曉!!男塾 青年よ、大死を抱け

曉!!男塾 青年よ、大死を抱け

全国の不良を真の男に育て上げる男塾に入学した剣獅子丸と、彼の仲間たちの友情や死闘を描く熱血物語。『魁!!男塾』の続編に当たり、同作品の登場人物、及びその息子が多数登場する。

正式名称
曉!!男塾 青年よ、大死を抱け
ふりがな
あかつき おとこじゅく せいねんよたいしをいだけ
作者
ジャンル
バトル
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概要・あらすじ

『魁!!男塾』の主人公剣桃太郎の息子獅子丸が男塾に入学した。男塾一号生として仲間たちと男を磨く獅子丸は、世界各国の強者と男を競う大会を経て更に仲間を増やしていく。そして『魁!!男塾』からの宿敵との対決や、塾長江田島平八に降りかかる苦難と、男塾をめぐる試練は次々と塾生たちの前に立ちはだかる。

登場人物・キャラクター

剣 桃太郎

剣獅子丸の父であり、息子を男塾に送り込んだ。『曉!!男塾』では内閣総理大臣となっており、後に辞任している。中年となっても戦闘能力は衰えておらず、ソドムに対しては自ら刀をとって決戦に臨んだ。

剣 獅子丸 (つるぎ ししまる)

『曉!!男塾 青年よ、大死を抱け』の登場人物であり、前作『魁!!男塾』の主人公剣桃太郎の息子。父から受け継いだ剣術と氣による技を得意とするが、世界各国での武者修行中に様々な達人へ師事し、奥義を学んでいる。性格は父より軽いが、強い義侠心や胆力を備えている。瞳が青く、母親が外国人とされているが、詳細は不明。

江田島 平八 (えだじま へいはち)

男塾の創設者であり、高齢でありながら『魁!!男塾』の時代と変わらぬ壮健さを見せる。しばしば常識を超えた強さを発揮するが、瑪羅門寺との戦いでは瀕死となる。

日登直樹 (ひのぼりなおき)

『曉!!男塾 青年よ、大死を抱け』の登場人物であり、男塾一号生筆頭(のちに副筆頭)。拳法などは修めておらず戦闘における活躍は少ないが、情に厚く仲間のために命を張る場面が多い。陸上競技の経験がありインターハイにも出場している。

黒巣 信長 (くろす のぶなが)

『曉!!男塾 青年よ、大死を抱け』の登場人物で男塾一号生。ゲタや傘などの日用品や近くにある物を武器とする無限流活殺術を得意とする。極端な外国人嫌いでプロレスラーや米軍兵士とトラブルを起こすが、獅子丸と出合った後は特に外国人を嫌う素振りは見せていない。

赤石 十蔵 (あかし じゅうぞう)

『曉!!男塾 青年よ、大死を抱け』の登場人物であり、前作『魁!!男塾』に登場した赤石剛次の息子。巨大な刀で様々な物を両断する一文字流斬岩剣を父より受け継いでいる。暴走族の総長として一号生と対立するが、獅子丸に敗れて暴走族を解散し、のちに男塾へ乳塾する。

張悟空 (ちゃんごくう)

W男杯の台湾代表として、獅子丸と戦う。孫悟空の子孫を標榜し、孫悟空をモチーフとした技や、軽妙な体術を駆使して戦う。初出場時は日本人を嫌っていたが、獅子丸との戦いを経て態度を軟化させた。のちに男塾へ入学する。

呉 袁紹 (ご えんしょう)

『曉!!男塾 青年よ、大死を抱け』の登場人物であり、中国拳法の総本山である神拳寺にあって千年に一人の逸材とも呼ばれる天才。W男杯の中国代表として獅子丸と決勝戦で戦い、激闘の末死に至るが、W男杯参加選手たちが心を一つにして送った氣により蘇生。のちに男塾へ入学する。

洪 恩来 (ほん えんらい)

W男杯中国大会の大会委員長を務めた老人で、江田島平八も敬意をもって接する大物。その正体はソドム世界会議の総統であり、鳳慧罵亜に必要な闘氣を集めるべく、W男杯をはじめとする男たちの戦いを仕組んでいた。

伊佐 武光 (いいさ たけみつ)

『曉!!男塾 青年よ、大死を抱け』の登場人物で、『魁!!男塾』『天下無双 江田島平八伝』以来の塾長の宿敵。ソドム世界会議の日本支部長として男塾を脅かし、失敗の末ソドム総統に消されたかに見えたが、実は洪大老と共謀してソドムをも利用していた。江田島平八の葬式に際しては、万歳三唱しながらも号泣した。

ローラン

瑪羅門寺の一員として獅子丸と袁紹を圧倒するが、戦いを中断して寺に帰り、後に獅子丸たちを首領暗亜辺へ案内する。その正体は中華人民共和国拳法局の秘密捜査官であり、瑪羅門寺で潜入捜査をしていた。のちに、格闘技集団の格付け機関「魅死臨」調査官へ転職する。

