概要・あらすじ
1966年の夏、横須賀に住んでいた主人公の高校生西見薫は、叔父の一家がいる九州へ引っ越してくる。そこで「札付きのワル」として恐れられるクラスメイトの川渕千太郎と出会い、ジャズの魅力を教えられる。
そこから2人はジャズを通じて交流を深めていく。
登場人物・キャラクター
西見 薫 (にしみ かおる)
高校1年生の少年で、父親の仕事の都合で横須賀から九州へひとりで引っ越し、叔父の家に居候する優等生だが、周囲に心を開くことができない性格。幼い頃からピアノを弾いており、クラシックが得意だったが、クラスメイトの川渕千太郎との出会いをきっかけにジャズに挑戦するようになる。
桂木 淳一 (かつらぎ じゅんいち)
川渕千太郎と迎律子とは幼い頃からの仲で、川渕千太郎は「淳兄(じゅんにい)」と呼んで慕う。東京の大学に通っているが、帰省の際にはムカエレコードで川渕千太郎たちとジャズ演奏をする。トランペットを担当。
迎 勉 (むかえ つとむ)
主人公西見薫のクラスメイト迎律子の父親で、ムカエレコードを経営する。ジャズを愛し、川渕千太郎らと店の地下スタジオで演奏に興じる。ウッドベースを担当。
松岡 星児 (まつおか せいじ)
主人公の西見薫らの同級生にあたる男子高校生。川渕千太郎を自身が率いるロックバンド「オリンポス」に誘う。
川渕 千太郎 (かわぶち せんたろう)
高校1年生の少年で、主人公の西見薫のクラスメイト。バンカラで腕っ節が強く、学校では「札付きのワル」と恐れられている。ジャズをこよなく愛し、ドラムを演奏する。
丸尾 重虎 (まるお しげとら)
高校1年生の男子で、主人公の西見薫のクラスメイト。無線部の部員。実はギターがうまい。
迎 律子 (むかえ りつこ)
高校1年生の女の子で、主人公の西見薫のクラスメイト。また、川渕千太郎の幼なじみ。レコード店ムカエレコードの娘で、川渕千太郎に思いを寄せている。
深堀 百合香 (ふかほり ゆりか)
主人公の西見薫の学校の1学年上の先輩。不良に絡まれているところを川渕千太郎に助けられ、以降西見薫や川渕千太郎と交流を持つ。川渕千太郎と通して知り合った大学生の桂木淳一に思いを寄せる。
場所
ムカエレコード
『坂道のアポロン』に登場するレコード店。主人公西見薫のクラスメイト迎律子の実家。地下には練習用のスタジオがあり、川渕千太郎らのジャズ仲間のたまり場となっている。
クレジット
原作
坂道のアポロン (さかみちのあぽろん)
1960年代の長崎・佐世保を舞台に、当時の高校生達の恋愛、友情を通した彼らの成長を描く。当時流行していたジャズやロック、レコードに魅了される若者達の文化や、学生運動の様などが描かれており、現代を舞台に... 関連ページ:坂道のアポロン
関連外部リンク
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/noitamina-apollon/index.html