概要・あらすじ
精霊が引き起こす災害空間震警報が流れる天宮市の街角で、高校生五河士道は一人の美少女に出会った。大剣を携えたその少女こそ、空間震の源、識別名プリンセスと呼ばれる精霊だった。人間=敵と思っているプリンセスに危うく殺されそうになる五河士道。
難を逃れた五河士道は妹五河琴里が率いる秘密組織ラタトスクによって対精霊戦力と認定される。精霊とデートしてデレさせ、キスによってその能力を封印する。
登場人物・キャラクター
五河 士道 (いつか しどう)
来禅高校2年生。両親と妹五河琴里の4人暮らしだが、両親はほとんど家を空けている。夜刀神十香との出会いをきっかけに、自分に精霊の力を吸収・封印する能力があることを知る。能力を発揮するためには精霊を士道にデレさせなければならない。 また驚異的な再生能力を有し、致命傷からも瞬時に回復する。これは五河琴里の精霊力を源とするため、五河琴里が精霊を顕現している時は失われる。
夜刀神 十香 (やとがみ とおか)
巨大な剣をふるう精霊。メインヒロイン。現界するたびに人間(対精霊部隊)に襲われていたため、人間=敵と認識していた。そのため五河士道と初めて出会った時も、敵と思って殺そうとした。ASTでの識別名はプリンセス。 十香という名は士道に名付けられたもの。五河士道とキスして精霊力を封印されてからは、五河家の隣のアパートに保護されている。また来禅高校の五河士道のクラスに転校性として転入してきた。 鳶一折紙とは五河士道を挟んだライバルでたいへんに仲が悪い。
鳶一 折紙 (とびいち おりがみ)
五河士道のクラスメイトで、陸上自衛隊の対精霊部隊ASTに属する。階級は一尉。両親を精霊に殺されたため、すべての精霊を憎んでいる。学校では頭脳明晰で運動能力も抜群だが無口無表情キャラ。五河士道に関してだけは強い好意を持ち、五河士道にべったりの夜刀神十香に対しては敵意すら抱いている。 ASTにおいては高い戦闘能力を発揮し、実質的なエース。
五河 琴里 (いつかことり)
五河士道の妹。お兄ちゃん大好きの14歳の中学生にして、精霊と対話して空間震を解決しようという秘密機関ラタトスクに所属し空中艦フラクシナスの司令官を務める。普段は白いリボンをしているが、司令官モードのときは黒いリボンに付け替える。 実は精霊イフリートの力を宿している。炎の大斧を武器とする。
四糸乃 (よしの)
氷の力をふるう精霊。ASTによる識別名はハーミット。中学生くらいの女の子の姿をしており、いつも左手にウサギのパペットよしのんをはめている。内気で臆病な本来の四糸乃と、パペットをつけている時だけあらわれる陽気なよしのんの人格を有する多重人格。 パペットを無くして暴走し、街を氷漬けにしてしまう。五河士道がパペットを取り戻してくれたことで彼を信頼し、封印を受け入れる。 以降はラタトスクの保護下にある。
時崎 狂三 (ときさき くるみ)
銃を武器とする精霊。ASTでの識別名はナイトメア。高校生ぐらいの少女の姿をとり、来禅高校に転校してくる。時間を操り、無数の分身を生み出すことができる。また影を通じて生命力を奪うことができ、人間を影に取り込んで食べることもある。 すでに1万人以上を殺害したとされる危険な精霊。崇宮真那とは因縁があり、壮絶な殺し合いを繰り広げてきた。
崇宮 真那 (たかみや まな)
ASTの補充要員としてやってきた少女。ASTの装備を開発したデウス・エキス・マキナ社からの出向で、世界でも指折りの能力を有する。また五河士道の実の妹を名乗る。強大な戦闘力を発揮できるよう調整されているが、その代わりに寿命が非常に短くなっている。
村雨 令音 (むらさめ れい)
来禅高校の物理教師兼五河士道のクラスの副担任。その正体はラタトスクの分析官。なぜか五河士道のことを「シン」と呼ぶ。五河琴里の右腕として五河士道に特訓(主にギャルゲー)を課す。
神無月 恭平 (かんなづき きょうへい)
秘密組織ラタトスクの副司令官。28歳。美男子だがドMのド変態。五河士道と精霊のデートにおける選択肢選びでは、必ずといっていいほど下ネタに繋がる答えを選ぶ。そのことで、五河琴里から無視されるか折檻されるが、反省するどころか喜んでいる..。
日下部 燎子 (くさかべ りょうこ)
ASTの隊長で階級は一尉。精霊に対して苛烈な行動をとる鳶一折紙を気に掛ける。かつては神無月恭平の部下だった。