概要・あらすじ
「精霊使い」と呼ばれる、元素精霊界(アストラル・ゼロ)という異世界から精霊を召喚し使役することのできる少女たち。女性のみの力とされてきた精霊との契約だが、なぜかそれが可能な少年、カゼハヤ・カミト。
精霊使いとして修練する少女たちが集うアレイシア精霊学院に編入した彼は、強大な力を秘めた精霊使いの少女たちと出会い、力を合わせて最強の精霊使いを決める大会、精霊剣舞祭(ブレイドダンス)出場を目指す。
登場人物・キャラクター
カゼハヤ・カミト (かぜはやかみと)
女性のみの特権とされる精霊契約を行うことができる。精霊使いを目指す学び舎のアレイシア精霊学院で唯一の男子生徒で、なにかと注目を集めることになる。契約精霊は幼い少女の姿をしたテルミヌス・エストで、学院近くの洞窟で出会って契約した。
エリス・ファーレンガルト (えりすふぁーれんがると)
ファーレンガルト家は武門の誉れ高き名門で、憧れであった姉の跡を追い、学院の風紀を守る風王(シルフィード)騎士団へと入団、今は団長を務めている。編入直後の主人公カゼハヤ・カミトを、学院長グレイワース・シェルマイスの命令により学院を案内した。 魔風精霊シムルグと契約しており、戦闘の際は風翼の槍(レイ・ホーク)として使う。
フィアナ・レイ・オルデシア (ふぃあなれいおるでしあ)
オルデシア帝国の第2王女で、主人公カゼハヤ・カミトの編入を知り、自身も学院に編入してきた。過去にカミトに救われたことがあり、その本当の姿を知る人物の1人。契約精霊は騎士精霊ゲオルギウスだが、本来の発揮するはずの無窮なる女王の城(セイヴ・ザ・クイーン)は使えないでいる。
クレア・ルージュ (くれあるーじゅ)
学院に向かう途中、主人公カゼハヤ・カミトが初めて出会う精霊使いの少女。契約を迫っていた精霊を奪ったカミトに対し、代わりに自分の奴隷になるよう責め立てる。かつて姉が起こした事件のため、周囲から疎まれることが多く、当人も他者を受け入れないという問題児。 契約精霊は炎精霊のスカーレットで、戦闘時は炎の鞭(フレイムタン)として使う。
グレイワース・シェルマイス (ぐれいわーすしぇるまいす)
精霊使いたちの学び舎、アレイシア精霊学院の学院長で、旧知の仲の主人公カゼハヤ・カミトを精霊剣舞祭に出場させるべく呼び寄せた。黄昏の魔女を自称し、カミトからは魔女呼ばわり以外にも「婆さん」と呼ばれる。 もちろんそんな高齢ではなく、外観は妙齢の麗しき女性。
アレイシア精霊学院 (あれいしあせいれいがくいん)
学院長グレイワース・シェルマイスからの手紙で訪れた主人公カゼハヤ・カミトは、とある交換条件を持ちかけられ学院に編入することを承諾した。精霊使いは女性しかいないため、カミトは厩舎の隣に急ごしらえで作られた小屋で暮らすはめになる。
テルミヌス・エスト (てるみぬすえすと)
主人公カゼハヤ・カミトが物語冒頭で契約することになる剣精霊で、ふだんは幼い少女の姿をしており、なんら人間と変わりない対応をしてくる。戦闘の際は、魔王殺しの聖剣(デモン・スレイヤー)と呼ばれる長剣の姿になる。
リンスレット・ローレンフロスト (りんすれっとろーれんふろすと)
名門貴族ローレンフロスト家の令嬢で、その出自に見合ったプライドの高さと高飛車な性格を持ち合わせている。クレア・ルージュとは幼なじみで、互いに暴言を放つなどのケンカが絶えない。そういった流れで、クレアが奴隷呼ばわりしている、主人公カゼハヤ・カミトに興味を持つ。 契約精霊は氷精霊フェンリルで、戦闘時は魔氷の矢弾(フリージング・アロー)として放つ。
レン・アッシュベル (れんあっしゅべる)
3年前に開催された前回の精霊剣舞祭を勝ち抜いた精霊使いで、その正体は一切不明。主人公カゼハヤ・カミトがのちにアレイシア精霊学院で出会うことになる精霊使い4人に鮮烈な印象を残した。
イベント・出来事
精霊剣舞祭 (ぶれいどだんす)
『精霊使いの剣舞』に登場する大会名。各国の選抜を勝ち抜いてきた精鋭の精霊使いによる最強の座を懸けた戦いの場で、勝利者には大会主催者の精霊王から、どんな望みでも1つだけ叶えてもらうことができる。