タイムボカン

タイムボカン

行方不明になってしまった博士を捜す為、弟子である丹平たちがタイムマシン、タイムボカンを使い過去と未来を自由に行き来する姿を描いたSFタイムトラベルコメディアニメ。1975年10月にスタートした、日本のアニメ会社タツノコプロのアニメ作品。1972年から放映され人気を博した科学忍者隊ガッチャマンのように、当時のタツノコプロのアニメはシリアスな路線が多く見られた。そんな中コミカルな路線を狙って制作された作品であり、当時のタツノコプロとしては異色作といえる。

正式名称
タイムボカン
ふりがな
たいむぼかん
原作者
制作
タツノコプロ
放送期間
1975年10月4日 〜 1976年12月25日
放送局
フジテレビ
話数
61話
ジャンル
ギャグ・コメディ
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概要・あらすじ

カブトムシの形をしたタイムマシン、タイムボカンを完成させた木江田博士は時間旅行のテストにオウムのペラ助と出発する。しかし、帰ってきたのはペラ助だけで、博士は行方不明になってしまう。

博士の弟子であった丹平と孫娘の淳子博士の行方を捜すためタイムボカンに乗り込もうとしたその時、タイムボカンを奪おうとする謎の一味、マージョたちに襲われる。ダイナモンドという特殊物質争奪も絡めて、丹平たちとマージョら3人組のコミカルな戦いの日々が幕を開けたのだった。

登場人物・キャラクター

淳子 (じゅんこ)

木江田博士の孫娘である小学5年生の少女。気だてが良く、心優しい、みんなから好かれるアイドル的存在。また面倒見がよく、通りすがりの美人に気をとられる丹平をその都度窘めるのがお決まりである。

丹平 (たんぺい)

木江田博士の弟子としてメカニックを担当する中学1年生の少年。ストーリー中のバトルでの戦闘能力は非常に高くタイムボカンの修理もこなすなど非常に優れた能力を持っている。勇敢で心優しい男の子だが、美人に弱いのが玉にきず。

チョロ坊 (ちょろぼう)

丹平が作ったロボットであり、子供っぽい性質を持つ。電子頭脳は電力だが、身体を動かす動力は背中にあるゼンマイというユニークな構造をしている。いざ戦いが始まるという緊張の瞬間、毎回ゼンマイが切れ動けなくなってしまう。

マージョ

美人で色気たっぷりな悪の女ボスで、ダイナモンドを得るためにあの手この手を駆使して丹平たちに襲いかかる。過激な性格をしているが、おっちょこちょいでお人好しな一面も持つ。

ペラ助 (ぺらすけ)

オウム。奥さんのおタケさんを非常に恐れており、彼女から逃げる為にタイムボカンを奪い、博士が行方不明となる原因を作った。

木江田博士 (きえたはかせ)

カブトムシ型タイムマシンタイムボカンの発明者。タイムボカンのテスト運転時に行方不明となったが、その後無事に生還を果たす。丹平と淳子がタイムボカンに乗り込む要因となった人物。丹平にとっては先生であり、淳子にとっては優しいお爺ちゃんである。

グロッキー

マージョの手下で、優秀な頭脳の持ち主。当初は木江田博士の助手として登場するが、これはマージョの命令でタイムボカンの秘密を知るために潜入していたためである。

ワルサー

マージョの手下で、力だけが取り柄のマヌケな人物。丹平たちと戦うが、腕力があってもそれを生かし切れず、いいようにやっつけられてしまう。

その他キーワード

タイムボカン

『タイムボカン』に登場するタイムマシン。木江田博士が発明した。当初はカブトムシ型のみが存在していたが、物語が進むにつれて、バッタ型のタイムドタバッタンや、クワガタ型のタイムクワガッタンなどが登場するようになる。

ダイナモンド

『タイムボカン』に登場する特殊な物質。外見はダイヤモンドに似ているが宇宙一高価な鉱物と言われる、加工するとウランよりも強烈な爆発力を持つ物質。マージョたちはこのダイナモンド欲しさに、タイムボカンを追い続ける。

クレジット

原作

タツノコプロ企画室

総監督

脚本

鳥海尽三

作画監督

田中英二

音楽

山本正之

アニメーション制作

タツノコプロ

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