概要・あらすじ
チャンピオンカーニバルを勝ち抜き、日本一になった主人公高嶺竜児。その表彰式中、突如として全米Jr.チャンピオンであるブラック・シャフトが登場、高嶺竜児に5対5による日米決戦を要求する。
日本はチャンピオンカーニバルで準決勝まで進んだ4人の他、負傷を癒して帰国した剣崎順を加えた5人を選出。ここに日本最強の5人、「黄金の日本Jr.」が誕生、アメリカJr.チームを迎え撃つことになる。
登場人物・キャラクター
高嶺 竜児 (たかね りゅうじ)
『リングにかけろ1 -日米決戦編-』の主人公で、黄金の日本Jr.の一員。優しくボクシングには不向きな性格だったが、姉である高嶺菊からボクシングのいろはを叩き込まれ、次第にその才能を開花させていき、ついには日本一である日本Jr.チャンピオンに君臨する。 5対5による日米決戦では大将として、全米Jr.チャンピオンであるブラック・シャフトと激闘を繰り広げる。スーパーブローは左フックを独自に昇華させたブーメランフック。 キャッチフレーズは「日本Jr.チャンピオン」。
香取 石松 (かとり いしまつ)
『リングにかけろ1 -日米決戦編-』の登場人物で、黄金の日本Jr.の一員。顔の左側にある大きな傷跡が特徴。ボクサーとしては小柄な体格ながら、トリッキーかつ変則的なスタイルで対戦相手を翻弄する。 性格は激情家で血気盛んな熱血漢だが、人情家で友情に厚い。また三枚目で周囲を和ませることも多く、日本Jr.チーム内ではムードメーカー的な役割も持っている。日米決戦では自ら先鋒を志願し、アメリカJr.チームのモンスター・ジェイルと対戦する。 キャッチフレーズは「ケンカ・チャンピオン」。
黄金の日本Jr. (おうごんのにほんじゅにあ)
『リングにかけろ1 -日米決戦編-』に登場する、日本Jr.チームの別称。日米決戦前に高嶺竜児、剣崎順、香取石松、志那虎一城、河井武士と、日本国内のJr.世代から最強の5人を選出して結成されたチームの呼び方。 これ以上ない最強の5人が集結したことから、期待と尊敬を含めて周囲から呼ばれ始める。
河井 武士 (かわい たけし)
『リングにかけろ1 -日米決戦編-』の登場人物で、黄金の日本Jr.の一員。ボクシングセンスは一級品の天才肌なボクサー。反面、女性と見間違うほどの美貌の持ち主でもある。チャンピオンカーニバルの決勝戦で主人公高嶺竜児に敗北。 その死闘で思うところがあり、以前とは比較にならないほど穏やかで素直な性格に変貌するが、秘めたプライドの高さは健在である。日米決戦では次鋒として、アメリカJr.チームのミズ・シャネルと対戦する。 スーパーブローはライトアッパー。キャッチフレーズは「越後長岡の若武者」。
ブラック・シャフト (ぶらっくしゃふと)
ボクシングの本場であるアメリカから来た全米Jr.チャンピオンの黒人青年で、日本Jr.チャンピオンになったばかりの高嶺竜児に対戦を申し込む。プライドが異常に高く、勝利のためには手段を選ばないなど、勝利至上主義的な一面も持ち、日本人を明らかに見下した態度を取る。 日米決戦を「戦争」と称し、ボクサーではない4人を集めて日米決戦に挑む。 スーパーブローはブラック・スクリュー。
アメリカJr.チーム
『リングにかけろ1 -日米決戦編-』に登場する、ブラック・シャフトが日米決戦のために用意したチーム。構成メンバーは、身長2メートル超に体重100キロ超の巨漢を誇るモンスター・ジェイル、催眠術を駆使して試合を有利にコントロールする、金髪の美女に変装した男性のミズ・シャネル、4万人の構成員を誇る暴走族「グレイトエンジェルス」を率いるミック、白人至上主義のボクサーであるMr.ホワイティの4人。 日本Jr.チームを完膚なきまでに叩き潰すため、Mr.ホワイティ以外はボクサーですらない人物が選出しているのが特徴。
志那虎 一城 (しなとら かずき)
『リングにかけろ1 -日米決戦編-』の登場人物で、黄金の日本Jr.の一員。日本Jr.チームでは最年長で、大人びた雰囲気と大きなリーゼントが特徴。幼少時代に負った大怪我の後遺症が原因で満足に右腕が動かせない状態だが、剣崎の見切りを応用した神技ディフェンスと冷静沈着な試合運びが加わり、左腕1本だけでも天才的なボクシングを魅せる。 日米決戦では中堅として、アメリカJr.チームのミックと対戦する。 スーパーブローはローリング・サンダー。キャッチフレーズは「いぶし銀」、または「猛虎」。
剣崎 順 (けんざき じゅん)
『リングにかけろ1 -日米決戦編-』の登場人物で、黄金の日本Jr.の一員。自他ともに認めるボクシングの天才で、主人公高嶺竜児の永遠のライバル。都大会で高嶺竜児と対戦、激闘の末に勝利するが、両腕にダメージを負ってしまう。 その治療のために渡米していたが、日米決戦前に負傷を完治させて帰国、日本Jr.チームに参加することになる。性格は尊大にしてかなりの自信家。自身を「天才」といってはばからないが、影での努力は惜しまない。 日米決戦では副将としてアメリカJr.チームのMr.ホワイティと対戦する。キャッチフレーズは「天才」、または「スーパースター」。
高嶺 菊 (たかね きく)
主人公高嶺竜児の実の姉。ボクシングのセンスやテクニックなど、才能は弟の高嶺竜児以上のものを持っており、幼い頃から高嶺竜児にボクシングを仕込み、その成長を陰ながら見守っている。 性格は勝気で行動的、男勝りな面が目立つなど高嶺竜児とは正反対だが、一方で人情に厚く、優しい一面を見せることもある。語尾に「~ちゃ」と付けることが多い。日米決戦前には日本Jr.チームを陰ながら支えるべくサポートに奮闘する。
その他キーワード
ブラック・スクリュー (ぶらっくすくりゅー)
『リングにかけろ1 -日米決戦編-』において、アメリカJr.チームのブラック・シャフトが繰り出すスーパーブロー。その正体は、高嶺竜児のスーパーブローであるブーメランフックと原理を同じくする、実在する伝説のパンチ「コークスクリュー・ブロー」である。