概要・あらすじ
親元を離れ、美術学校であるやまぶき高校の美術科に入学した女子高校生ゆのは、学校の真ん前にある小さなアパートひだまり荘で1人暮らしを始める。そして同じアパートに住み、同じ高校に通う変わり者の女子高校生5人と、彫刻野原美術館に行ったり、パジャマパーティーをしたり、庭でカーテンを洗ったりするなど、楽しくもてんやわんやな毎日を過ごしていく。
登場人物・キャラクター
ゆの
ひだまり荘201号室に住む、やまぶき高校美術科2年の女子高校生。おっとりした性格で、何事にも一生懸命。彫刻野原美術館に行った時に創作意欲が湧き、レストランでお皿やコップを使ったり、家の風呂場でシャンプー容器を使ったりして即興アートを作る。 水泳は苦手で、屋内プールでは宮子に泳ぎを教えてもらう。
宮子 (みやこ)
ひだまり荘202号室に住む、やまぶき高校美術科2年の女子高校生。ゆのとはクラスメイト。天真爛漫な性格で、そのためかトラブルを起こすことも。学校の成績は優秀。彫刻野原美術館では、勉強そっちのけではしゃぐ。 焼肉屋では、肉の部位をヒロの体にたとえたため、ヒロにゲンコツをもらう。
ヒロ
ひだまり荘101号室に住む、やまぶき高校美術科3年の女子高校生。ゆのや宮子の先輩で面倒見がよく、料理を振る舞うことも多い。甘いものが大好きだが、体重を気にしている。天気が良い日にカーテンを洗おうとしたが、タライでは大きさが足らないので宮子が持っている大きなビニールプールで洗う。
沙英 (さえ)
ひだまり荘102号室に住む、やまぶき高校美術科3年の女子高校生。ゆのや宮子の先輩で、ヒロとはクラスメイトで親友。プロの小説家でもある。焼肉屋ではヒロのケーキバイキングに付き合わされ、その後はひだまり荘住人たちとのジャンケンに負けて大家さんを部屋に泊めることになる。
乃莉 (のり)
ひだまり荘103号室に住む、やまぶき高校美術科1年の女子高校生。ゆのが引っ越してきてから1年後、新たに入居してきた。関西出身で、物事はハッキリ言う性格。水泳が得意で、屋内プールでは宮子と共に練習する。
なずな
ひだまり荘203号室に住む、やまぶき高校美術科1年の女子高校生。ゆのが引っ越してきてから1年後、乃莉と共に新たに入居してきた。引っ込み思案な性格。ひだまり荘住人の中での1人だけ彫刻野原美術館に行くことを知らされておらず、行きの電車の中で教えられた。 屋内プールに行った時は、宮子や乃莉のスタイルの良さを羨ましがる。
吉野屋 (よしのや)
やまぶき高校で、美術の授業を担当している女性教師。自作の衣装でコスプレをしていることが多い。友人のウェディングドレスの試着に同行したときは、自分も試着して写真を撮ろうとする。突拍子もない行動を取ることが多く、その度に校長先生に怒られている。
校長先生 (こうちょうせんせい)
やまぶき高校の、男性の校長先生。常に全身がプルプルと震えている。暴走することが多い吉野屋先生に悩まされることが多い。
桑原 (くわはら)
やまぶき高校の、女性の養護教諭。HRの時間が来ても職員室で寝ている吉野屋先生を起こしに来るなど、面倒を見ることが多い。
夏目 (なつめ)
やまぶき高校に通う女子高校生で、ヒロとは同学年。
大家 (おおや)
ひだまり荘の、女性の大家。臨時のバイト代が入ったため、ひだまり荘の住人たちに焼き肉食べ放題をごちそうする。そしてワサビをたくさん入れたロシアンルーレットを提案して、自分が当たってしまう。
うめ先生 (うめせんせい)
ひだまり荘の屋根の上に住んでいる謎の生物。「いい天気」など言葉を話すが、ひだまり荘の住人たちからは認識されていない様子。