概要・あらすじ
主人公のまる子は、平凡な6人家族で暮らす小学3年生。とぼけた家族や突飛な性格のクラスメイトに囲まれて、平穏ながら笑いあり涙ありの日常を過ごしていく。
登場人物・キャラクター
さくら ももこ
おかっぱ頭と桃色の頬が特徴の、小学3年生の女の子。基本的に怠惰ではあるが好奇心旺盛で、気になったことはとことん追いかけることも。また、世話好きで困った人を見ると親身になって相談に乗る優しい一面もある。 絵を描くことと山口百恵、山本リンダの「ねらいうち」が大好き。好物はプリンとハンバーグ。
さくら さきこ
まる子の姉で、作中では基本的にお姉ちゃんと呼ばれており、本名で呼ぶのは母親くらいである。妹とは対照的に、真面目で几帳面な性格のため、まる子がだらしなくしていると、よく怒って喧嘩になる。 それでも姉妹の仲は良く、まる子の相談に乗ることも多い。好物は鰻。
さくら ひろし
まる子の父。呑気で大雑把な性格で、娘の話はあまり真面目に聞こうとはしない。酒と煙草と野球観戦が好きで、釣りも少々たしなむ。好物は鰹の刺身と煮魚。劇中では働いている描写が一切ないが、実際は八百屋を営んでいるという。
さくら すみれ
まる子の母。なかなか言うことを聞かないまる子に手を焼き、いつも叱りつけている。しかしまる子が素直に謝ればすぐに許すので、基本的には優しい母親である。好物は饅頭と焼きそば。
さくら 友蔵 (さくら ともぞう)
まる子の祖父。まる子を溺愛しており、甘やかしてばかりいる。それを心得たまる子に乗せられて、お小遣いをせびられたり、悪事に荷担させられたりと、利用されてしまうことも多い。俳句をたしなんでおり、嬉しいことや悲しいことがあると、一句詠む癖がある。 好物は湯豆腐と納豆とウニ。
さくら こたけ
まる子の祖母。おっとりとしていて、おだやかな性格。口数こそ少ないものの、たまに正鵠を射た鋭い発言をぽつりと放つこともある。好物は甘納豆と追分羊羹とお赤飯。
穂波 たまえ (ほなみ たまえ)
まる子のクラスメイトの女の子で、一番の親友。三つ編みと眼鏡が特徴。実在する原作者の友人がモデル。真面目な性格で、まる子の話を常に真剣に聞いてあげるが、気まぐれですぐに発言を翻す彼女に、翻弄されることも多い。
花輪 和彦 (はなわ かずひこ)
まる子のクラスメイトの男の子。大金持ちで、車で登校したり夏休みを海外で過ごしたりと、いつも友だちをうらやましがらせている。親切で優しく、フェミニストな一面も。両親は海外に住んでおり、執事と2人で豪邸で暮らしている。
丸尾 末男 (まるお すえお)
まる子のクラスメイトの男の子。ぐるぐる眼鏡が特徴の秀才で、礼儀正しい。学級委員になりたい想いが強く、どう振る舞えば学級委員選挙で票を得られるかを、常に考えて行動するきらいがある。友だちに何かを指摘するときに、「ズバリ○○でしょう」と言うのが癖。
みぎわ 花子 (みぎわ はなこ)
まる子のクラスメイトの女の子。花輪クンのことが大好きで、ことあるごとに言い寄るが、その押しの強さに、引かれてばかりいる。女子の学級委員で、責任感は強い。丸尾君ほどではないが、学級委員への執着は強い。
浜崎 憲孝 (はまざき のりたか)
まる子のクラスメイトの男の子。実在する原作者の友人がモデル。明るく剽軽な性格で、いつもモノマネや一発芸で、友だちを笑わせている。
永沢 君男 (ながさわ きみお)
まる子のクラスメイトの男の子。火事で家が全焼したという悲しい過去を持つ。このことがトラウマとなり、火を見ると気が動転したり、際限なく落ち込む。性格は陰気でひねくれている。藤木とは親友の仲ではあるが、意地悪をして絶交を宣言するなど、冷たくすることもしばしば。
藤木 茂 (ふじき しげる)
まる子のクラスメイトの男の子。クラスで一番の長身だが、臆病で気が小さい。困ったことがあると、すぐに小さな嘘をついてその場を取り繕おうとする癖があり、そのことから周囲から「卑怯者」と呼ばれ、本人もそれを自覚している。 陰気な者同士、永沢とは仲が良く、相手からは突き放されることも多いが、いつも親友として永沢の味方をしている。
クレジット
原作
ちびまる子ちゃん (ちびまるこちゃん)
作者さくらももこが生まれ育った静岡県清水市を舞台に、まる子と呼ばれていた幼少期の思い出を、時には可笑しく時には切なく綴ったエッセイ漫画。怠け者でおっちょこちょいなまる子が、愛嬌溢れる家族や個性的なクラ... 関連ページ:ちびまる子ちゃん