概要
喰種対策局(CCG)所属。9月10日生まれの乙女座。血液型A型。身長:171.5cm、体重:67kg。階級は二等(初登場時)。クインケ「ドゥヒ(羽赫)」。横跳ね気味の癖毛を中央で分け、額を露出している。目が大きく、人懐っこさを感じさせる青年。大学生の妹・聖奈がいる。かつて近所に住む女性が喰種に殺され、それが原因で母が一時期精神的に不安定となる。その姿を見て、母を守るために喰種捜査官となることを決意した。対策Ⅰ課で法事項介准特等のパートナーを務める新米捜査官。有馬貴将と亜門鋼太郎に憧れている。アカデミー次席という、十分優秀な成績を挙げながら、常に自分より上にいた真戸暁(アキラ)や、異例の早さで昇進した鈴屋什造の二人に劣等感を抱いている。殊にライバル視しているアキラが有馬班を経て亜門のパートナーとなり、自分の憧れる2人と直接関わっているのもしゃくに障るらしく、顔を合わせる度に衝突している。アキラが現場で活躍する一方、自分がデスクワークばかりという点も、彼の焦燥に拍車をかけている。一方で、不承不承ながらもアキラの優秀さは認めており、特に彼女の勘はムカつくけど当ると吐露している。 嘉納明博の施術によって、半喰種となった滝澤は、「オウル」と呼ばれるようになる。赫子:鱗赫。黒かった髪は完全な白髪となり、赫眼が左目に発現する。「オウル」は英語で梟を意味しており、移植された赫子が「隻眼の梟」の芳村のものであることを示している。「オークション掃討作戦」でアオギリの樹配下の隠し球として登場。昔の仲間であった捜査官たちを惨殺してその肉を喰らい、顔見知りの後輩女性捜査官を情け容赦なく手にかけるなど、かつての滝澤からは考えられない凶行を繰り広げる。能力面でも佐々木排世を圧倒するほどの力を見せ、暫定レートはS以上。最終的にはSSレートの喰種に認定される。喰種となっても真戸暁(アキラ)に抱いていた劣等感は拭いきれず、一番に対する異常なまでのこだわりを見せる。また、喰種として凶行を重ねながらも、自らが喰種になる原因となったタタラへの恨みはそのままである。タタラを殺せば英雄として喰種対策局(CCG)に凱旋できる、と考えるなど、その思考は著しく整合性を欠き、喰種施術のトラウマが滝澤の精神を大きく蝕んだことを窺わせる。流島でアキラと亜門鋼太郎に救われた後、心の安定を取り戻し、金木研の率いる「黒山羊」に加わる。
登場作品
東京喰種トーキョーグール:re (とうきょうぐーる あーるいー)
石田スイのデビュー作『東京喰種トーキョーグール』の第二部。外見上は人間とほぼ同じだが、人間を捕食して生きる謎の存在・喰種。事故がきっかけで、そんな喰種と人間の狭間に立つ存在となってしまった青年・金木研... 関連ページ:東京喰種トーキョーグール:re