ち、強力な魔術を使いこなす。高飛車な性格。天河優人の許嫁であると語り、自分と共に来るよう強要する。
如月 冴 (きさらぎ さえ)
天河優人のクラスの担任。くだけた性格。自分を「冴ちゃん」と呼ぶような礼儀を知らない生徒には、厳しいお仕置きを見舞う。
緋鞠 (ひまり)
天河優人を妖から守るため、彼の故郷からやってきた。普段は美少女の姿をしており、天河優人のクラスに転校して常に寄り添っているが、妖としての本性を現すと猫の耳とシッポが飛び出す。武器は日本刀で、水が苦手。