概要・あらすじ
陽登ハジメは、父母が開発したバトルフィールドシステムのテストバトルをすることとなる。それはカードゲーム・バトルスピリッツを実際に体感できるというものだった。やがてバトルフィールドシステムは全国に普及し、このシステムを使った全国大会、そして世界大会が開催されることとなった。
世界大会の優勝者には現世界チャンピオンである薬師寺アラタへの挑戦権が与えられ、その勝者には覇王(ヒーロー)の称号が与えられることが発表される。
登場人物・キャラクター
陽登 ハジメ (ひのぼり はじめ)
門出中学校1年生。カードゲーム・バトルスピリッツが大好きで、世界チャンピオンの称号である覇王(ヒーロー)を目指す明るく元気な少年。両親はバトルフィールドシステムの開発者だが、海外へ旅立つことになったため、巽キマリの家の庭にテントを建て居候することになる。 赤のカードを中心に使用する。
巽 キマリ (たつみ きまり)
門出中学校1年生。大きなリボンが特徴の、自己中心的で目立ちたがりな少女。世界征服の夢を持つ。陽登ハジメの幼馴染であり、父は陽登ハジメの父同様、バトルフィールドシステムの開発に携わっている。 陽登ハジメとともにバトルフィールドシステムのテストバトルを行い、バトルでの決め台詞やパフォーマンスを流行らせる。
棚志 テガマル (たなし てがまる)
カードゲーム・バトルスピリッツを熟知し、様々なカードを使いこなす高い才能を持つカードバトラーの少年。陽登ハジメのライバルとなる。かつての名家「棚志家」の跡取りで、プライド高く上から目線の言動が多いが、礼節はわきまえており、度量も大きい。 テガマル組の仲間である仁霧コブシ、日下チヒロの二人との関係を大切にしており、またスピリットにも愛情を注ぐ。牛乳が好きで、いつも持ち歩いている。 赤のカードを中心に使用する。
大泉 マナブ (おおいずみ まなぶ)
門出中学校3年生で生徒会長。頭脳明晰で冷静沈着、生真面目な少年。カードゲーム・バトルスピリッツでも相手の戦略に応じた様々なスタイルを使いこなす。バトルフィールドでのパフォーマンスはホスト風。
日下 チヒロ (くさか ちひろ)
テガマル組の一人で、線の細い美少年。白のカードを中心に使う。絵を描くのが得意で、将来の夢はバトルスピリッツのスピリットのデザイナー。
薬師寺 アラタ (やくしじ あらた)
カードゲーム・バトルスピリッツの現在の世界チャンピオンである青年。気さくな好青年であり、如月ミカのバトスピショップに変装姿で現れては、陽登ハジメやバトスピ初心者の子供たちにアドバイスを送ったりしている。 赤のカードを中心に使用する。
巽 コウタ (たつみ こうた)
巽キマリの弟で、姉とは違い素直で真っ直ぐな少年。カードゲーム・バトルスピリッツのカードを収集するコレクターであり、その知識は並外れたものがある。しかし、カードバトラーとしての腕前は初心者同然。 ペンタンというマスコットキャラクター的なスピリットをこよなく愛する。陽登ハジメを兄のように慕う。
如月 ミカ (きさらぎ みか)
陽登ハジメらが通うバトスピショップを経営する女性。以前は凄腕のカードバトラーとして活躍していた。面倒見が良く、様々な姿に変装しては、陽登ハジメらを特訓し、アドバイスを送る。
仁霧 コブシ (にぎり こぶし)
テガマル組の一人で、「押忍!」が口癖の大柄な少年。緑のカードを中心に使う。
その他キーワード
バトルフィールドシステム
『バトルスピリッツ 覇王』に登場する装置。陽登ハジメの父母が研究、開発した、バトルスピリッツを体感できる装置。陽登ハジメが幼少時に語った「スピリットに会いたい」という言葉を叶えるために開発された。
バトルスピリッツ
『バトルスピリッツ 覇王』に登場する玩具。世界大会が開催されるほどの人気を誇るトレーディングカードゲーム。手札を引き、コアと呼ばれるエネルギーを使ってカードに描かれたモンスターを召喚し、スピリット同士を戦わせる。 スピリットはカードバトラーを守る役目も負っており、自陣のスピリットがいない状態で攻撃されるとライフを奪われ、これがなくなると敗北となる。カードには赤、白、紫、緑、黄色、青の属性があり、それぞれの特徴と得手不得手の関係が存在する。 本作から新しい要素として、あらかじめカードを伏せた状態で配置することで、特定条件が行われた際に無条件で効果が発動するバーストなどが追加された。