概要
南の島からやって来たお騒がせな鳥、デラ・モチマッヅィと暮らす日々も終わり、春となって高校3年生へと進学しても、北白川たまこの頭の中は相変わらず家業であるお餅のことでいっぱいであった。しかし卒業も徐々に近づき、各々が将来の進路へと目を向け始める中で、たまこの向かいの家に住む幼馴染、大路もち蔵もある2つの決意を固めていた。
ひとつは、東京の大学へと進学すること。そしてもうひとつは、幼い頃から想い続けてきたたまこに、離れ離れになる前に告白すること。
ある日の帰り道、ようやく意を決して告白することが出来たもち蔵であったが、それまで恋に鈍感であったたまこは酷く動転し、逃げるようにその場を去ってしまう。
登場人物・キャラクター
北白川 たまこ (きたしらかわ たまこ)
うさぎ山商店街の餅屋「たまや」の娘で、うさぎ山高校のバトン部に所属する3年生。少し抜けてるものの明るく朗らか、お餅とうさぎ山商店街のことが大好きな性格で、友人や商店街の誰からも愛されている。 向かいに住む大路もち蔵とは幼馴染であり、今でも度々自室からもち蔵の部屋に糸電話を投げては、会話を楽しむ間柄。お餅のことばかり考えていたため恋に対しては鈍感であったが、ある日もち蔵から告白を受けたことをキッカケに、急激に彼を意識しては悩む日々を過ごすことになる。
常盤 みどり (ときわ みどり)
うさぎ山高校の3年生でバトン部に所属する、サバサバした性格の女の子。北白川たまことは幼馴染であり、たまこへと親友以上の感情を抱きつつも、日々なにかと世話を焼いている。そのため、大路もち蔵がたまこへと抱く恋心と煮え切らぬ態度をよく思っておらず、しばしもち蔵に対し突き放した態度を取る。 うさぎ山商店街には住んでいないが、祖父が経営しているおもちゃ屋が所在しており、顔なじみ。
北白川 あんこ (きたしらかわ あんこ)
うさぎ山商店街の餅屋「たまや」の娘で、北白川たまこの小学6年生になる妹。少し大人びておしゃれな女の子であり、以前は家業である餅屋を「ちょっとダサい」と感じていたが、心境の変化もあり現在では手伝いをするようになった。
朝霧 史織 (あさぎり しおり)
うさぎ山高校の3年生で北白川たまこの友達、バドミントン部に所属する女の子。クールで真面目だが引っ込み思案な性格であり、当初は体育館で隣あって活動するバトン部の面々と友達になりたいと思いつつ、中々言い出せなかった。 将来の進路として、留学することを考えている。
北白川 ひなこ (きたしらかわ ひなこ)
北白川たまこが小学5年生の頃に亡くなった、北白川豆大の妻でたまことあんこ姉妹の母親。優しく愛情深い人物で、髪型以外はたまことそっくりな可愛らしい容姿をしていた。豆大から告白されるに際し、彼からオリジナルソング「恋の歌」を贈られている。
北白川 豆大 (きたしらかわ まめだい)
うさぎ山商店街の餅屋「たまや」の主人で、北白川たまことあんこ姉妹の父親。伝統を重んじる頑固な職人気質であり、向かいの餅屋「RICECAKE oh! ZEE」の店主である大路吾平とは、商売に対する姿勢が全く異なることもあり日々いがみ合っている。 高校時代には「ダイナマイトビーンズ」というバンドを組んで音楽活動に励んでおり、後の妻であるひなこへと告白するために作成したテープが現在でも残っている。
牧野 かんな (まきの かんな)
うさぎ山高校の3年生でバトン部に所属する、マイペースな性格の女の子。うさぎ山商店街からしばし仕事を請け負われている大工屋の娘であり、自らもロッカーの修理を始めとした大工仕事が大好きで、隙あらば気になったものを測量している。 しかし、高所が苦手。
大路 もち蔵 (おおじ もちぞう)
北白川家の向かいにある餅屋「RICECAKE oh! ZEE」の息子で、うさぎ山高校の映画研究会に所属する3年生。北白川たまことは幼馴染であり、事ある毎に糸電話を介しての会話を楽しみつつ、淡い恋心を寄せ続けている。 しかしなかなか踏ん切りがつかないこと、加えてたまこの鈍感さもあり、想いに気づいてもらえない日々を過ごしていた。高校3年生に進学し卒業後の進路を考える中で、東京の大学を受験すること、そしてたまこに想いを告げることを決意する。