概要・あらすじ
普段は冴えない小学生の少年石野あらしは勉強も運動もからっきしダメだが、TVゲームには天才的な才能を持っていた。各地で繰り広げられるゲーム大会で数々のライバル達と対決する石野あらしは、そのバトルの中で炎のコマやエレクトリックサンダーといった必殺技を生み出していく。
コンピューターによる世界支配を狙う巨大企業デーモン社の首領ナンドー会長は、そんな石野あらしに陰謀を仕掛けてくるのだった。
登場人物・キャラクター
石野 あらし (いしの あらし)
1971年1月1日生まれの小学生。赤いインベーダーキャップと巨大な出っ歯がトレードマーク。勉強も運動もオール1の劣等生だが、TVゲームの腕は天才的。全日本インベーダーゲーム大会で優秀して頭角を表し、ゲーム大会や挑戦者達とのゲームバトルを炎のコマやエレクトリクサンダーといった必殺技を編み出して勝ち抜く。 コンピューターによる世界支配を狙う巨大企業デーモン社の総帥ナンドー会長の陰謀に巻き込まれることも多い。
石野 とんがらし (いしの とんがらし)
石野あらしの弟。兄同様、巨大な出っ歯がトレードマーク。生まれながらにして、TVゲームの才能があるが、おもらしをすると只の乳児になってしまう。
エリカ 能登 (えりか のと)
コンピューターによる世界支配を狙う巨大企業デーモン社の総帥ナンドー会長の女性秘書。プログラマーとしても有能な才媛。変装が得意で、様々な姿で石野あらしの前に現れる。
松本 すみれ (まつもと すみれ)
石野あらしが通う小学校のアイドル的存在の少女。その彼氏の座をかけてゲーム大会が開かれたこともある。石野あらしと行動する事も多く、その弟の石野とんがらしを可愛がっている。
大文字 さとる (だいもんじ さとる)
石野あらし最初のライバルとなった中学生。資産家の出身で、IQ300の天才的頭脳による論理的なゲーム戦術で戦う。天才的なプログラマーでもあり、スーパーコンピューターを開発したこともある。石野あらしと対戦して敗れてからは親友となり、ゲームバトルの際にはサポート役を務める事も多い。 トレードマークは三段リーゼント。
ナンドー会長 (なんどーかいちょう)
コンピューターによる世界支配を狙う巨大企業デーモン社の会長。頭髪の無い、異常に巨大な頭がトレードマーク。石野あらしの持つインベーダーキャップに執着し、を手に入れようと画策する。
月影 一平太 (つきかげ いっぺいた)
容貌は大人のようだが、在籍する中学で番長を張る少年。石野あらしの親友で、TVゲームの腕も超一流。喧嘩っ早いが義侠心に厚い漢でもある。中学では留年を繰り返しており、追試を受けさせられている。人形収集が趣味で、就寝時にはネグリジェを着る少女趣味の一面も持つ。
場所
デーモン社 (でーもんしゃ)
『ゲームセンターあらし』に登場する企業。コンピューターによる世界支配を狙う世界的巨大企業。総帥であるナンドー会長の指示の元、石野あらしをつけ狙い、様々な陰謀を仕掛ける。
その他キーワード
真空ハリケーン撃ち
『ゲームセンターあらし』に登場する必殺技。石野あらしが体を高速で回転させ、真空の渦を作り出す。その渦がゲーム機のレバーやボタンを高速で操作する。技を使う際に石野あらしは「天・地・人」と掛け声をかける。
ムーンサルト
『ゲームセンターあらし』に登場する必殺技。空中へジャンプした石野あらしが頭から急降下し、加速をつけてゲーム機のレバーやボタンを連続操作する。体力をつけるための縄跳びからヒントを得た。
スーパーノヴァ
『ゲームセンターあらし』に登場する必殺技。石野あらしが全宇宙のエネルギーを体内に集めて、放出する。技を使う際に石野あらしの全身が光り輝く。精神的な技であり、石野あらしの生命をも危険に晒す。
エレクトリックサンダー
『ゲームセンターあらし』に登場する必殺技。ジャンプした石野あらしが空中で手を高速でこすり合わせて、静電気を発生させてゲーム機に向って放電する。感電したゲーム機が電子回路に異常をきたし、ゲームを有利な方向へ導く。
インベーダーゲーム
『ゲームセンターあらし』に登場する、実在したTVゲーム。1970年代末に大流行した初期のアーケードゲームであり、石野あらしはこのゲームの全日本大会で優勝し、赤いインベーダーキャップを獲得した。
炎のコマ (ほのおのこま)
『ゲームセンターあらし』に登場する必殺技。石野あらしがゲーム機のレバーを超高速で操作することで、コンピューターの反応速度を超え、手とレバーの間に摩擦熱で炎が生じる。コマを手で回転される訓練で会得した。
クレジット
原作
ゲームセンターあらし
テレビゲームの天才石野あらしが様々なテレビゲームに挑戦し、炎のコマなどの必殺技で勝利していくテレビゲーム漫画。初期にはテレビゲームの紹介&攻略漫画としての要素も強かった。 関連ページ:ゲームセンターあらし