概要
全身を機械化し、数々の超兵器を装備した22世紀の戦士。21世紀に起こった異星からの侵略戦争で地球を救った英雄であり、個人が持ち得る範囲を逸脱した強力な武装が許可されている。その正体は、手天童子郎に殺された邪腕坊苦海の息子であり、手天童子を打ち倒すことだけがその目的であった。
戦いを避け、平安時代へ去った子郎を追って、未完成のタイムマシンに飛び込むが、その体は崩壊、炎に包まれた鬼の首の姿となって子郎や源頼光の前に姿を現す。
『バイオレンスジャック』におけるアイアンカイザー
同じ永井豪の作品である『バイオレンスジャック』にも同名のロボットとして登場。
関東外のある組織によって開発されたミサイルとレーザーで武装した局地制圧用の新兵器。制御系統に生きた脳を利用することにより、意志を持つ殺人兵器として期待されている。テストとして送り込まれた関東のある平和な村で、小角裕を標的に選ぶ。開発に利用された脳は裕の母親のもの。ふとしたきっかけで母としての記憶が蘇ることがあるが、遠隔操作などで自らの体を制御することができず苦悶する。
関連人物・キャラクター
邪腕坊 苦海 (じゃわんぼう くかい)
暗黒邪神教教徒の中でも、その体に鬼の特徴を色濃く残す集団・争魔衆のリーダー的存在。その名の通り鬼の腕を持っており、恐るべき怪力を持つ。争魔衆を率いて手天童子郎たちと激突するが、子郎の降魔の利剣により、両断される。
登場作品
手天童子 (しゅてんどうじ)
鬼によってこの世界の夫婦に預けられた主人公・手天童子郎が、鬼に関わる数々の敵と戦いながら、己の出生の謎を追っていく物語。序盤から中盤は、現代日本を舞台に伝奇的なストーリーが展開するが、中盤以降には、未... 関連ページ:手天童子
バイオレンスジャック
巨大地震により、日本から分断され、無法地帯と化してしまった関東を舞台にした文明崩壊もの。忽然と現れた謎の巨人・バイオレンスジャックと関東を支配しようとする魔王スラムキングの死闘や、地獄と化した関東で逞... 関連ページ:バイオレンスジャック
関連リンク
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