王大人 (わんたーれん)

『曉!!男塾 青年よ、大死を抱け』の登場人物で、『魁!!男塾』『天下無双 江田島平八伝』以来の塾長の盟友。幻術に長けた中国拳法の実力者であり、しばしば男塾塾生たちを陰から援助した。瑪羅門寺との戦いでは江田島平八が瀕死の間塾長代行を務め、紅神龍には自ら戦いを挑んだ。紅に敗れ死亡したと思われたが、後に生還する。

大河内 民明丸 (おおこうち みんめいまる)

主宰する民明書房にて中国拳法の奥義に関する著書を多数発行している。塾長とは『天下無双 江田島平八伝』以来の親交があり、塾長が呪術により瀕死となった際、剣桃太郎、王大人と共に塾長の死を装った。過去に中国で取材旅行をした経験と、中国拳法への豊富な知識を活かし、獅子丸たちの瑪羅門寺を目指す旅に同行する。

阿諷呂 (あふうろ)

フリンジのついた服で髪形はアフロと、70年代の黒人ロックミュージシャンのような風貌だが、中国拳法界幻の達人と呼ばれ常識を超えた超幻術を使う。獅子丸と袁紹に究極絶対奥義「魁」を伝授するが、瑪羅門寺からの刺客と戦い、死亡する。王大人の双子の弟。

紅 神龍 (ほん しぇんろん)

瑪羅門寺の第百六十一代首領であり、続投を望んで首領暗亜辺に参加し、塾長を死の淵に追い込んだ。強力な念で空間を歪めて離れた場所へ出現するなど、超人的な術を多数操る。能力を飛躍的に向上させる秘石を念の源としていたが、復活した塾長に敗れ、男塾と和解する。

大豪院 煌鬼 (だいごういん こうき)

『曉!!男塾 青年よ、大死を抱け』に登場する、男塾特号生。『魁!!男塾』に登場した大豪院邪鬼の息子であり、真空殲風衝をはじめとする強力な必殺技で瑪羅門寺の後継者候補らをも圧倒する。性格は非情・尊大・不遜だが、後輩らに対する情を秘めている。瑪羅門寺で死亡したと思われたが、五芒星によって蘇生し用される。

清元 篤 (きよもと あつし)

『曉!!男塾 青年よ、大死を抱け』に登場する、風雲羅漢塾塾生。男塾との対抗戦裏箱根地獄駅伝で、富士山頂にて獅子丸と闘った。元は暗黒組織五芒星に殺人拳継承者として育成された少年であり、熊田金造によって救出されていた。裏箱根地獄駅伝の終盤、五芒星に拉致される。

覆面男 (ますくまん)

『曉!!男塾 青年よ、大死を抱け』に登場する、覆面をつけた男。男塾の特別ガクランである赤殲ランを着ており、正体不明なまま男塾チームの一員として亜流魔偈呑に参加する。動作は俊敏で、大菩薩流という獅子丸さえ聞いたこともない拳法を使う。その正体は藤堂兵衛であり、正体を明かした対淤凛葡繻戦で戦死(のちに復活)する。 男塾に味方した動機は不明。

ヒミコ

五芒真理星教の教祖であり、中性的な風貌で国籍・性別・年齢とも不明な謎の人物。常に鼻から下をマスクで隠していたが、その下には不細工な素顔が隠されていた。幼少期からいじめられてきた復讐と、人々の尊敬を集めるため、親の遺産をもとに五芒真理星教を立ち上げ、拡大を目指した。

江田島 魁 (えだじま かい)

塾長の息子だが、事故で母を失ったトラウマから禿頭を見ると逆上するため、塾長とは疎遠になっている。街で不良集団の総長をしており、子分らが始めた男塾との抗争を引継いで獅子丸と対決。敗れるがトラウマが消え、子分達と共に男塾へ入学した。

集団・組織

男塾

『曉!!男塾 青年よ、大死を抱け』に登場する私塾。日本の真のリーダーを育てることを目標に、江田島平八によって創設された。数々の制度や「男塾名物」とされる全時代的なシゴキは、前作『魁!!男塾』と若干異なっている。

ソドム世界会議 (そどむせかいかいぎ)

『曉!!男塾 青年よ、大死を抱け』に登場する、世界を陰から支配し操る悪の国際組織。実は洪大老と藤堂兵衛の私欲のため組織ごと利用されていた。男塾OBとその同志らによって全容を暴かれ、壊滅する。

ソドム七福神軍団 (そどむしちふくじんぐんだん)

『曉!!男塾 青年よ、大死を抱け』に登場する集団。それぞれ七福神のコードネームを与えられた戦闘集団であり、日本海沖の七福神諸島で男塾一号生らを迎え撃った。ソドム壊滅後、生き残った福禄寿と弁才天が男塾に報復を企むが、悟空を愛した弁才天が福禄寿を倒して消滅。弁才天は塾生となる。

