城田 司

城田 司

片翼のラビリンス(漫画)の作品登場人物。読みは「しろた つかさ」。

登場作品
片翼のラビリンス(漫画)
正式名称
城田 司
ふりがな
しろた つかさ
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概要

北高校3年生の男子。小栗都のクラスメイトで、時原大翔の友人。1年次は1年2組、3年次は3年3組に所属している。部活動は男子サッカー部。前髪を目の上で切った、黒のショートカットヘアにしている。釣り目で八重歯があり、中性的でかわいらしい雰囲気である事から、女装をさせられる事もある。身長は、高校1年次は150センチと小柄だった。

しかし、高校在学中に身長が大きく伸び、高校3年次には166センチまで成長する。だが、それでも比較的小柄な事を気にしており、身長についてからかわれると、非常に怒る。責任感が強く、面倒見もよく、自分よりも他人を優先する心優しい性格ながら、極度の照れ屋で不器用なため、いつも自分の気持ちをうまく伝えられず、攻撃的な態度や冷たい態度を取りがちな事に悩んでいる。

都とは高校入学後に出会い、ずっと思いを寄せていた。だが、都は大翔に思いを寄せている事を知っていたため、特に気持ちを伝えようとは考えていなかった。しかし高校3年生の春、都が大翔とその恋人である小栗蛍に自分の気持ちを知られてしまい、それが原因で自殺してしまう。この事実を受け入れられず、その後約30年をかけて、同じように事実を受け入れられない華本桃子と蛍の協力のもと、46歳の時にタイムリープを可能にする「両翼の鍵」と「片翼の鍵」の開発に成功する。

また46歳、あるいは48歳まで成長した城田司、桃子、蛍の事を、一人目の司、一人目の桃子、一人目の蛍とする。そして一人目の司と一人目の桃子は「両翼の鍵」の発動条件を満たすため、一人目の蛍の命を使い、そして生まれた「片翼の鍵」を、都の自殺直後の、毎日を後悔しながら暮らしている過去の自分、つまり二人目の自分達のもとへ飛ばす。

そして都の自殺直後の時間に暮らす、何も知らない二人目の自分達に事態の解決を託しつつ、一人目の司もまた、都の自殺当日にタイムリープしては、何回も自殺を止めるよう説得を繰り返していた。

こうして「片翼の鍵」を送られた二人目の司は、まず、ある日突然、自分が謎の鍵「片翼の鍵」を使ってタイムリープをするという夢を見る。そして目を覚ますと「片翼の鍵」を実際に手にしている事に気づき、冗談半分で、夢で見た通りに「片翼の鍵」を使用したところ、タイムリープに成功。

これにより、都の自殺を阻止するため、現在から高校3年生の春の都の自殺直前まで戻るが、それに失敗してはまたタイムリープを行うという行為を、幾度となく繰り返す事となる。しかし何度タイムリープしても同じ結果となり、今度は都が自殺する原因となった人間関係の問題を根本から改善するため、自殺日から数か月~数年単位までさかのぼってタイムリープするようになる。

だが、これでもまだうまく行かず、絶望しかけた時に、なんと二人目の桃子と二人目の蛍も「片翼の鍵」の所持者であったが、お互いにそれを知らないまま行動していた事を知る。さらにそこで二人目の蛍から、現在の自分は大翔を思い過ぎており、正常な判断ができないため、タイムリープしても力になれない。しかし、自分の持つ「片翼の鍵」を都に送り、自分の代わりに都自身を協力者にすれば、未来を変えられるかもしれない。

そのためであれば、大翔と蛍が交際していたという事実は消えて構わないので、どうか都を助けてほしいと頼まれる。これによって二人目の蛍の「片翼の鍵」を手に入れた二人目の司は、今度は二人目の桃子とも協力して、二人合わせて三つの鍵がある状態でタイムリープを実行。

そしてまずは高校3年生の春、都の自殺直前に行き、都に「片翼の鍵」を渡す。次に高校1年生の秋までタイムリープしてくるはずの都を、二人目の司と二人目の桃子で待ち構え、大翔と蛍の関係が修復不能になったタイミングで事情を話す。これによって自殺を完全に阻止するというプランを考えていた。しかし、大翔と蛍の関係が修復不能になったタイミングでなぜか、二人目の司の持つ「片翼の鍵」が消えてしまい、未来の世界で大翔が二人目の司の「片翼の鍵」を奪い、大翔と蛍が交際できる未来を作るためにタイムリープして来た事を知る。

そして今度は大翔によって時間を高校1年生の秋まで巻き戻され、高校3年生の春までは進行したものの、また都が自殺した日と同じ展開になりかける。

しかしここで、一人目の司と一人目の桃子が介入し、都にすべてを伝える。これによって都が事態を受け入れ、まだ誰もタイムリープの事を知らない高校1年生の入学式の日までタイムリープして、この問題を解決すると決意。これによって今度は、タイムリープに関する情報をいっさい知らない三人目の司が誕生する。

そのため三人目の司だけは都に対する恋愛感情はいっさいなく、都への関心自体も薄かった。しかし都の努力により高校1年生の夏に両思いとなり、さらに金色の「両翼の鍵」の力によって、三人目の司は、一人目と二人目の司の記憶を手に入れ、三人全員の記憶を得た状態になる。そして高校卒業後は大学に進学し、25歳の時に都と結婚。また、このあいだは金色の「両翼の鍵」を使ってアドバイスを求めに来る都を、度々サポートもしていた。

誕生日は8月25日で、血液型はA型。10歳年下の妹と、11歳年下の弟がいる。

登場作品

片翼のラビリンス (かたよくのらびりんす)

ある日、突然送られて来た謎の鍵により、タイムリープする力を手に入れた女子高校生。彼女が仲間と共に自らの死の謎を解き、同時に周囲の人々全員が幸せになれる未来を模索するSFファンタジックラブストーリー。「... 関連ページ:片翼のラビリンス

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