概要・あらすじ
発明好きの少年今野 ピュー太は、祖父である科学者ツルリ博士とツルリ研究所を営んでいた。いつも何か発明をしようとメカを作る今野ピュー太 だったが、ツルリ博士をライバル視する科学者ワルサー七世が悪だくみを仕掛けてくる。
登場人物・キャラクター
今野 ピュー太 (こんの ぴゅーた)
発明好きで、行動力のある少年。名前はコンピューターから取られている。ポニーテールのように立った、後頭部の髪が特徴、いつも「P」のイニシャルの入ったヘルメットを被っている。両親は既に亡く、科学者である祖父のツルリ博士と共にツルリ研究所を営む。 修理屋も兼ねる研究所の運営のために、樽型ヘリコプターのタルコプターに乗って、町で機械の修理などの御用聞きをするのが日課。負けん気が強く、ライバルの科学者ワルサー七世の悪だくみにも敢然と立ち向かう。
ロボニャゴ
今野ピュー太のライバルの科学者ワルサー七世が飼っている猫型ロボット。二足歩行が可能で、頭部には電波で文章の送受信を行うテレタイプ機能も持っている。人間の言葉を理解し、猫とも意思の疎通が可能。
ワルサー七世 (わるさーななせい)
名門ワルサー家出身の科学者。サングラスと大きな髭、そして長い顔が特徴的で、オネエ言葉で話す。今野ピュー太の祖父である科学者ツルリ博士の発明品を悪用しようと狙い、悪巧みを仕掛けるが、詰めの甘さからいつも失敗している。 住居兼研究所であるワルサー邸で自身も発明に取り組み、先祖であるワルサー一世の胸像から指令を受け、それに失敗した時にはお仕置きを受けている。助手の大男ブレーキのトメを使い、特殊な自動車ワルサーカーで移動する。
ろくさん
今野ピュー太 と祖父のツルリ博士が営むツルリ研究所の近所で資源回収業「クズろく建設」を営む中年男性。温厚な性格で、今野ピュー太 達のために発明に必要な屑鉄を提供し、近所トラブルが起きた時には仲裁も買って出る。
スガタ カッコ
今野ピュー太からカッコちゃんと呼ばれている本作品のヒロインだが、TVレポーターや宇宙飛行士など、毎回異なる設定で登場する。今野ピュー太 と祖父のツルリ博士が営むツルリ研究所に協力的な資源回収業者ろくさんの娘として登場したこともある。
ブレーキのトメ
今野ピュー太のライバルの科学者ワルサー七世の助手である力自慢の大男。研究の補助、家事一般、用心棒、特殊な自動車ワルサーカーの運転手等を務めている。頭の回転は遅いが、主人であるワルサー七世にしばしばツッコミを入れる。 給料制で雇用されており、支払いが無い時には命令に従わない。
ワルサー一世の胸像 (わるさーいっせいのきょうぞう)
今野ピュー太のライバルの科学者ワルサー七世の住むワルサー邸の地下室にある一族の先祖の胸像。ワルサー七世に様々な悪事の指示を出し、その行動をカメラで監視する。その命令に失敗した時には、ワルサー七世をお仕置きする。 その正体は劇中では描かれず、不明である。
ツルリ博士 (つるりはかせ)
今野ピュー太の祖父である科学者。若い頃は超天才と呼ばれた科学者だったが、1921年に受賞確実と目されていたノーベル賞をドイツの科学者アルバート・アインシュタインが受けた事にショックを受け、すっかり呆けてしまった。 今では孫の今野ピュー太と共に営むツルリ研究所で薄くなった頭髪を生やす研究をする以外は寝てばかりいるが、ショックを受けるとかつての聡明さを取り戻し、発明品を生み出す。
場所
ワルサー邸 (わるさーてい)
『ファイトだ!!ピュー太』に登場する施設。今野ピュー太 のライバルである科学者ワルサー七世の住居兼研究所。町外れの丘の上にある邸宅であり、地下室にはワルサー七世に様々な指令を下す先祖の像であるワルサー一世の胸像がある。
ツルリ研究所 (つるりけんきゅうじょ)
『ファイトだ!!ピュー太』に登場する施設。ビルの屋上にある、今野ピュー太 と祖父のツルリ博士が営む研究所兼修理屋。今野ピュー太 の発明のための資金を捻出すべく、機械の修理や鍋の鋳掛などを請け負う。 しばしば家賃を滞納し、ビルの管理人の中年女性に苦情を言われている。
その他キーワード
ワルサーカー
『ファイトだ!!ピュー太』に登場する乗り物。今野ピュー太のライバルである科学者ワルサー七世の作った特殊な自動車。流線型のボディと二枚のテールウィングを持つ。助手の大男ブレーキのトメが運転手を務めている。
タルコプター
『ファイトだ!!ピュー太』に登場する乗り物。今野ピュー太が操縦する樽型ヘリコプター。開放式コックピットを持ち、三本の着陸脚を持つ。今野ピュー太 は、このヘリコプターに乗って、町で機械の修理などの御用聞きをしている。