ダーティペア

ダーティペア

1985年にテレビアニメ化された、高千穂遙原作のスペースオペラ『ダーティペア』の劇場版。テレビシリーズ終了から2年後に公開されたが、キャラクターデザインとメインキャラの声優陣はテレビ版と同じである。映画ではケイの淡いロマンスにスポットが当てられたほか、台詞と効果音を廃して音楽だけで魅せるミュージックビデオ風の演出が随所に盛り込まれている。劇場公開時は大島やすいち原作の野球アニメ『バツ&テリー』との2本立て興行だった。

正式名称
ダーティペア
ふりがな
だーてぃぺあ
原作者
制作
日本サンライズ
公開日
監督
真下 耕一
ジャンル
アクション
 
アドベンチャー
 
スペースオペラ
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概要

時は西暦2141年。犯罪トラブル・コンサルタントWWWAに所属するケイユリは、事件を解決しても甚大な被害を残すために「ダーティペア」と呼ばれていた。レアメタル元素ヴィゾリウムの採掘惑星で起きた国家間の争いを解決すべくケイたちは乗り出すが、そこでヴィゾリウムから新生命体を作り出す実験をしていたマッド・サイエンティストのワッツマン教授の野望を突き止める。

登場人物・キャラクター

ケイ

犯罪トラブル・コンサルタントWWWAに所属するボーイッシュな19歳の美少女。相棒のユリと共にラブリーエンジェルというコードネームで活動しているが、行く先々で大きな破壊がつきまとうために人々からはダーティペアと呼ばれている。 レアメタル用資源ヴィゾリウムの事件で関わった泥棒の青年カースン・D・カースンに心を惹かれる。

ユリ

犯罪トラブル・コンサルタントWWWAに所属する長髪で毒舌家の美少女。19歳。相棒のケイとはお揃いの、上下セパレートタイプのメタリックなジャケットを着用している。ケイと共に惑星アガーナのトラブルを収める任務のために降り立つ。

カースン・D・カースン (かーすんでぃーかーすん)

ケイがレアメタル用資源ヴィゾリウムの密売組織を摘発する現場で唯一取り逃がした大泥棒の青年。ある目的のために惑星アガーナに渡った所、偶然ケイと再会するが、喧嘩しながらも行動を共にするうちに次第に心を惹かれ合うようになる。

WWWA (すりーだぶりゅえー)

『ダーティペア』に登場する機関。名称はWorld Welfare Works Associationの頭文字を取ったもの。銀河連合が設立した犯罪トラブル・コンサルタントで、銀河系内で起きる様々な犯罪に対処するための組織。 ケイとユリはこの組織に属するコンビで、彼女たちのコードネームはラブリーエンジェル。

ワッツマン教授 (わっつまんきょうじゅ)

レアメタル元素のヴィゾリウムを使って、プロジェクト・エデンという進化プログラムの実験をしている老科学者。研究の事しか頭に無い、典型的なマッド・サイエンティスト。両手の甲と頭のこめかみ部分に、コンピューターと直結させるための光ファイバーのターミナルを埋め込んでいる。

場所

惑星アガーナ (わくせいあがーな)

『ダーティペア』に登場する惑星。鉱物資源ヴィゾリウムの宝庫として宇宙で注目されている星。民間開発国のエディアが資源に着目して、その後で国家事業のウルダス共和国が権利を得て採掘事業に乗り出してきた。 両国の間で資源を巡っての争いが絶えない。

その他キーワード

ヴィゾリウム

『ダーティペア』に登場する架空の鉱物。惑星アガーナの大地から採掘される、宇宙船のワープ用エンジンに必要な元素。高価で売れるために密売組織も多く存在する。

クレジット

原作

高千穂遙

監督

脚本

作画監督

土器手司

音楽

志熊研三

アニメーション制作

日本サンライズ

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