小栗 蛍

小栗都の姉で、大学2年生の女子。高校時代は都達とは別の進学校、西高校に通っており、その後現在の大学に進学した。前髪を目の上で切って真ん中で分け、胸の下まで伸ばしたストレートロングヘアにしている。身長は、高校2年次は164センチ、大学1年次は165センチ。抜群の美貌に加え、明るく気さくな飾らない性格で、周囲から非常に人気がある。

特に男性からの人気はすさまじく、都曰く、すれ違った男性が全員蛍を好きになってしまうほどである。姉妹仲はよく、都の事を非常に大切に思っている。しかし時に、ついからかい過ぎて泣かせてしまう事があり、やり過ぎたのを悔やむ事もしばしば。さらに涙もろく他人に共感しやすい。そのため、大切な人にいい事があると、本人よりも先に泣いてしまったり、逆に悪い事があると、本人以上に激怒したりする事がある。

高校に入学して吹奏楽部に入部後、顧問教師に密かに思いを寄せるようになる。しかし、気持ちを伝えられる事なく顧問教師が教職を離れて家業を継ぐ事になってしまい、失恋する。その後、高校3年生の秋に都を通じて時原大翔と出会い、高校3年生の冬に、まずは友人からという形で交際を始める。

その後大学2年生の春までは大翔と順調に交際していたが、ある日、北高校まで都の忘れ物を届けに行った際、実は都も大翔に思いを寄せていたが、大翔と小栗蛍が交際を始めた事によって言い出せなくなってしまい、以来2年ほど苦しみ続けていた事を知ってしまう。さらにその直後、都が自殺してしまい、その原因は自分にあると感じて苦しむ。

そんな折に「片翼の鍵」を手に入れ、タイムリープする力を手に入れるが、現在の自分では正常な判断ができず、都の死を阻止する事はできないと考える。そこで同じく「片翼の鍵」を手に入れていた城田司と華本桃子に、自分と大翔が交際する事実が消えても構わないので、自分が手に入れた「片翼の鍵」を使って、絶対に都の死を阻止してほしいと頼む。

これによって司と桃子が所持する「片翼の鍵」は三つになり、二人は余った蛍の「片翼の鍵」の鍵を都に渡し、都自身も協力者にする事で自殺を阻止しようとする事が可能になった。そして最終的にすべてを知り、全員が幸せになれる未来を探すと決意した都の力により、タイムリープに関する情報をいっさい知らない状態で、高校3年生の夏に大翔と交際を始め、大学卒業後、27歳で大翔と結婚する。

誕生日は4月18日で、血液型はO型。高校時代は吹奏楽部に所属していた。趣味はショッピング。都のお腹の贅肉を触るのが好き。