三面拳 (さんめんけん)

『曉!!男塾 青年よ、大死を抱け』に登場する集団。三面寺で育った最強の拳法家三名を指す代々の称号でもあり、『曉!!男塾』に登場するのは第百五十三代目、『魁!!男塾』に登場したのは第百五十二代目とされる。三名は人相による診断術・骨相撰術で選ばれるため、代々の三面拳はいずれも同じ顔をしている。

瑪羅門寺 (ばらもんじ)

『曉!!男塾 青年よ、大死を抱け』に登場する寺と、そこを本拠地とする拳法の一派。古代インド密教がルーツとされ、法儀・秘法儀と呼ばれる人智を超えた術を駆使する。千年の古より、世界の裏で歴史上の大きな事変に関係してきた。首領暗亜辺という選挙で首領の後継者候補が決定される。現首領は紅神龍。

五芒真理星教 (ごぼうしんりせいきょう)

『曉!!男塾 青年よ、大死を抱け』に登場する宗教組織。世界各界の超大物多数を信者としており、強力な洗脳マシンや暗殺者集団を用いて勢力を伸ばしている。教祖はヒミコ。本拠地は宇宙空間に浮かぶ、宮殿型の宇宙ステーション。

王家の谷の守護者達 (ふぁらお・すふぃんくす)

『曉!!男塾 青年よ、大死を抱け』で、格闘技大会亜流魔偈呑に参加したチーム。『魁!!男塾』で男塾チームと戦った同名の集団の流れをくむ。大将である当代のファラオ・ツタンカーメン十五世は現代的な思想を持ち、戦いにハイテクの利用も辞さない。

狼髏館 (ろうろうかん)

『曉!!男塾 青年よ、大死を抱け』で、格闘技大会亜流魔偈呑に参加したチーム。『魁!!男塾』で男塾チームと戦った同名の集団の流れをくみ、人智を超えた拳法を使う。男塾チームと戦う前にアフリカで巌娜亜羅チームと対戦し、敵全員を五分で葬った。幼い館主を五芒星に攫われており、奪回のため亜流魔偈呑に参加する。

淤凛葡繻 (おりんぽす)

『曉!!男塾 青年よ、大死を抱け』で、格闘技大会亜流魔偈呑に参加したチーム。『魁!!男塾』で男塾チームと戦った同名の集団の流れをくみ、大将の聖紆塵は『魁!!男塾』に登場した聖紆塵の息子。聖紆塵の強大な念により部下の二人も含め奇跡のような能力を発揮するが、ほとんどは強力な幻術である。彼らの女神とも言うべき女性を五芒星に誘拐され、奪回のため亜流魔偈呑に参加している。

イベント・出来事

W男杯 (わーるどおとこかっぷ)

『曉!!男塾 青年よ、大死を抱け』で開催される、国際規模の大会。世界各国を代表する若者が集い、生死を超越した極限の男を示す事を目的とする。開催は十年に一度で、『曉!!男塾』では中国の天安門広場で開催された。

首領暗亜辺 (どんくらーべ)

『曉!!男塾 青年よ、大死を抱け』に登場する寺・瑪羅門寺で行われる後継者選挙。候補者は実力を示すべく、外界の強者を次々と抹殺していく。現首領が続投を希望した場合は他の参加者と同様に成績を競う。

亜流魔偈呑 (あるまげどん)

『曉!!男塾 青年よ、大死を抱け』で開催された格闘技大会。参加五チームが「亜流魔偈呑」を一文字ずつ刻んだメダルを奪い合い、優勝チームは五芒星の本拠地に招待される。

場所

風雲羅漢塾 (ふううんらかんじゅく)

『曉!!男塾 青年よ、大死を抱け』に登場する、男塾と並び称される私塾。創始者の熊田金造は江田島平八のライバルであり、両者の決着をつけるべく塾生同士の対抗戦裏箱根地獄駅伝が行われた。

その他キーワード

鳳慧罵亜 (ほうえばあ)

『曉!!男塾 青年よ、大死を抱け』に登場する装置。卓越した者同士が戦うことで発生する生体エネルギー「闘氣」を子機で収集し、親機に持ち帰って集成する。その効果を受けた洪大老は若い肉体を手に入れ、また過去の闘いで使われた数々の奥義も一瞬でマスターしていた。

前作

魁!!男塾 (さきがけ おとこじゅく)

軍国主義調のスパルタ教育が日常の男塾で、剣桃太郎ら一号生らがシゴキに耐えながら珍騒動を巻き起こすコメディとして始まった漫画。次第に塾生と外敵の戦いが中心となり、塾長・江田島平八の宿敵を倒すべく天挑五輪... 関連ページ:魁!!男塾

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