概要・あらすじ
2050年、世界の少年達の間でホビー用の小型ロボットLBXを使ったバトルゲームは空前のブームになっていた。LBXを戦わせるフィールドは強化ダンボールで覆われ、その中に自分のLBXを入れて勝敗を競う戦いをダンボール戦機と呼んだ。
山野バンはある日、謎の女性から1つのLBXを渡される。それは見たこともないLBXだった。やがて、バンはLBXにより世界を危機に陥れようとする陰謀と戦うことになる。
登場人物・キャラクター
山野 バン (やまの ばん)
ミソラ第二中学に通う中学一年生。素直で明るく正義感が強い少年。父山野淳一郎はLBXの開発者であり、LBXに情熱を注いでいる。LBXは所持していなかったが、小さい頃から店頭のレンタル用LBXで遊びながら戦闘経験を積んでいたため、イノベーターとの戦いにおいても当初からその実力を発揮する。 AX-00、アキレスを自機として対戦経験を積み、様々な大会に参加して勝利を手にして行く。
仙道 ダイキ (せんどう だいき)
ミソラ第一中学校に通う中学3年生で、15歳。LBXプレイヤーとして「箱の中の魔術師」の異名を持つ。テクニシャンであり、LBX3体を同時に操作する技術を持つ。自分に絶対の自信を持ち、友達や友情などは信じていない。 ミソラ第二中学の郷田ハンゾウとは対立していたが、郷田とのLBX戦で負けて以降は協力関係となる。自機はジョーカー。タロット占いが得意。
海道 ジン (かいどう じん)
ミソラ第二中学に転校してきた中学一年生で、山野バンらの同級生となる。寡黙で冷静な少年。LBXプレイヤーとして高い技量を持ち、「秒殺の皇帝」とも呼ばれる。テロ組織イノベーターを操る海道義光の義理の孫であり、イノベーターの一員として山野バンらに襲いかかる。
川村 アミ (かわむら あみ)
ミソラ第二中学に通う中学一年生で、山野バンとは同級生。成績優秀な優等生タイプの少女で、持ち前の観察力、洞察力を使ってバンの戦いのアシストをする。優しくおしとやかな面と、気が強く思った事を譲らない両面を合わせ持つ。 知識面ではLBXのチューニングや戦闘スペックの解析などバンを上回る能力を垣間見せる事もある。愛機パンドラは専用カラーで塗装してチューンナップしている。
郷田 ハンゾウ (ごうだ はんぞう)
ミソラ第二中学に通う中学三年生で、15歳。中学校の体育館裏のスラムに秘密基地を作り、学校では番長を張っている昭和風な不良。ファッションも下駄履き長ラン。不良グループ四天王のリーダーを務める。 父親はLBXを製作しているプロメテウス社の社長。このツテでプロメテウス社製LBX試作機であるハカイオーを自機としている。ダンボール戦機での戦い方は対戦相手のLBXを完膚なきまでに破壊するやり方で、「地獄の破壊神」とも評されている。
青島 カズヤ (あおしま かずや)
ミソラ第二中学に通う中学一年生で、山野バン、川村アミとは隣のクラスだが、親友である。仲間内ではカズと呼ばれている。自機はウォーリアーを使用。当初不良っぽい面を覗かせる事もあったのだが、それは彼の気弱な内面を隠すためのパフォーマンスだった。 ダンボール戦機を通じて友人の絆を深めて行くにつれ、仲間の為に色々な困難に立ち向かう勇気を示す様に変わっていく。