概要
槍を武器に戦う、痩躯長身の黒人戦士。雄ライオンのシンゴを相棒としている。争いを嫌い、部族闘争の絶えない故郷を離れ、日本にたどり着く。しかし、日本も戦乱の中にあると知り、平和は自分の手で作るしかないと、ズバ蛮と共に戦うことを決意した。実は、ズバ蛮を守るために、ジャンヌ・ダルク(ミレア)が送り出したアンドロイドだったが、タイムパトロールと思われる円盤によって破壊される。
『バイオレンスジャック』におけるゴロンゴ
同じ永井豪の作品である『バイオレンスジャック』にもズバ蛮と共に、ゲストキャラとして登場している。
ズバ蛮率いるドラゴン百鬼隊に属する、腹心の部下で参謀的な役割を担う。筋骨たくましい黒人で斧を武器に戦う。しかしバイオレンスジャックの底知れない強さを恐れ、魔神と称している。
『九龍(クーロン)編』ではズバ蛮にジャックと戦わないように進言するが受け入れられず、あげくはズバ蛮に臆病もの扱いされて殺されてしまう。
関連人物・キャラクター
ズバ蛮 (ずばばん)
人間離れした怪力を持つ少年。短駆ではあるが、2mを超える大太刀戦国刀を自在に振り回し、欲望のままに野武士や大名の兵を襲う。単身で100人を超える部隊を全滅させたなどと噂され、多くの武人たちに恐れられて... 関連ページ:ズバ蛮
銅磨 蛮 (どうま ばん)
関東の魔王スラムキングの息子。母はフランスの美人歌手ジャンヌ・モレア。父譲りの筋力を持ち、刃渡り2mの斬馬刀と寸分変わらぬ戦国刀を軽々と扱う。父に劣らぬ野心家で、魔王の座を狙っている。父の命令に反し、対立することも多い。魔王になるための資金集めとして、臓器売買や人肉ソーセージの製造販売を行う。 幼少時は人間らしい感情があったが、父によって焼き殺される母の姿を見てからは残忍・残虐な性格になる。同じ境遇で育ったからか、姉のジャンヌには優しい。 永井豪『ズバ蛮』の主人公・ズバ蛮をモチーフにしている。 各編における銅磨蛮 ズバ蛮編 騎馬武者軍団・ドラゴン百鬼隊を率いて、唯一関東外と接触のある経済的要地・外界空港の守備にあたる。 九龍(クーロン)編 ドラゴン九龍隊をスラムキングから預かり鍛え上げる。異形の超能力者集団・九龍隊を用いて、スラムキングも手こずるバイオレンスジャックを殺そうと画策する。 ジャンヌ編 姉のジャンヌが新入りの大倉波太を気に入った様子を見てとり、波太を姉のお世話係に任命する。 魔王編 スラムキングの息子とされてきたが、その正体は堕天使サタンの分身の一人であったことが明かされる。スラムキングが悪魔王ゼノンに変身した際、ゼノンと合体する。
登場作品
ズバ蛮 (ずばばん)
怪力無双の少年ズバ蛮が、異国から来た戦士たちと徒党を組み、戦国の覇者を目指して戦う物語。敵として、角を持つ鬼の集団や吸血鬼となった源義経らが登場するなど、伝奇的なストーリーが進行していく。しかし、終盤... 関連ページ:ズバ蛮
バイオレンスジャック
巨大地震により、日本から分断され、無法地帯と化してしまった関東を舞台にした文明崩壊もの。忽然と現れた謎の巨人・バイオレンスジャックと関東を支配しようとする魔王スラムキングの死闘や、地獄と化した関東で逞... 関連ページ:バイオレンスジャック